(内容)
二五歳にもなって日雇い仕事する失い、「大きなことをするため」闇の掲示板で四人の仲間を募った仁は、軽井沢で起きた放火殺人の汚名を着せられてしまう。なぜおれを嵌めた?信じられるのは誰だ?手探りで真犯人を探す仁、闇世界の住人たち、追う刑事。物語は二転三転し、慟哭の真相へと向かっていく。
二五歳にもなって日雇い仕事する失い、「大きなことをするため」闇の掲示板で四人の仲間を募った仁は、軽井沢で起きた放火殺人の汚名を着せられてしまう。なぜおれを嵌めた?信じられるのは誰だ?手探りで真犯人を探す仁、闇世界の住人たち、追う刑事。物語は二転三転し、慟哭の真相へと向かっていく。
久しぶりの薬丸岳作品。
好きな作家の一人だが、読みたい本が多すぎてなかなか読めていない。
社会派ミステリーが得意の薬丸岳だが、本作も裏社会のことや日雇い労働者の実態など、社会問題に対してふれているが、今までの作品と比べて少し切り込み方が緩い気がした。
それでも面白くてどんどん引き込まれて、500ページ強を一気読みだった。
序盤は主人公がどんどん堕ちていく姿が割と軽く描かれていて、先の展開が全く読めなかった。
中盤以降、どんどん盛り上がってくる感じは読んでいてワクワクさせられた。
終盤まで犯人が伏せられていて、色々と推理したりして楽しむことが出来た。
やっぱり薬丸岳作品は自分に合うなあと思わされた作品だった。
★★★★☆
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