バロックリュートでバッハ

バロックリュート、ギター合奏、旅行などの趣味の記録

「(続)音と演奏の良いCD」 ピアノ協奏曲編(1)

2020年11月20日 | CD
ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集


フランソワ=フレデリック・ギィ(ピアノ&指揮) シンフォニア・ヴァルソヴィア
   2019年3月 デジタル/セッション録音 (3CD)
   モナコ、ヤコフ・クライツベルク・ホール

ギィはフランスのピアニストでドイツ音楽、特にベートーベンを得意としている。
シンフォニア・ヴァルソヴィアはポーランド・ワルシャワに本拠地があるオーケストラで、1984年にユーディ・メニューインによって設立された。
 演奏は、快活で非常に生き生きとした感じを持たせてくれる。オケも初めて聞く名前だが素晴らしいハーモニーを聴かせてくれる。
 録音はピアノ、オーケストラとも音がクリアで新しい録音機器、技術の素晴らしさを感じさせる。逆にこの素晴らしい録音を再現しようとするとそれなりの再生装置が要求されるだろう。そうでないとうるさく感じるかもしれない。

もう一つの素晴らしいCDを発見した。

ジャン・ランソワ・エッセール(ピアノ&指揮) 新アキテーヌ室内管弦楽団
   2014年11月、2015年3月 デジタル録音 (3CD)

 エッセールは1950年フランス生まれ。新アキテーヌ室内管弦楽団は1981年設立でエッセールが芸術監督を務めている。
 演奏は奇をてらうことのない正統的なもので好感が持てる。弾き振りの場合、多少おとなしめの演奏になる事があるかもしれないが何回でも聴きたくなるCDだ。
 録音は、マイルドかつクリアな音で、若干低音が強調され非常に聴きやすい。オーケストラの広がりの中にピアノがしっかりとは配置されている。