今週の金曜日から帯広氷まつりが3日間にわたり開催されます。冬の北海道でのイベントは各地で行われており、もっとも有名なものは札幌の雪まつりで、こちらは全国区のイベントですが、帯広の氷まつりもなかなかの盛り上がりを見せるイベントでもあります。雪の多い札幌と比べ、痛いような寒さが特徴の十勝ならではのお祭りです。雪像ならぬ氷像はかなりの芸術作品です。うちは巨大滑り台を主目的として今年も行く予定です。
労働基準法に違反する契約、例えば1日の所定労働時間が10時間や時間外労働に対して割増賃金を支払わないといった契約は当然無効となりますが、たまに従業員本人もその契約内容に同意の上だから問題ないのではというご質問をいただくことがあります。
ちょっと固い話になってしまいますが、労働基準法は民法の特別法の位置づけで制定されています。民法だけ見ると民法には契約自由の原則というものがありますので、何となく当事者同士が合意していればいいんじゃないのという気もします。しかし、特別法である労働基準法は強行法規、いわゆる当事者の意思に関係なく法律が強制適用されることとなっています。
よって前述の10時間労働や割増賃金を支払わないと言った契約はその違反部分が無効となり、労働基準法通りの契約に強制的に是正されることになります。労働基準法が強行法規なのは契約時に使用者と労働者は平等の立場で契約を締結するのが前提となっていますが、やはり力関係において使用者側の権力が強いことは明白であり、その権力を使い、労働者に不利な労働条件を盛り込んだ契約を締結することを防ぐためです。そのため労働基準法では労働条件に関する最低限の基準を定めています。
労働者を雇用していく上でよく引き合いに出される労働基準法ですが、労働者の方に最低限の生活を保障する意味でも非常に重要な法律なのは言うまでもありません。労働者の方の勤労意欲を維持するためにも労働基準法に沿った労働契約が必要になってくると思います。
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労働基準法に違反する契約、例えば1日の所定労働時間が10時間や時間外労働に対して割増賃金を支払わないといった契約は当然無効となりますが、たまに従業員本人もその契約内容に同意の上だから問題ないのではというご質問をいただくことがあります。
ちょっと固い話になってしまいますが、労働基準法は民法の特別法の位置づけで制定されています。民法だけ見ると民法には契約自由の原則というものがありますので、何となく当事者同士が合意していればいいんじゃないのという気もします。しかし、特別法である労働基準法は強行法規、いわゆる当事者の意思に関係なく法律が強制適用されることとなっています。
よって前述の10時間労働や割増賃金を支払わないと言った契約はその違反部分が無効となり、労働基準法通りの契約に強制的に是正されることになります。労働基準法が強行法規なのは契約時に使用者と労働者は平等の立場で契約を締結するのが前提となっていますが、やはり力関係において使用者側の権力が強いことは明白であり、その権力を使い、労働者に不利な労働条件を盛り込んだ契約を締結することを防ぐためです。そのため労働基準法では労働条件に関する最低限の基準を定めています。
労働者を雇用していく上でよく引き合いに出される労働基準法ですが、労働者の方に最低限の生活を保障する意味でも非常に重要な法律なのは言うまでもありません。労働者の方の勤労意欲を維持するためにも労働基準法に沿った労働契約が必要になってくると思います。
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