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鬼怒沼から大清水★

2015-07-12 | ハイキング

地図を見て鬼怒沼から大清水に下りる山行計画を作ったが、9年前に参加したメンバーから「大清水の下山は物凄い急坂の連続だった」と聞いて、実力以上のコースを企画したかとショックを受けた。

個人山行なら我が身さえ考えればよいが、グループ山行のリーダーは全員を安全に下山させる責任がある。5年程度の低山経験のみで厳しい山のリーダーを務める力は全くないし、歩いたことのない山のリーダーは初めて。

日光沢温泉に電話で「鬼怒沼から大清水に下りるルートは急坂が続くと聞いたが高齢者でも大丈夫か?」と尋ねた所、「山慣れたメンバーなら、晴れていれば問題ないと思うが、雨中急坂の下りと増水時の沢の渡河が問題かも」と言われた。加仁湯では、「大清水に下りるお客さんは殆どいないので良く分からない」と。益々不安が高まる。

今日は好天気。行く前から心配しても仕方がないし、イザとなったらリーダー交代でもと鬼怒沼から大清水に向かうことにした。

 

加仁湯6:00→オロオソロシの滝7:00/7:20→鬼怒沼9:05→巡視小屋9:45→鬼怒沼山10:20→巡視小屋10:50→物見山11:35/12:00→湯沢出合14:40→大清水15:40

標高:加仁湯1340、オロオソロシの滝1640、鬼怒沼2020、鬼怒沼山2140、物見山2113、湯沢出合1330、大清水1200

大清水に下りるなら早立ちが必要と加仁湯のマスターに言われ、朝食を弁当にしてもらい朝6時に出発。出発前の記念写真。加仁湯は既に秘湯ではなく立派な温泉旅館だね。女夫淵から送迎バスが出ていて、温泉だけに入りに来る客も多いと聞く。昔は冬は閉鎖していたが、今は冬も客が多いそうだ。

日光沢温泉の玄関。マキが積み上げられていた。日光沢と手白沢は送迎バスがないので遊歩道を2時間近く歩く必要がある。

日光沢温泉を過ぎるとグングンと登る。

オロオソロシの滝も樹木に隠れていてパッとしない。滝は谷を挟んでかなり遠く、滝の音も聞こえない。

オロオソロシの滝展望台で朝食。

今日は先頭を歩くが、初めての道で、後続メンバーを気遣う余裕がない?

倒木の上を歩けるように切込みが入っている。ユックリ、ユックリ、ケガをしないように祈るのみ。

尾根に出たら急坂が終わり木道が出てきた。鬼怒沼は近いかと思ったらまだ一時間先だった。 

雨が降ったら往路を戻る計画を立てたが、この木道が濡れると物凄く滑り易くなって危険な道に様変わりするという情報。小雨なら大清水に下りると心で決めていたが晴れてよかった。

ヌカルミが出てきた。歩き難いが、いよいよ鬼怒沼が近いか?

キレイなシラビソの原生林。益々空が近付いてくる。

突然前方が開け憧れの鬼怒沼が出現。誰もいない。

ワタスゲが咲誇っている。

タテヤマリンドウも。

キレイなコバイケソウ。

向うに見えるは鬼怒沼山。右側が山頂。池塘には浮草だけで尾瀬にある羊草がない。尾瀬のすぐ隣なのに湿原の植生が違うようだ。

一班のメンバー

二班のメンバー

後の山は右が根名草山(2329)、左は大嵐山(2304)

木道真後ろが日光白根山(2578)。

大清水の道標が出てきた。大清水まで6kmの表示だが山道は距離は関係ない。

鬼怒沼の集合写真。爽やかな顔です。天気がよくて良かった。

燧ケ岳(2356)もキレイに見える。バンさんリーダーで登ったのは4年前かな?

東電巡視小屋に到着。ドアが開くので避難小屋も兼ねているようだ。

希望者6名で栃木100名山、日本1000名山の鬼怒沼山(2140)に向かう。往復45分の予定が65分掛かった。思いの外アップダウンがある。

鬼怒沼山山頂。日光白根山が辛うじて見えるが展望は良くない。

鬼怒沼の見納め。静かで爽やかな湿原だが、花の多さは尾瀬ヶ原かな? 高山植物なら北海道の大雪山が最高だと思う

 

ミツバオーレン

 

ハクサンチドリ

ゴゼンタチバナ

鬼怒沼の北端。右は尾瀬沼、左は大清水。

物見山に100m程登る。

物見山に到着。展望はない。

物見山から湯沢出合まで約800m、2時間半の急降下が始まる。このルートが今回のハイライト?

木に抱きつきながら下りる所も。

自分の身を下ろすのが精一杯でメンバーを構っていられないが、安全な場所でパチリ。皆シッカリと下りてくる。

岩をよじ登る場所もあった。

やっと湯沢出合の丸太橋に到着。全員ケガなく下山できてホッとする。

沢を渡るが増水した時はこの渡河が危険のようだ。靴を脱いで裸足で渡った方が安全かな?

沢を渡り林道に向けて最後の登り。

林道に出て大清水まで1.2kmの表示。15分と思ったが40分掛かった。標識は当てにならない?

尾瀬沼入口の大清水に到着。強烈に喉が渇いた。

ビールよりもかき氷…。このいちごミルク物凄く旨かった。

帰りに片品村の「花咲の湯」に立ち寄り、やっと緊張感が解けた。

梅雨時の貴重な晴れ間に念願の鬼怒沼に行けて大満足。一人もケガなく、行きたい所全てクリアー出来て感謝。

去年は利尻岳、今年は鬼怒沼と思い出に残る誕生日記念の山行ができた

今週はK君に誘われて、駿河湾を船でプカプカ楽しむ予定だったが台風11号が来て中止に。海水パンツを買ったのに残念…?

いい写真だね。一生の思い出!

Mickyさんと

めんごチャペさんから3枚拝借

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