階上岳(はしかみたけ)は三陸地方で有数なツツジの名所だという。今回の潮風トレイルは、このつつじを見に行くことが大きな目的で、つつじの時期と場所を選んだ。階上岳もトレイルのコースだが、海岸からかなり離れているので、登山口まで往復タクシーを使うことにし、階上駅からホテルの種市までは海岸を歩くことにした。今日は階上岳登山中に膝が痛くなり、最悪の日になった。
階上岳登山は往復6.4㎞、3時間45分、標高差500m。階上駅から種市は8.3㎞、2時間50分でした。
朝の散歩で種差海岸を歩く。昔、ここに馬を放牧していたそうだ。ここは青森県だが昔は南部藩で、南部は馬の産地。
ここで連ダコを上げているそうだが、駐車場が少ないのでイベントに出来ないという。この広さがあるのに、勿体ない!
常時芝の手入れをしているようだが、月に一回程度だという。雑草が殆ど生えていないのにサンコウさんが感心していた。
朝食後、JR八戸線で種差駅から階上駅に向かう。
10分ほどで階上駅に着くが両駅とも無人駅。八戸線は、殆ど無人駅だが皆キレイな駅だと思う。
階上駅からタクシーで階上岳登山口にあるフォレストピア階上に15分ほどで着く。ここまで信号機がないので10㎞近い距離のわりには早い。
フォレストピアを8時30分にスタート。5分ほど車道を歩く。正面に見えるのが階上岳(739m)で、CTは2時間。
ここから登山開始。標高差600M。
沢に沿って登って行く。道は悪くない。
緑はファミリー向け、赤は大人向けのコース表示。ファミリー向けは大開平経由で山頂に、大人向けは山頂直登。
40分歩いてしるし平。ここに10台ほどの駐車場があった。この山はつつじの名所の大開平まで車で行けるという。
ここから大人コースと分かれるが、膝の調子が悪く家族向けコースを選ぶ。
左にキャンプ場の表示。三陸トレイルを駅から歩くと階上町に宿がないのでここにテントを張る以外にない。
マイヅルソウの群落です。
10時、大開平に着いた。1時間半で500m登ってきた。
ヤマツツジだが、つつじの大木が多い。
右は八戸方面、左に八甲田山だがガスで山が見えない。
鮮やかな色だが、山一面のつつじとは言えないね。
この鳥居をくぐると、150mの登りで頂上に着くが、膝の調子が悪くギブアップ。挑戦するサンコウさんを見送る。
こんな所がネットの写真に出てくるのかな?。一つ一つの木が大きい。
40分ほどでサンコウさんが戻ってきた。山頂はここの景色とほとんど変わらないという。フォレストピアのソバを目当てに同じ道を下る。
12時10分、フォレストピアに到着。膝は登りより下りの方が楽。ここで美味しいソバを頂き、タクシーで階上駅に戻った。
階上駅から海沿いのトレイルコースを歩く。平坦部はどうにか歩ける。
トレイルマークを見ながら、こんな道もコースになっている。
ここは階上海岸・小舟戸園地の階上灯台。
青森県最東南端の碑。青森県で一番早く朝日が昇る場所だそうだ。階上町の隣は洋野町で岩手県になる。
角浜(かどのはま)漁港の碑。立派な碑を建てるほど、感動的なことがあったのだろうね。
これはタンポポだという。赤いのはコウリン(紅輪)タンポポというそうだ。この花はどこかで見たことがある。
こんな道を種市に向かって長々と歩く。
何の建物かと思ったら種市高校海洋開発科潜水実験棟。日本で唯一の潜水夫養成の高校だそうだ。久慈の水族館で授業の映像を見たが実に本格的。知床遊覧船や自衛隊のヘリ捜査など、ここの卒業生だろうな。頭が下がります。
時々車道を離れてこのようなコースに入る。
白いオダマキ、トキワオダマキというそうだ。
種市海浜公園まで3.2㎞。まだかなりある。こんな所にもカウンターがある。結構トレイルを歩いている人がいるのだろうね。
川尻津波供養塔。昭和8(1933)年3月3日の大津波で洋野町で107名が亡くなったそうだ。3.11では洋野町の死者はゼロだったという。昔の教訓が生きていたのでしょうね。
この堤防が効いたのだろうか?。どの位の高さがあるのか、堤防の上に登る気力なし。
ここは江戸が浜の浜小屋。
この辺りは沿岸漁業が中心で船も小さい。
岸から離れた所にコンクリートの板のようなものがある。あれは何だろうと~?
16時、どうにかホテルに着いた。膝の痛みが治らず、明日、明後日のトレイルは難しそうだ。残念というより、悔しいという思いが強い。昔、尾瀬の三条の滝に行き、膝の痛みに耐えながら山の鼻まで戻ったことを思い出した。あの時の木道歩きも辛かった。
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