to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

「フロント」と「ライト」の弁別

2017年12月01日 | クリッカートレーニング

前回、「フロント」ができるようになってきた蒼太くんでした。

今回は、ワンランクアップして2つのキューを使って聞き分ける練習です。

 

「ライト」と「フロント」に挑戦。

お尻の向きが正反対になるので難しそうだと思ったが。。。

実は「アト」と組み合わせた方が蒼太にとっては難しいらしい。 

こういう発見も面白い。 

 

クリッカートレーニングを始めてすぐに陥った問題がありました。

 

誘導を使わないで犬がした小さな一歩の行動をマークしておやつをあげて強化する。

すごーく楽しいらしくて、めっちゃやってくれるのはいいんだけど。。。

興奮しちゃって自分の知ってるワザを全てぐるぐるとやり続ける。

「やめて〜」「止まって〜」って思うけど、さらに興奮MAXに。。。

 

そこで、そうなったら「一度やめてしまう」という方法をとってみた。

 

考えてみると方法としては「罰の効用」ってことで、

これって私の求めるクリッカートレーニングの概念の中に

あるのかなぁって考えてみた。

今私が知りたいのはトレーニングの基本的な理念。

トリックができるようになることより、重要なのは根本にある考え方だと思う。

それによって褒めるタイミングや視点、トレーニングの組み立て方が大きく変わる。

 

なぜ興奮するのか?を考えてみた。

ストレスがかかってるからに他ならなかった。

「ステップアップが大きすぎた時」

「こちらが求めているものが絞り込まれてない時」ストレスがかかる。

 

この時の私は、「ステップアップとキューを待ってほしい」

という2つを蒼太に求めていた。

クリッカーを始めた頃の蒼太にとっては私がする行動全てが新しいものでした。

なので「キューを待つ」という概念に気づかせる必要があっただけでした。

 

作業の間を短くして、ストレスを極力少なくした。

そのことで、学習がクリアでスムーズになった。

ストレスが減ると自然と注意深く作業することも求めやすくなってきた。

それら全てが整った上で「キュー付け」をすると良いことも感覚的にわかった。

 

今まで私がやってきた訓練とやり方が違うというのはとても簡単な言い方です。

クリッカーやポジティブトレーニングが犬に優しいというのも

言い方としてはわかりやすく耳ごごちも良い。

でも基本的な理念を間違って理解すると、

厳しい言い方だが、「犬に優しいは自分にも甘い」という結果に陥りやすい。

 

私が目指しているものは、「一発芸」ではなくて

精度を求める「競技」だということも忘れてはならない。

  

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