社労士・行政書士の徒然日誌

北海道帯広市の社会保険労務士・行政書士が日々の雑感等を徒然に綴ってゆきます。

従業員の定着率の向上 2

2008-03-17 | 徒然日誌
 今日も比較的暖かい1日となりました。この時期になると雪が解け道路がびちゃびちゃになることで車がかなり汚れます。週末になると洗車をする方も多いですが、私は洗車というものをたまにしかしません。当然車も結構汚れています。洗車しても又、すぐ汚れてしまうだろうという打算的な考え方があるからだと思います。ただ今年は毎日のようにあっちこっちへ頑張ってくれてる車へのねぎらいの意味もこめて、洗車もできるだけ行いたいと密かに思っています。

 先日北海道の大手ハウスメーカー木の城たいせつが破産申請を行いましたが、今日の十勝の地元紙に帯広に本店を置く十勝管内大手の建築工事業者が民事再生を申請した記事がトップに掲載されていました。民事再生ですので、今後立て直しを図る事が予想されますが、取引先等に与える影響は甚大だと思われます。依然続く建設業界の不況のあおりを受け、特に地方の建設業者はかなり疲弊しているといえます。先行きはまだまだ不透明で、大変な時代ですが、十勝全体が少しでも元気になることを望みたいです。

 前回の記事で従業員の定着率の向上における衛生要因について書きましたが、次の段階として動機付け要因についての対策を行う必要があります。動機付け要因とは簡単に言うと仕事にやる気を持たせる要素のことです。

 対策としては責任ある仕事を任せること、能力向上やキャリアアップの道筋をつける、又、自己申告制度など従業員がやりがいを持てる仕組み・制度を構築することが考えられます。仕事を行う上で、自分の成長を感じられる環境を整備する事は労務管理上、非常に重要な事といえます。こういった環境が「この会社で働き続けたい」と思わせる要因になると考えられます。

 前回の衛生要因と今回の動機付け要因で従業員のモチベーションのアップについてかなり簡単に書きました。理論的にはこういった対策を打っていくことで定着率の向上につながるのかもしれません。しかし、実際にはなかなか上手くいかないことも多いと思います。それはやはり従業員さんはそれぞれ多種多様な考え方や感情を持っているからです。この辺について個人的にもうちょっと考えるところがあるので、次回書きたいと思います。

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