バロックリュートでバッハ

バロックリュート、ギター合奏、旅行などの趣味の記録

「(続)音と演奏の良いCD」 前書き

2019年05月23日 | CD
 最近は何かと忙しくてバロックリュートの録音も出来ない。
ギタークラブの定期演奏会、町内会会計の決算予算処理、アパートのリフォーム作業等々。
という事で、3年前に話題にした、「音と演奏の良いCD」の続編を。。。

 前回は、有名な演奏家、団体を候補としたが、今回は更に範囲を広げて、日本ではあまり知られていない、あるいは新進の演奏家、団体も候補としてみた。

 「音が良いCD」ということについて再考する機会が有った。
広島でメータ指揮のウィーンフィル、ブッフビンダーでブラームスのピアノ協奏曲第1番を聴いた。
同じ組合せのCDと比較した見たら、今までも感じていたことながらはっきりしたことが有る。

 CDは生で聴くコンサートをどれくらい再現できるか? このCDは、響きでは定評のあるウィーンムジークフェランザールのライヴ最新録音でBlu-spec CDだ。しかしながら無理やり数値化すると60%というところか。何故そこまで悪い数字になるのだろうか? 

 一つは、ホールの空気感やオーケストラの迫力をスピーカーなりイアフォンなりで再生するのは難しいという事。それは再生装置のS/N比やダイナミックレンジの限界とも関係するが、それはごく一部のファクターに過ぎないだろう。これ以上はここでは触れないが。

 そんなことでCDの存在意義は生の演奏を追求するというよりも、全く別物と割り切った方が正解ではないかという気がしてきた。何万円もするコンサートを聴きに行くのはCDでは再現不可能だからだと。

 従って、「音と演奏の良いCD」に登場する演奏家は良い録音に恵まれた運の良い人達という事で、そうでない演奏家が非常に多いと事実は非常に残念なことだ。


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