Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

崩れる脳を抱きしめて

2018-04-19 13:51:45 | 読書
(内容)
圧巻のラスト20ページ!
驚愕し、感動する!!!
広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の
碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。
外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる
碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を
通わせていく。実習を終え広島に帰った
碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。
彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか?
ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を
彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!?


知念実希人の小説は「仮面病棟」「時限病棟」に続いて3作目。

前に読んだ2作が病院を舞台にしたクローズドサークルのミステリーやったから、本作品は全然イメージが違ってて最初の方は少し戸惑った。

最初の方はタイトルのイメージから、「君の膵臓をたべたい」と少し重なってしまう感じもあった。

後半にどんでん返しが待ってたけど、なんとなくイメージしてた通りでインパクトはやや欠ける。

全体的に読みやすくて、あっという間に読了。

面白くないわけではないけど、本屋大賞にノミネートされるほどの作品には思わなかった。

知らん間に人気作家の一人になっている作家なので、今後も注目して行きたいと思う。



★★★★☆