バロックリュートでバッハ

バロックリュート、ギター合奏、旅行などの趣味の記録

認知機能検査

2021年03月25日 | 日記
75歳を迎えるドライバーは、認知機能検査を受けねば免許更新が出来ない。
今日、予約していた近くの自動車学校に受けに行った。
6人の受験者で、2人位はマスクはしてこない、話を聞いてないとかで免許返納してほしい感じ。

テスト内容は、警察庁のサイトに詳しく掲載されているので事前に読んでいくと楽勝だ。
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/ninchi.html

年月日時分を書く、と指定される時刻をアナログ時計で図示する問題は普通出来るだろう。
イラスト16種類を見せて、関係ない課題をやらせた後、書き上げる問題は少し本気モードでやらねばならない。
私は、一応全部覚えていたが一つを書きそびれた。ヒント付きで再度書き上げる課題は全部出来たので98点位だろう。
ちなみにイラストは上記サイトの中のパターンの一つが使用されていた。

76点以上が、記憶力・判断力に心配のない者で、49点未満が記憶力・判断力が低くなっている者で、医師の再検査を要する。


"Bourree & Double" BWV1002 を弾く

2021年03月18日 | リュート
 この曲の以前の録音は8年近く前になる。当時は巻弦で現在とは音が全く異なる。
今回はガット弦になったのと、演奏を動画化する為に録音し直した。

 言うまでもなく、原曲は無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータで私はそれをよく聴く。
Julia Fischer、Isabelle Faust、庄司紗矢香の演奏が気にいっている。
最近、ブルネロがヴィオロンセロピッコリーノで弾いた演奏が個性的で、興味を持って聴いている。

https://youtu.be/Xo7G6XQ_SRo



ガット弦と巻弦の減衰特性

2021年03月03日 | リュート
 日本リュート協会の会報第36号に「バロック・リュート低音弦の減衰・倍音成分を実測する」という記事が掲載された。
これに触発されて、昔から気になっていたことを簡易的に調べてみた。

「ガット弦と巻弦の減衰特性について」

図1 Swanneck ガット弦 減衰特性 (10コース、弦長96cm)

 図1は、スワンネック型バロックリュートの10コースにガット弦を張った時の減衰波形です。
よく言われる「ドスンと鳴ってすっと減衰していく」そのままです。約4秒で聞こえなくなります。
これが消音があまり必要がないと言われる所以ですね。

図2 Swanneck 巻弦 減衰特性 (10コース、弦長96cm)

 図2は、図1と同じ楽器、コースに巻弦を張った時の減衰波形です。
ガット弦に比べるとなだらかに落ちていく感じで中々減衰が進みません。10秒後でもしっかり鳴ってます。
従って、巻弦の場合は消音が必要ですね。
(私はリュート用の巻弦を現在所有していないため、便宜的に昔の演奏録音の中から音を拾いました。
 その為、5コースの音も混じっており、唸りが出ているのでしょう。)

図3 ClasicGuitar 巻弦 減衰特性 (6弦Re、弦長65cm)

 図3は、クラシックギターの6弦に巻弦を張った時の減衰波形です。
急峻に立上り、少し速く減衰した後は、ゆっくりと減衰しています。
10秒後にほぼ聞こえなくなりますが、消音は必要ですね。

上記の条件では同じ巻弦でも、クラシックギターよりもバロックリュートの方が減衰が遅いです。
前者の弦長が65cm、後者が96cmという事で、1.5倍も弦長の長いバロックリュートの方が減衰が遅いわけです。
バロックリュートのテンションが弱いことも多少は関係するでしょうが、ここでは調べていません。

以上、簡易的な検証を行ってみた纏めですが上記の見解を裏付けるこれ以外のケースについても測定しています。