バロックリュートでバッハ

バロックリュート、ギター合奏、旅行などの趣味の記録

「(続)音と演奏の良いCD」 ピアノ協奏曲編(4)

2021年10月11日 | CD

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番

*ベアトリーチェ・ラナ(ピアノ) パッパーノ&聖チェチーリア国立音楽院管(1CD)
  録音 2015年7月 ローマ、オーディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカ(デジタル/セッション)

 この曲は数多くのCDが発売されていて名演も多い。しかしながら、名録音というのは非常に少ない。ラナはイタリア生まれの若いピアニストでこの録音は22歳の時のもの。溌剌とした演奏は非常に魅力的だ。聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団は、ローマを本拠地とする歴史あるオーケストラで長く音楽監督を務めるパッパーノの指揮の下、生き生きとした雰囲気を醸し出している。
 録音は分離の良い鮮明な音でこの名曲をひき立てている。多分、録音場所のオーディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカの音響特性が優れているのも大きいのだろう。ホールの写真を見ただけでそれは想像できる。