今日は待望の白馬大雪渓を歩くが、朝から雨。昨日のうちに白馬岳に登っておいて正解だったとGABIBOリーダー。
大雪渓の登りは標高差1700m近くあり、我々では8,9時間掛かり夜行バスでは体力的にムリ。下りるだけでも5時間掛かった。
白馬山荘6:00→小雪渓7:35→葱平8:05→雪渓終端9:30→白馬尻小屋10:00→猿倉11:00
標高:白馬山荘2850?、葱平2020?、白馬尻小屋1560、猿倉1250
朝6時、雨の中を白馬山荘を出発。まだ体が眠っている感じで体がふらつく。今日は下りでよかった。
直ぐ雪渓が出てくるのだと思ったが、登山道をグングン下りる。
小雪渓をアイゼンを着けて横断する。小雪渓を渡った後、アイゼンを外し更に下りる。
大雪渓から登って来るハイカーに出会う。ここいら辺りが葱平(ねぶかっぴら)なのかな?ここまで2時間ほど下りてきたが、ここから登るハイカーは更に大変だ!この辺りのお花畑も有名らしいが余り目に入らない。
8時15分に大雪渓に足を踏み入れるが続々と登って来る。彼らは朝4時ごろ登り出したのかな?
アイゼンを着けて下りるが、ルート上の踏み固められた雪の上が歩き易い。
遥か先に大雪渓登山口が見えた。周りに落石が転がっているのが不気味。雪の上にある落石は今年に落ちたもの?
大雪渓登山口に到着。監視人が落石に注意するようにと話し掛けていたが、この傾斜では下を向いて黙々と登る以外にない。雪渓上では落石の音がしないというが気付かないだろうな?
大雪渓を振返る。写真に撮ると実にナダラカナ斜面?
5分ほど歩いて白馬尻小屋に到着。もし大雪渓を登るならここに泊って早立ちか?
白馬尻から大雪渓を眺める。7年前にカミサンと娘と三人で大雪渓を眺めに来た時はこの小屋の前が登山口だった。GABIBOさんの話では季節や雪渓の状態に拠って登山口が移動するそうだ。
ここから1時間ほど掛けて猿倉まで歩くが、カメラが雨に打たれ動かなくなった。天候不順の中、よくここまで持った…
この三日間、念願の白馬に登れて満足だが、体調管理がイマイチだった点が反省点。GABIBOリーダー、同行の皆さん有難うございました。
めんごチャベさん拝借
帰路、白馬村の倉下の湯に寄り汗を流してきた。風呂から北アルプスは眺められなかったが、地味ないい温泉だった。
最近、湊かなえの「山女(やまおんな)日記」を図書館で借りて読んだ。湊かなえは「往復書簡」など何冊か読んだことがあるが、問題性のある小説を書く、今や代表的な女流作家。彼女が山に登るとは知らなかった。
この本で取り上げている山は「妙高山、火打山、槍ヶ岳、利尻山、白馬岳、金時山、トンガリロ(ニュージーランド)」だが当然山行記ではない。その山にマッチしたテーマの何となくつながりのある短編集。
自分が登ったことのある山は当時を思い出して、作家の観察力、記憶力は凄いなと思いながら一気に読んだ。
白馬岳は姉妹と小5の娘の3人で大雪渓を登る話だが、「落石の危険があるため、雪の上では休憩しないでください」という看板が雪渓上にあるようだ。そう言えば休憩している人は少なかったかな?登るのはムリそうだ。
「完璧な専業主婦に何が不満なのか…?」、我が身を振り返り、印象に残る小説の内容だった。 …私には不満はありません…!?
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