バロックリュートでバッハ

バロックリュート、ギター合奏、旅行などの趣味の記録

令和6年 年賀状

2023年12月31日 | 日記


明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 快晴の良い新年を迎えることが出来ました。
今年もまた元気に、リュートを弾いて音楽を聴く。(秋にはティーレマンがウィーンフィルと来日するようで楽しみだ)
旅行は、花見の頃に兵庫県北の温泉、初夏に岩木山や五能線を訪れる予定。


「(続)音と演奏の良いCD」 ヴァイオリン協奏曲編(8)

2023年12月16日 | CD


ブラームス ヴァイオリン協奏曲

エマニュエル・チェクナヴォリアン(ヴァイオリン) クリスティアン・マチェラル(指揮) ケルンWDR交響楽団
録音:2020年   1CD

 チェクナヴォリアンはウィーン生まれでアルメニアで育つ。指揮、作曲も行う新進のヴァイオリニスト。
使用楽器はストラディバリウス。

 この録音を聴いてまず感じたのが、ヴァイオリンの音が信じられないほど美しいことと、オーケストラの音の分解能が高いこと。ヴァイオリンが鮮明な音でしかも聴きやすい。オーケストラは総奏でも音が団子にならずに各楽器が明確に聴こえる。ブラームスの協奏曲の録音でこのような音はほとんど聴いたことがない。

 演奏も素晴らしくソロは重厚なオーケストラのサポートを受けて堂々としたブラームスを聴かせてくれる。指揮者のマチェラルも新進の精鋭だがチェクナヴォリアンとともに今後が大いに期待できる。

 ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、Batiashvili (ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン)の録音がベストと紹介していたが録音が2013年とさすがに音がかすんで聴こえてしまう。近年の録音技術の進歩は凄いと感じる1枚だ。