社労士・行政書士の徒然日誌

北海道帯広市の社会保険労務士・行政書士が日々の雑感等を徒然に綴ってゆきます。

パソコンの不具合

2005-11-30 | 徒然日誌
 今日は午前中はずっと事務所で書類の作成、午後からは助成金申請に係る事業所での立会いに行き、その後は書類の作成とパソコンの調子が悪かったので、事務機の担当者の方に来ていただき、見てもらいました。

 先々月ぐらいに以前使っていたノートパソコンから今使っているものにパソコンを切り替えました。以前使っていたものはOSがWindowsのMeだったのですが、メモリが足りなかったり、強制終了が多かったりとちょっと不具合が多かったです。新しいパソコン(Windows XP)になってからそのようなことはあまりなくなったのですが、他のパソコンとランでつないでいる関係からプリンタの設定がどうもおかしくなってしまったようです。WordやExcelで書類を作成し、印刷をかけると「応答なし」が頻繁に出たり、動作が異常に遅くなったりするようになってしまいました。これは前のパソコンではなかった症状です。私も大学が経営情報学科だったのでパソコンにはちょっと詳しく、ある程度の不具合なら大体原因がつかめるのですが、今回は全く原因がつかめず、専門の業者さんに見てもらいました。どうもプリンタのドライバがおかしいようで明日もう一度見てもらうことになっています。

 今や士業の事務所においてパソコンは必須になっていると思います。いつもあまり考えずに普通に使っているパソコンの調子が悪くなると、業務に大きな支障が出ることもあります。壊れたときに初めてパソコンの必要性が分かることもあります。データのバックアップ等をきちんととることはもちろんですが、パソコン自体を大事に使っていくことが重要だと思います。

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冬期雇用安定奨励金

2005-11-29 | 徒然日誌
 今日は午前中は昨日に引き続き書類を作成し、その合間に事業所回りをしていました。午後からは支部の研修会でした。今回の研修内容は季節労働者の離職関連と高年齢者雇用安定法の改正についてでした。この季節労働者の離職関連の研修についてはうちの支部では毎年行われます。

 季節労働者の離職に関する奨励金としてよく活用されるものとして「通年雇用奨励金」と「冬期雇用安定奨励金」というものがあります。この後者の冬期雇用安定奨励金を会社が受給するにはいくつかの条件があります。まず会社を離職し、失業給付としての一時金をもらったか又はもらう権利のある方を1月から3月の間に35日以上臨時就労させること、次にこの1月から3月の間の予定された日までに88,000円以上の冬期手当を支給(貸付)すること、そして5月31日までの予定された日までにその方を再雇用することが大きな条件となっています。他にも色々と制約や条件がありますが、大まかに書くとこんな感じです。

 この制度の趣旨は季節労働者が離職した後、冬場に仕事のなくなる労働者を臨時就労させること、冬期手当を支給することにより少しでも収入を増やしてもらい、なおかつ来春の雇用につなげ、雇用の安定を図ることにあります。しかし、国としてはなるべくなら季節雇用ではなく通年雇用にしてほしいという考えがあり、この奨励金は平成18年度で終了予定となっています。といいつつも今まで何度も終了予定が延びてきたので、今回もちょっと分からないですが・・。とにかく国としてはこの奨励金よりも通年雇用を増やすための通年雇用奨励金の方を推し進めていく考えのようです。当然、労働者の方にとっても不安定な季節雇用よりも通年雇用のほうが安心だと思います。この冬期雇用安定奨励金とも関連性のある通年雇用奨励金については次の機会に書きたいと思います。

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介護事業について

2005-11-28 | 徒然日誌
 今日は朝から事業所を回り、その途中に経営事項審査の申請を1件してきました。午後からは書類作成で、ずっとパソコンの打ち込みでした。もともと目が悪く、疲れやすいのですが、最近は眼精疲労がひどくて、ちょっとつらいです。

 今年になってから介護事業の立ち上げや介護基盤人材確保助成金申請等、介護関係の業務をやらせていただく機会が多かったのですが、この介護の分野というのは本当に奥が深いです。介護事業者の指定申請も行ったのですが、慣れていないせいもあり、結構手こずりました。申請先の担当者の方と何度も何度も打ち合わせをし、ほとんど毎日のように通っている時期もありました。色々な本を読んで勉強もしたのですが、習うより慣れろといった部分が多かったと今では思います。

 介護事業者の指定を受けるためには様々な基準をクリアしなければなりません。施設の設備基準、人員基準など、なかなか細かい所まできちんと適合するようにしなければなりません。運営規定なども他の事業所と同じようなものをというのは通用せず、その事業所の実態に合った運営規定をきちんと作らなければなりません。まあ、今考えると当然なのですが。(笑)

 今回私が立ち上げからやらせていただいた介護事業所の皆さんは本当にバイタリティにあふれており、事業所で話をするたびにこちらも頑張らねばと力をいただきました。実際の仕事現場もよく見させてもらいましたが、とにかく介護事業に携わる方というのは仕事に対しての情熱がすごかったです。介護指定等の業務の面ではもちろんですが、仕事に対する考え方という面でも勉強させていただきました。

 現在の日本は超高齢化社会ということもあり、介護事業所も増加傾向と聞きます。今後もこういった介護事業所の業務をさせてもらう機会が増えればと思います。

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助成金の現地確認

2005-11-27 | 徒然日誌
 今日は昼からちらほらと雪が降っています。冬の十勝は札幌のように毎日雪が降るわけではありませんが、たまに思い出したようにドカ雪が降ります。そのため、その日の除雪作業はとても大変で、翌日は必ず筋肉痛になっています。今年は雪が少ないことを願います。

 今週は助成金申請の支給決定にかかる現地確認みたいなものがあり、助成金の担当者が該当事業所へ来ます。もちろん私も事業所の責任者の方とともに立会い、担当者と色々と話をします。現地調査といっても提出した書類の確認のようなものですので、それほど突っ込んだ話はしないのですが、支給決定の最後の段階ともいえますので、気を抜かずにいきたいと思っています。

 今回の立会いは違いますが、助成金によっては札幌から提出機関の担当者がこちらへ訪問することもあります。担当者にも色々な方がいます。気さくな方もいて、今までの経験等から興味深い話をしてくれることもあり、色々と勉強になります。実際にお会いするのは2,3回ぐらいなのですが、こういった人との出会いは大事にしたいものです。

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季節労働者数の減少

2005-11-26 | 徒然日誌
 年末に向けだんだんと忙しくなってきて、事務所内も少しずつ慌しくなってきました。季節労働者の離職時期もそろそろで準備もなかなか大変です。

 以前にも書きましたが、建設業を始めとする冬季間に稼動ができない事業では季節労働者を雇い入れているところが多くあります。4,5月ごろに雇用保険をかけ、12月頃に離職をし、季節労働者は雇用保険の失業給付としての一時金を受給します。しかし、この季節労働者の数も年々減少してきていると聞きます。うちの事務所でもやはり数年前と比べると、離職する季節労働者が減っているように思います。季節労働者は期間雇用として雇用保険をかけますので、今年ある会社で雇われ、雇用保険をかけてもらったからといって来年も雇われるとは限りません。そういった意味でとても不安定な立場であるといえます。春に季節労働者として雇用保険をかけるときには前年いた方について同じ人を全員かけることも多いのですが、最近の北海道の建設業界の長引く不況により、前年とまったく同じというわけにはいかず、雇い入れる人数を減らしている会社も多くあります。

 良くも悪くも北海道の建設業界は公共工事頼みのところがありますが、その公共工事が減少していることが現在の不況の一因であることは間違いないと思います。建設業界にとっては厳しい時代ですが、ここを乗り越え、雇い入れ労働者をどんどん増やしていくような景気が戻ってくることを期待したいものです。

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傷病手当金の証明

2005-11-25 | 徒然日誌
 今日は午前、午後ともに集金等で事業所を回りました。昨日札幌で助成金支給申請書を提出してきた事業所も訪問し、結果報告と追加書類を預かってきました。追加書類は早々に郵送したいと思います。事業所回りの合間に来週提出する経営事項審査の書類も準備万端にしておきました。又、傷病手当金の証明をもらうために病院へも書類を提出し、証明のお願いをしてきました。

 傷病手当金は業務外で健康保険被保険者の方が怪我や病気等で療養中となり、仕事ができない状態で給料等をもらっていない場合に受給できます。受給できる額は社会保険料の標準報酬日額の60%となっています。この傷病手当金の受給要件はあくまで傷病等で仕事ができない状態である事なので、被保険者本人がかかっている病院から労務不能の旨の証明をもらわなければなりません。この証明をもらうのが病院によって時間のかかり方が結構違います。ある程度小規模な病院であればすぐに証明が出来上がることが多いのですが、比較的大きな病院だと証明に結構時間がかかることもよくあります。これは労災の休業補償の証明をお願いしたときも同じですが、あまりに遅いときはこちらから催促することもあります。被保険者の方にとっては給料等の収入がなくなり、この傷病手当金が唯一の収入になる方もいるわけです。当然できるだけ早く手続をしたいと思っているのですが、そんな時になかなか証明ができてこないとちょっとイライラすることもあります。まあ、病院側にも色々都合があると思うのですが・・。生活がかかっている方もいるわけですから、なるべく急いでもらえればと思います。

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人脈とは

2005-11-24 | 徒然日誌
 今日は助成金書類提出のため、JRで札幌へ行ってきました。普段は車で札幌へ行くことも多いのですが、今回は日帰りで行くことと峠が雪模様だと大変なのでJRで行って来ました。助成金の方は色々と指摘、修正をされ、追加書類を提出することになりましたが、受理はしてもらいました。今回提出する助成金は初めて手続きした助成金だった事もあり、ちょっと色々と手際が悪く、反省点も多くありましたが、とても勉強になりました。

 行き帰りのJRの中で以前から読もうと思っていた「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を読みました。ミリオンセラーだけあって、とても読みやすく一気に読み切ってしまいました。題名の通りの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」といったいくつもの身近な疑問点から会計の本質を知ってもらおうという本なのですが、本当に会計学の考え方の基礎みたいなものがよく分かりました。この本の中に「100人と薄っぺらい関係を築くのではなく、100人の人脈を持つ一人の人間と深くしっかりとした関係を築くべきなのだ」と人脈に関する記述があり、なるほどと思いました。異業種交流会で名刺をたくさん配っても顔は広くなるが、人脈とは別物であるとも書かれており、仕事柄、人脈についても色々と考えている私にとってはまさに目から鱗の文章でした。やはり人脈は広く浅くよりもたとえ狭くても深い関係を築いていくことこそが、その後につながっていくのだと強く感じました。

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雇用保険の短時間被保険者

2005-11-23 | 徒然日誌
 今日は天気が良かったので、ちょっと郊外までドライブをしてきました。本格的な冬が到来し、雪が積もるとこういったドライブも気軽にすることができなくなります。ドライブが好きな私にとってはちょっとつらいですが、冬場のドライブは気を使いますし、危険も多いので遠出は自重したいと思います。

 先日、雇用保険の新規適用書類を提出したのですが、この事業所では何名か短時間被保険者の方がいらっしゃいました。雇用保険の短時間被保険者とは一般の被保険者とはちょっと違いがあります。短時間被保険者になるには2つ条件があり、1つ目は週の労働時間が20時間以上30時間未満であること、そしてもう1つは1年以上の雇用が見込まれることとなっています。ですから、季節雇用のように1年未満の期間で雇用をする場合に週の労働時間が短いと雇用保険をかけることはできません。

 この短時間被保険者は雇用保険料は一般の被保険者と変わらないのですが、失業給付をもらう権利を得るための期間が違います。一般の被保険者は原則離職直前1年間に14日以上働いた月が6ヶ月以上あれば失業給付をもらう権利が発生しますが、短時間被保険者の場合は11日以上働いた月を2分の1ヶ月とみなし原則離職直前2年間に6ヶ月以上あるかどうかで権利があるかどうかを判断します。つまり権利を得るためには11日以上働いた月が12ヶ月必要ということになります。

 働いてる途中で週の労働時間が変更になり、一般の被保険者から短時間被保険者へ又は逆へ変更になる方もいます。これを雇用保険上区分の変更といいます。この区分の変更があった場合に区分変更した後すぐに離職した際には一般の被保険者、もしくは短時間被保険者としての期間が短く、失業給付をもらう権利が取れない場合がありますので被保険者期間のみなし制度があります。これについては次の機会に書きたいと思います。

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有給休暇の時間単位での取得

2005-11-22 | 徒然日誌
 天気予報どおり昨晩から雪が降り始め、今日の朝はうっすらと雪が積もりました。道路も久々のツルツル路面で私を含め、どの車も朝はのろのろ運転でした。

 有給休暇の時間単位での取得を可能にする方針が厚生労働省で検討されているようです。有給休暇は労働基準法上は6ヶ月働き、その期間8割以上出勤すると10日の有給休暇の権利が発生します。その後は働いた期間、8割以上出勤により増えていき最高20日までとなっています。有給休暇の消滅時効が2年となっているので前年の有給休暇を全く使っていない労働者は有給休暇の残日数が最高40日になる場合もあります。

 この有給休暇を時間単位での取得を可能にするということですが、当然国の考えとしては未消化の有給休暇が多いため、1日単位ではなく時間単位で取得を可能にし、有給休暇の利用を促進しようということだと思います。しかし、有給休暇の取得率を高めるための政策としては効果が薄いような気がします。というのも現在有給休暇の取得率が低くなってきているのは職場の雰囲気にあると考えるからです。有給休暇の取得を促進するためには有給休暇をとりやすい職場の雰囲気を作ることが大切だと思います。これはなかなか難しいことで、問題の一つとして事業主さんが有給休暇に理解がない場合があります。こういった職場だと誰も有給休暇を取らず、その状態が続くことにより有給休暇を取りにくい職場環境が形成されていきます。これは国の政策云々で良くしていける問題ではないような気がします。こういった労務管理について社会保険労務士がもっともっと積極的に関与し、よりよい職場を作っていければと思います。

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健康保険証

2005-11-21 | 徒然日誌
 十勝は今夜から雨もしくは雪が降るそうです。タイヤ交換はもう終えたので、心配ないのですが、冬場の運転はとにかく気を使います。少しでもボーっとして走っていると、ひやりとすることもしばしばなので今年の冬も気を抜かずに運転したいと思います。

 今日は午前中は集金等で事業所回りをして、午後からは地域創業助成金の書類作成です。何とか札幌へ行くまでに間に合いそうです。そんな中、先日社会保険の新規適用書類を提出した事業所の保険証ができてきました。カード化になってからは保険証を重ねると結構かさばります。被扶養者の方にも保険証が1枚1枚交付されますので、事業所の被保険者の人数が多い場合にはかなりの厚さになります。

 以前、社会保険の被保険者の人数の多い事業所で会社の名称の変更があったのですが、そのときはなかなか大変でした。というのも一人一人の保険証を被扶養者の分も全て集めて、社会保険事務所へ変更届とともに提出し、名称の変更手続きが終わった後は当然のことですが、同じ枚数の保険証が出来上がってくるからです。確認等を含め、結構な作業でした。

 以前にも書いたかもしれませんが、保険証をせっかくカード化したのですから、磁気等を組み入れて色々と使えるカードならもっとよかったのではないかと思います。

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