ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲
ヒラリー・ハーン オロスコ・エストラーダ(指揮) フランクフルト放送交響楽団
録音:2021年4月 フランクフルト、ヘッセン放送ゼンデザール セッション録音、1CD
ヒラリー・ハーンは今まで良い録音に巡り会えてない印象がありヴァイオリンの音がきつく聴こえることが多かった。強めのタッチの力強い弾き方や使用している楽器が関係しているのかもしれないが、今回の録音はドイツグラモフォンらしいいぶし銀のおちついた音だ。
(話が逸れるが、「強めのタッチの力強い弾き方」と思われる神尾真由子の録音もきつく聴こえることが多かったが最新録音のバッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ、パルティータでは素晴らしい音だ。最新録音技術の勝利だろう。コンサートでチャイコフスキーの協奏曲を聴いた時の音が聴けた。)
新進のエストラーダ率いるフランクフルト放送交響楽団の響きも好感が持てる音で聴くことができる。
この曲では、ムターとベルリンフィルの録音もボヘミア風テーマの表現など感動的な演奏だが録音が少し古くなってしまった。