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デジカメ競馬日記(重賞プレイバック)

私が撮影した競馬のレース写真を紹介しながら、過去のレースを振り返ります。たまに予想も。

ダービー卿チャレンジトロフィーメモリアル(ブラックホーク)

2006年03月30日 00時02分20秒 | 中山競馬場

ブラックホーク(左から2頭目)が重賞初挑戦でも楽々クリア。約20万円をはたいて
購入した一眼レフカメラ「ニコンF90」を初めて使った思い出深いレースです。

1998年 4月11日 中山競馬場
第30回 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)芝1600m やや重 11頭
1着△2ブラックホーク 牡5(56岡部)1:34.3 2人気
2着◎11ケイワンバイキング セン7(57横山典)1馬身3/4 1人気
3着…5エイシンガイモン 牡6(58武豊)1馬身3/4 4人気
単380 馬530 的中

前走同コースの東風Sを逃げ切って3連勝中のケイワンバイキングが1人気。900万、1600万を連勝中で8戦4勝のブラックホークが2人気と重賞初挑戦の2頭が人気を分け合いました。他にはマイネルマックス、エイシンガイモン、ホッコービューティーなどが人気になっていました。

ケイワンバイキングがよどみのない平均ペースで逃げ切る展開をブラックホークが坂下から脚を伸ばし、坂上でキッチリ交わす余裕の完勝。これで9戦5勝。評判馬がようやく頭角を現し、続く京王杯3着をステップに春のG1、安田記念へコマを進めました。

海外遠征を控えた断然人気のタイキシャトルに続く2人気に推されるも、バシャバシャの不良馬場が堪えて初の掲示板を外す11着と大敗。1年の休養を経て新潟関屋記念で日本レコード決着で2着と復活をアピール。暮れにスプリンターズSでアグネスワールドを差し切り待望のG1勝利を収めました。

当ブログ内関連リンク
安田記念メモリアル(ブラックホーク)2005年 6月 5日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/7d5097707195e24c1fe82c7e69696bb9

<撮影メモ>ニコンF90最初の撮影日
前の週に新しいカメラ「ニコンF90」を中古で購入し、初めて使ったのがこの日でした。中古ながら本体10万円、レンズが9万円と高い買い物!シャッターが壊れたニコンFE2を修理して使ったとしても、ピントとシャッターが手巻きでは、動きのある被写体相手では失敗も多いので、より良い写真を撮るための苦渋の決断でした。

この頃は、本体とレンズの間に装着する「テレコンバーター」はまだ買っておらずマニュアル仕様のまま、イコールまだピントは手合わせでした。シャッターはオートでしたが、まだ新しい本体に慣れない撮影で、ゴール前はピンボケで失敗。これが唯一見せられる写真でした。

この月下旬にはオートフォーカス用のテレコンバータも購入し、購入2か月目で、ようやく本来のオートフォーカス撮影が出来たのでした~。


スプリングステークスメモリアル(タニノギムレット)

2006年03月18日 10時07分34秒 | 中山競馬場

タニノギムレットとテレグノシスという後のG1馬が豪快な併走で追い込み。
筋骨隆々の鍛えられた馬体、ピッチ走法での追い込みが印象に残っています。

2002年 3月17日 中山競馬場
第51回 スプリングS(G2)芝1800m 良 16頭
1着◎11タニノギムレット 牡3(56四位)1:46.9 1人気
2着…14テレグノシス 牡3(56勝浦)クビ 8人気
3着▲3アグネスソニック 牡3(56蛯名)2馬身1/2 4人気
単130 馬2,000

シンザン記念、アーリントンCと年明け以降重賞2連勝中のタニノギムレットが単勝1.3倍という断然の1人気。2週前に落馬で骨盤骨折の大怪我を負った主戦の武豊騎手に代わって今回は四位騎手との初コンビでした。

ダートの500万を圧勝した2人気ローエングリンが逃げ、ラジオたんぱ杯勝ちのメガスターダムが2番手、というよどみのないペースに後方待機のタニノギムレットとテレグノシスが4角で大外を回り、豪快な併走で猛然と追い込み1、2着。当時は人気がなかったテレグノシスも伸びて力のあるところを示しましたが、タニノギムレットの脚色が上回り、これで重賞3連勝。

中山でも豪快な追い込みを見せられ、皐月賞でも断然の1人気でしたが、ドイル騎手の手綱で内を器用に立ち回ったノーリーズンに追い込み届かず僅差の3着。ゴール板直前に四位騎手が追うのをやめたのでは?とJRAに怒りの抗議が殺到したとか?

続くNHKマイルカップでは、トニービン産駒のテレグノシスが優勝。スプリングSで追い込んだ脚はダテではなかった。そして武豊騎手に手綱が戻ったタニノギムレットは3着でまたもやG1にあと1歩届かず。そして今度こそ、と巻き返しを誓った日本ダービーでは、大外を回って追い込み、シンボリクリスエス以下を振り切り待望の戴冠。

タニノギムレットは5月までに年明け6戦という強行ローテーションのツケが響いたか?日本ダービーの後に骨折が判明し引退を発表。短い現役生活にピリオドを打ちました。ストライドの小さいピッチ走法での追い込みは想像以上に負担をかけていたんですね。筋骨隆々の鍛え上げられた馬体は、ハードな調教で知られる松田国英厩舎ならでは。

当ブログ関連リンク

日本ダービーメモリアル(タニノギムレット)2005年5月29日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/5f6b5fefc984546d709dea68f0dbdb22

スプリングステークスメモリアル(バブルガムフェロー)2005年3月18日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/461b4c0b1ed6536a46f855b33d6f18e4

スプリングステークス速報(ダンスインザモア)2005年3月20日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/b5a7819579050cfe5645dce7e622b503


アネモネステークスメモリアル(ダイワルージュ)

2006年03月09日 00時18分31秒 | 中山競馬場

一口馬主の愛馬出走を楽しみしていたはずの友人が前日の交通事故で亡くなる、
というショッキングな出来事は、今でも決して忘れることができません。

2001年 3月10日 中山競馬場
第10R アネモネステークス 芝1600m 良 13頭
1着1ダイワルージュ 牝3(54北村宏)1:36.4 1人気
2着5リワードアンセル 牝3(54後藤)クビ 3人気
3着4シェリルウーマン 牝3(54横山典)クビ 2人気
単180 馬420

阪神3歳牝馬Sでテイエムオーシャンの2着と健闘したダイワルージュが人気通りの快勝。これで4戦3勝、桜花賞での有力候補でしたが、輸送のマイナス体重が響いてか、再びテイエムオーシャンに離された3着でした。

この頃から父サンデーサイレンス×母父がノーザンテーストの仔はG1を勝てない、と言われてきましたが、その後デュランダル、アドマイヤマックスなどがG1を勝って、嫌な血統のジンクスも「過去のもの」となりました。

当ブログ内関連リンク
新潟2歳ステークスメモリアル(ダイワルージュ)2005年9月2日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/41318fbf8887e3d7dbe43aad141a3f8b

<撮影メモ>ニコンF90
「2001年3月10日」。この日は競馬場に来るはずだった友人が交通事故で急死するという大変ショッキングな日でした。

このアネモネSに出走する「ジュエリーシチー号」の一口馬主、当然愛馬出走を楽しみに競馬場に来て応援するはずのY氏。しかし今日はなかなか来ない・・・と心配をよそに、8Rが終わったことろで、写真撮影の合間に皆の席のところへ戻ってくると「昨日の交通事故で亡くなった」という一報が。最初は冗談かと思い、素直に事実を受け入れられませんでした。

涙をこらえて10RアネモネSのジュエリーシチー号の単勝馬券を握りしめ、このレース写真を撮影。未明に亡くなった故人の遺志を継いでか?内から懸命に伸びようとする吉田豊騎手とジュエリーシチー号がこの写真にも写っています(右から3頭目のピンクの帽子の馬=結果は8着)。

彼から生前いただいたジュエリーシチー号のテレカ(優駿ホースクラブ作成)を見るたびに亡くなったこの日のことを思い出します。レース終了後、競馬場に集まった友人一同、明るい色のシャツ&ズボン姿という、大変失礼とは思いながらも普段着のままお通夜に参列。それにしてもあまりにも急な別れでした。

先週の弥生賞観戦の前に彼の墓前に立ち寄り手を合わせ「志半ばで命を絶たれた彼の分まで競馬を全力で楽しむ」ことを誓って、思いを新たにしました。そういう思いが通じ、彼が背中を押してくれたのかも・・・?


弥生賞メモリアル(スペシャルウィーク)

2006年02月28日 23時55分59秒 | 中山競馬場
3強と言われた弥生賞はスペシャルウィークに軍配!武豊騎手は同一重賞3連覇。
さすがクラシックに直結する弥生賞、この3頭がそのまま皐月賞でも上位を占めました。
今年もクラシックを目指す有力どころが集結、見逃せない1戦になりそうです。

1998年 3月 8日 中山競馬場
第35回 弥生賞(G2)芝2000m 良 13頭
1着○13スペシャルウィーク 牡4(55武豊)2:01.8 2人気
2着▲10セイウンスカイ 牡4(55徳吉)1/2馬身 3人気
3着◎3キングヘイロー 牡4(55福永)4馬身 1人気
単280 馬750的中

・クラシックの有力どころが集結
クラシックの本番、皐月賞と同距離、同コースで、本番までの間隔もちょうどよいことから、毎年有力どころが多数出走し、出世レースと言われている弥生賞。この年は欧州の超量血キングヘイロー、きさらぎ賞を勝ったスペシャルウィーク、同じコースのジュニアCを圧勝した関東馬セイウンスカイ。この3頭が「3強」と呼ばれて人気を分け合っていました。

・スペシャルウィークが差し切り勝ち
レースはセイウンスカイが軽快な逃げで、4角では後続を突き放してセーフティリード。普通なら楽々逃げ切る展開を、武豊騎手のスペシャルウィークが猛然と追い上げ、最後は交わして半馬身先着。ストライドが大きく、スケールの大きな走りに、クラシックに向けて大きく期待が膨らみました。キングヘイローはさらに後方からで差し脚届かず、離れた3着でした。

・皐月賞では弥生賞で敗れた2頭が巻き返し
本番皐月賞でもこの「3強」が上位を独占しましたが、弥生賞で敗れた2頭セイウンスカイ、キングヘイローは巻き返しに意欲。セイウンスカイは徳吉騎手から横山典騎手に乗り替わり、先行策で押し切り勝ち。キングヘイローも課題だった先行策を身につけ、仮柵が外れたグリーンベルトを利用して1、2着。

・敗れたスペシャルウィークがルールを変えた!
一方大本命だった武豊騎手のスペシャルウィークは多頭数で馬場の悪い外を回され、届かず3着で明暗がクッキリ。レース後、武豊騎手が馬場の内外の有利不利が大きいと指摘し、翌年からは仮柵の保護(グリーンベルト)もなくなり、公平な馬場になるように変更された、というエピソードもありました。

・惜しくも4連覇はならず
武豊騎手は96年のダンスインザダーク、97年のランニングゲイルに続き、スペシャルウィークで弥生賞3連覇。出世レースらしく、有力馬に騎乗する武豊騎手ならではの記録か?しかし翌年はアドマイヤベガで追い込み届かず、ナリタトップロードの2着、同一重賞4連覇はなりませんでした。

・悲しい過去を払拭する活躍!
スペシャルウィークは誕生と同時に母親が死亡するという、いわゆる「忘れ形見」の存在。その後、生産牧場(日高大洋牧場)が火災に遇ったりと不運に見舞われましたが、その後スペシャルウィークの日本ダービー制覇や春秋天皇賞制覇、ジャパンカップ優勝などの活躍で、関係者や母の死も報われたことでしょう。1頭の馬にもこのようなドラマがあるのが競馬の魅力の1つです。

スペシャルウィーク 牡 1995年 5月 2日生 黒鹿毛 白井寿昭厩舎
父:サンデーサイレンス 17戦10勝
母:キャンペーンガール(母父:マルゼンスキー)
主な勝ち鞍:日本ダービー(G1)、ジャパンカップ(G1)、天皇賞・春(G1)、天皇賞・秋(G1)、阪神大賞典(G2)、アメリカJCC(G2)、京都新聞杯(G2)、弥生賞(G2)、きさらぎ賞(G3)

中山記念メモリアル(サクラローレル=その2)

2006年02月23日 02時28分54秒 | 中山競馬場
1996年 3月10日 中山競馬場
第70回 中山記念(G2)芝1800m 良 15頭
1着5サクラローレル 牡6(57横山典)1:47.2 9人気
2着3ジェニュイン 牡5(57岡部)1馬身3/4 1人気
3着10サイレントハピネス 牝5(54橋本広)1/2 5人気
単1,950 馬4,570

ちなみにこれがサクラローレルの返し馬(スタート直前)の写真。13か月ぶりでプラス6キロの496キロ。チョコレート色に輝く栃栗毛が印象的です。

中山記念メモリアル(サクラローレル)

2006年02月23日 02時12分10秒 | 中山競馬場
両前脚を骨折したサクラローレル(写真中央奥、帽色=赤)が1年1か月ぶりの鮮やかな復活劇。休み明けとはいえ、今にして思えば単勝9人気で19.5倍という人気のなさには驚きです。

1996年 3月10日 中山競馬場
第70回 中山記念(G2)芝1800m 良 15頭
1着5サクラローレル 牡6(57横山典)1:47.2 9人気
2着3ジェニュイン 牡5(57岡部)1馬身3/4 1人気
3着10サイレントハピネス 牝5(54橋本広)1/2 5人気
単1,950 馬4,570

前年の秋の天皇賞では4歳馬ながら2着のジェニュイン、京都記念を叩いたナリタキングオー、中山牝馬Sでは人気を裏切ったサイレントハピネス(スティンガーの姉)という明け5歳馬が人気になっていましたが、他にも上がり馬エーブアゲイン(3人気)、天皇賞2着のセキテイリュウオー(4人気)、前年の覇者で60キロを背負ったフジヤマケンザン(7人気)など多彩なメンバーで行なわれました。

有力視されていた前年の天皇賞春を直前に両前脚を骨折し休養していたサクラローレルの復帰戦だった中山記念。小島太騎手が引退のため、横山典騎手との新コンビでしたが、休養明けも関係なし、坂下から力強い伸び脚で完勝。単勝は19.5倍で驚きましたが、1人気ジェニュインとの馬連は45倍。馬連はそこそこ売れていたようです。

サクラローレルはここをステップに春の天皇賞に挑戦。この中山記念の1日前、阪神大賞典で歴史的な名勝負を演じたナリタブライアン、マヤノトップガンという強力ライバルを差し切って堂々の天皇賞制覇となりました。

<撮影メモ>ニコンFE2
4コーナーの写真では各馬横一戦。外(右)をまくって上がってきたオレンジの帽子が柴田善騎手のエーブアゲイン(10着)。内(左)から3頭目の黒い帽子が岡部騎手で2着のジェニュイン。馬群の左右真ん中の後方にいる赤い帽子が勝ったサクラローレル。4コーナーは勝負どころで迫力十分ですが、レースの写真としてはややインパクトに欠けるところ。この日以降、4コーナーで写真を撮ることもありませんでした。

中山金杯メモリアル(ベストタイアップ)

2006年01月03日 22時10分58秒 | 中山競馬場
G3では大威張りのベストタイアップ、岡部騎手がソツない競馬で順当勝ち。
しかし次走の東京新聞杯直後に骨折が判明、そのまま引退となりました。

1997年 1月 5日 中山競馬場
第46回 中山金杯(G3)芝2000m 良 15頭
1着…1ベストタイアップ 牡6(57岡部)2:01.5 1人気
2着…2マウンテンストーン 牡5(54蛯名)1馬身1/2 2人気
3着…4エスジーフラット 牡8(53横山賀)3/4馬身 4人気
単240 馬1,080

プレストシンボリ、シルクグレイッシュ、インタークレバーの先行勢がつくる早いペースに岡部騎手のベストタイアップは内でじっと後方待機。3角から各騎手の手が動くハイペース、直線入口で先に抜けたマウンテンストーンに満を持してベストタイアップが力強い末脚で差し切り勝ち。

前年、東京で行なわれた「中山金杯」以来の勝利で、違う競馬場での金杯連覇となりました。1年ぶりの勝利でしたが、秋の天皇賞で僅差6着などがあり、G3では格が違ったか?骨折の治療で、脚にボルトが入ったままでの力強い走りは胸を打たれました。

ベストタイアップはこの後も東京新聞杯を断然人気で差し切り、重賞連勝を果たしましたが、レース直後に再び骨折が判明。翌日に手術が行なわれましたが、そのまま引退、種牡馬入りが発表されました。

馬券的には新年最初の競馬でお年玉が欲しいところ。人気馬総崩れを期待して、追い込み52キロの牝馬スプリングバーベナ(11人気)に期待、ハイペースで展開的にはドンピシャでしたが、いい脚を見せるも5着止まりでした。この年は人気サイドの決着でしたが、中山金杯では毎年、格下の軽量馬が人気薄で波乱を起こしているので、今年も穴狙いでお年玉を狙います。

<撮影メモ>ニコンFE2
 有馬記念の余韻も冷めぬうちに、新年最初の競馬開催。毎年金杯は曜日に関係なく「1月5日」と決まっており、平日でも「どこから来たのか?」というくらい、かなりの人が入ります。しかもこの年は日曜日と重なって、普段の金杯を上回るかなりの人が入っていたと記憶しています。写真で見える内馬場の入りを見てもお判りいただけると思います。

雨は大丈夫でしたが、午前中で陽は隠れ、かなり寒い1日。メインレースの時間帯はかなり暗くなってきたので、ISO=1600の高感度フィルムを持ってしても手持ちで400mmでは手ブレの心配があり断念。2倍のテレコンバーターを外して200mm相当で撮影したので小さいですが、ゴール板に当たる照明を頼りに明るめに撮影できました。

有馬記念メモリアル(サクラローレル)

2005年12月23日 00時35分14秒 | 中山競馬場
サクラローレルが消化不良だった天皇賞のうっぷんを晴らす快勝劇。
「名伯楽」といわれた境勝太郎調教師は最後のG1勝利で有終の美。

1996年12月22日 中山競馬場
第41回 有馬記念(G1)芝2500m 良 14頭
1着◎6サクラローレル 牡6(56横山典)2:33.8 1人気
2着△11マーベラスサンデー 牡5(57武豊)2馬身1/2 3人気
3着…4マイネルブリッジ 牡5(57坂本)1/2馬身 14人気
単220 馬900的中

天皇賞・秋は馬群で脚を余して3着に敗れた◎サクラローレルがジャパンカップをパスして、有馬記念1本の調整。引退した小島太騎手に替わってこの年から手綱を取った横山典騎手が天皇賞の騎乗ミスを返上、定年を迎える境勝太郎調教師に最後のG1をプレゼントしました。

重賞4連勝で臨んだ天皇賞でも4着と実力を示した△マーベラスサンデーがここでも早め進出で2着確保。3着にはなんと最低人気の…マイネルブリッジが入り、複勝は1,930円。天皇賞17着から福島記念、ディセンバーSと裏街道からの出走でしたが、この年は変則開催で夏から使い続けて、時計がかかる馬場も味方したか?

2人気で前年の覇者、…マヤノトップガンは若干速いペースに巻き込まれたか?見どころなく7着に敗戦。菊花賞2着の○ロイヤルタッチが4着、ラストランはテン乗り河内騎手とのコンビ、ヒシアマゾンが5着でしたが、スタートの出遅れが響きレースに参加できませんでした。

牝馬では他にもJCでシングスピールのハナ差2着のファビラスラフイン、エリザベス女王杯勝ちのダンスパートナー、ダートの交流重賞7連勝を含めてこの年重賞8勝もしたホクトベガ(この時のみ藤田騎手)と一線級が出走、さすがグランプリという顔ぶれでした。

サクラローレルはいわゆる「チョコレート色」の栃栗毛の馬体に、高く脚を上げるフォームは独特で、走法や血統背景(父:レインボウクエスト)からも欧州の芝が合う、と言われて、翌秋の凱旋門賞に挑戦すべくに武豊騎手とともにフランスに遠征。しかし、凱旋門賞の前哨戦、フォア賞(G3)でレース中に故障発生、最下位入線であえなく引退となりました。

サクラローレル 牡 1991年 5月 8日生 栃栗毛 境勝太郎厩舎→小島太厩舎 22戦9勝
父:レインボウクエスト
母:ローラローラ(母父:サンシリアン)
主な勝ち鞍:有馬記念(G1)、天皇賞・春(G1)、中山記念(G2)、オールカマー(G2)、金杯・東(G3)

<撮影メモ>ニコンFE2
毎年ダービーと有馬記念だけは客の入りが違う、というのを肌で実感した1日。通常の日曜とは違い、なんといっても撮影場所の確保に大苦労。一度離れると、再び同じ場所を確保するのはまず無理で、結局ゴール板のはるか先のウィナーズサークル付近の通路(車椅子用の席付近)を陣取ることに。メインレースまですべての馬券を買ってから5RのホープフルS(勝ち馬はたしかエアガッツ)からは1歩も場所を動かず。場所のためならトイレもガマン、3時間近く、じっとメインレースを待つのはかなり辛かった難産の1枚。

とはいえ、正直懲りたので、以降の有馬記念のレース写真はありません。翌年から有馬記念だけは写真撮影を断念。競馬場に行っても場所を決めずに観戦するスタイルを確立しました。

くしくもその後に贔屓のグラスワンダーが連覇するという皮肉でしたが、有馬記念当日だけは観戦(撮影)場所の確保、維持の労力が尋常でないので、安全第一の方策。競馬と長~く付き合うためには、少々のあきらめも必要かと。

ディープインパクトが史上初の無敗4冠なるか?という歴史的瞬間で入場人員も記録的な数字が予想されますが、昨年に続いて今年も競馬場観戦は回避。観戦する皆さんはおケガのないようお祈りしています。

フェアリーステークスメモリアル(マルターズヒート)

2005年12月17日 09時46分53秒 | 中山競馬場
阪神JFを10着に敗れたマルターズヒートが3馬身差の圧勝で人気に応える。
G1惨敗組の好成績が目立つフェアリーS。今年はどうか。

2003年12月21日 中山競馬場
第20回 フェアリーS(G3)芝1200m 良 16頭
1着◎8マルターズヒート 牝2(54バルジュー)1:09.2 1人気
2着○4ホシノピアス 牝2(54後藤)3馬身 4人気
3着…11アドマイヤマジック 牝2(54田中勝)※クビ+2馬身1/2 2人気
失格△13レイズアンドコール 牝2(54北村宏)9人気
単240 馬1,740 3連2,550
※3位入線の△13レイズアンドコールは進路妨害で失格惜しい!

阪神JFでは10着に敗れましたが、ファンタジーS3着の実績を買われ1人気のマルターズヒートが3馬身差の快勝。短期免許のバルジュー騎手は、先週の朝日杯(コスモサンビーム)に続いて、中山で2週連続重賞制覇。この頃には、とりあえず外国人ジョッキーは買っておけ、という風潮が定着し、多くの有力馬に騎乗するようになりました。

2着にはダート500万を4着からの転戦で、初芝のホシノピアス。3着には9人気の人気薄でも馬券を買っていたレイズアンドコールが入ってゴールイン。しかし直線200m地点で北海道競馬所属ケイジーロマンの斉藤正騎手が落馬しており、レースは審議に。

手元の馬券を見ると、3連複の馬券が当たっている!しかも久々の万馬券(オッズは121倍)的中か?と喜んでいたら、審議放送で、3位入線のレイズアンドコールが進路妨害で失格で着順変更、というビックリの結果に。その結果当たっていた(はずの)12,140円の万馬券も一瞬で紙くずに。

久々の万馬券的中と思っていて喜んでいたら、一瞬にして天国から地獄へ。審議の後、着順変更で当たりを逃したケースは初めてで、しかも何かと入用な?年の暮れだっただけに、万馬券を逃したショックは大きかった・・・。

マルターズヒートは、このレースとフィリーズレビュー(4歳牝特)2着のイメージが強いので、まだまだ走れる馬だと思い、以前もこのページで幾度となく推奨しましたが、以降は見せ場はなし。先々週のターコイズSでは牝馬限定戦でも16頭立ての最低人気で12着、時計も平凡(1:48.1)。早熟の外国産馬だったのか・・・。

マルターズヒート 牝 2001年 2月 3日生 栗毛 坂口正則厩舎 19戦3勝(2005年12月17日現在)
父:オールドトリエステ
母:ヒートイズオン(母父:サンシャインフォーエヴァー)
主な勝ち鞍:フェアリーS(G3)、エルフィンS(OP)

朝日杯3歳ステークスメモリアル(バブルガムフェロー)

2005年12月09日 01時30分15秒 | 中山競馬場
バブルガムフェローが追われると内にササる気難しい面を見せながらも圧勝。
期待が膨らみましたが、春のクラシックは骨折で棒に振りました。

1995年12月10日 中山競馬場
第47回 朝日杯3歳S(G1)芝1600m 良 12頭
1着◎4バブルガムフェロー 牡3(54岡部)1:34.2 1人気
2着▲10エイシンガイモン 牡3(54武豊)3/4馬身 2人気
3着…9ゼネラリスト 牡3(54横山典)2馬身1/2 4人気
単260 馬590的中

府中3歳Sを勝ち3戦2勝のSS産駒バブルガムフェローが1人気、京都の白菊賞からのステップで芹沢騎手から武豊騎手に乗り替わったエイシンガイモンが2人気、デイリー杯2着、京成杯3着からのスキーミュージックが3人気、エイシンガイモンの白菊賞で降着のゼネラリストが4人気。

逃げ馬の2番手ガッチリマークのバブルガムフェローが直線、先に抜けたエイシンガイモンの外から楽な手応えで並びかけ、最後は内にササる気難しい場面を見せながらのゴールイン。岡部騎手をして「まずは(バブルが)弾けないように行ってほしい」というジョーク交じりのインタビューに期待が膨らみました。

春初戦のスプリングSを楽勝し、皐月賞の最有力候補でしたが、その後骨折が判明し回避。弥生賞を勝ったダンスインザダークも熱発で回避し、一転混戦が予想された皐月賞でしたが、それでもイシノサンデー、ロイヤルタッチのSS産駒ワンツー。サンデーサイレンスの層の厚さを思い知らされました。

<撮影メモ>ニコンFE2
中山競馬場では初めてのG1観戦。G1の中ではさほど混まないレースですが、それでも同じ場所を確保するのに苦労した覚えがあります。レンズは標準で今考えると大きさは物足りないですが、ピントを合わせながらのシャッターである程度のコツはつかめた感じがしました。