バロックリュートでバッハ

バロックリュート、ギター合奏、旅行などの趣味の記録

Nigel North 氏のBACH新録音

2023年01月23日 | リュート


 「BACH ON THE LUTE」という4CDが1990年台に出されている。無伴奏ヴァイオリンソナタ/パルティータ(BWV1001-1006)と無伴奏チェロ組曲(BWV1007-1012)をバロックリュートにトランスクリプションしたものである。
私はクラシックギターでバッハを弾いていた頃から現在までこれらのCDは数えきれないほど聴いてきたものだ。

 今回、「Volumes 5&6 of BACH ON THE LUTE」と位置付けて2CDを出すそうだ。
Complete Lute Works (BWV 995,996,997, 998,999,1000, 1006a)と何曲かのおまけ付き。
録音は昨年7月に終了していてこの3月にリリースの予定。

 今回が氏の最後の録音になるかもしれないとの事だが、費用を賄うためのクラウドファンディングが行われている。
私も僅かばかりの寄付をしたが、これは氏への今までの感謝の気持ちともう一つ。。
100ドル以上の場合、「a Bach on the Lute tablature edition of the Lute Works. (Le Luth Dore, 2022).」という一節に目が眩んだということで。
 バロックリュートを始めて以降、氏の演奏したTAB譜が喉から手が出るほど欲しかったが、出版予定は公表されていたものの出なかった。私も最期のバッハ録音を始めたところなので3月が待ちきれないところだ。





プレリュード BWV1009を弾く

2023年01月20日 | リュート
 新年から始めたBWV1009全曲録音プロジェクトだが、正月のAllemandeに続いて第1曲のPreludeを録音した。
Allemandeと順番が逆になったが、順に聴いてみると自然につながって聴こえたのでまあ良いかな。。

https://youtu.be/jW-yoTlYPM0

 プレリュードは9年前に録音していたが、今聞き直してみると隔世の感がある。
低音が巻弦だったので残響が長すぎて聴きずらいが今よりずっと速いテンポで弾いていた。やはり当時のほうが指が良く動いていたのだろう。もう一つは、当時メトロノームのように一定のテンポで弾いていたから速い。
 今は、最初はメトロノームで弾けるまで練習し、その後は自分のアーティキュレーション、フレージングで練習を重ねるだけ。

 でも今でもよく分からないのが、弾いている時に聴いている演奏と録音したものを聴いてみた時のギャップの大きいこと。
 強弱やテンポの変化を付けたつもりでもその何分の一しか付いてない。非常に速く弾いているつもりでも聴いてみるとゆっくりとか・・ (プロの演奏ではゆったり弾いているようでも演奏時間は予想よりずっと短い)
音楽とはなんと奥深く不可解なものだろうか。

「(続)音と演奏の良いCD」 ヴァイオリン協奏曲編(6)

2023年01月13日 | CD
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲

以前に挙げたシュタインバッハー版に加えて、バイバ・スクリデの全集を。

バイバ・スクリデ アイヴィン・オードラン(指揮) スウェーデン室内管弦楽団
2019年10月Orebro, Musikhogskolan セッション録音、2CD



 バイバ・スクリデは、ラトヴィア1981年生まれ。2001年のエリザベート王妃国際音楽コンクール優勝という経歴を持つ。楽器は、貸与されたイフラ・ニーマン・ストラディバリウスを使用。

 以前、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲ではフラングのCDを挙げたが残念ながらこちらは1番と5番のみだった。スクリデ版は全集で演奏の素晴らしさはフラング盤に勝るとも劣らないものだ。
モーツァルトはカデンツァを書いてないそうでスクリデは自作のカデンツァを弾いている。これも聴きものだ。
新しい録音らしく爽やかなストラディバリウスの音色が印象的で小編成のスウェーデン室内管弦楽団とのバランスも良い。
Youtubeで紹介映像を見ることができる。
Mozart Violinkonzerte 1-5 - Baiba Skride, Eivind Aadland, Swedish Chamber Orchestra - YouTube


なんでこうなったのか分からない??? まるでminiサイバー攻撃のよう。。。

2023年01月03日 | リュート


 昨日の夕方にYoutubeにアップしたアルマンドだが、異常な勢いで視聴回数が増加した。
丸1日で約950回という自分史上経験のないペース。7年前に同曲をアップしたものは7年で僅か600回;;
バッハとかバロックリュートとかのマイナーな分野で、しかもアマチュアの下手な演奏だから後者が当たり前の数字。

 少しYoutubeのアナリティクスページで調べてみた。
リンク元は、Facebookやgooブログは数パーセント、Youtubeのチャネル登録者も数パーセントで殆どはYoutubeのトップページから入っている。
コメントを見ると、英語が5件、フランス語が1件でみんな好意的な内容。いいね!も50個付いていて私的にはかなり多い。
日本の夜中ということも考えると殆どが海外からのアクセスということだろう。正月でみんな暇ということか。
まあ、単純に喜んでおこうかな。

 以前、「玉川温泉地獄の噴煙」という短い動画をアップしたときは1時間ほどで4,000回以上だった。
他に、国道で大型トラックに幅寄せをされ接触事故になりかけたドラレコ動画をアップしたらこれもすごいペースで視聴された。嫌がらせのコメントも入ってきたので即削除したが。


アルマンド BWV1009 を弾く

2023年01月02日 | リュート
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお付き合いください。

 さて、今日は天気も良く温度も適度に上がってガット弦の音も安定するのでエアコンを切って録音をした。
今年は無伴奏チェロ組曲第3番全曲をバロックリュートで録音する、という第1番に継ぐプロジェクトをスタートした。
プレリュードから順番に録音する予定だったが、弾きやすいアルマンドが最初になってしまった。
学生時代からクラシックギターで弾いていた曲なのでバロックリュートで弾くのは比較的簡単だった。
しかしながら、後期高齢者になってからは難しい曲に思えてきた;;;

https://youtu.be/7BqKNmdjxfY

 実は、7年ほど前に、低音に巻弦を張った同じ楽器での録音をアップしているが聴き比べてみると全く違う音がする。
興味ある方は聴いてみてください。
https://youtu.be/jGy_39BO9h0