三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

ダンス・ダンス・ダンス(上) <村上春樹>

2005-11-02 00:21:06 | 
 うぁ、何だか哀しい。
 やっぱ春樹さんの本て、基本暗いのかしら。
 それとも今のアタイの精神状態が、暗いだけかしら。

 まだ上なので、下では「僕」が何かを見つけられるとイイなぁ、と思います。

 文化的雪かき。
 官能的雪かき。
 それはただ単に、目の前にある雪を退けるためだけに行う行為?
 でもそれをしないと多分、自分を含め沢山の人が困るんじゃないかしら。
 そしてそれをする事によって、自分を含め沢山の人が助かってるのかもしれない。
 そう考えるのは、非常に、希望に満ち溢れ過ぎなのかしら。

 固まってしまったもの。
 解きほぐすということ。
 何かとの(何処かとの)繋がり。
 自分が自分として存在するということ。
 それはトレンディーじゃないかもしれない。
 それでも、「踊り続けるんだ」。

 今更ながらに、思春期の小娘じゃあるまいしと思いながら、まるで思春期さながらにもがいてる身としては、非常に心に刺さる物語です。
 というか、もがきながら生きる社会人(思春期の小娘ではなく)にこそ、ぐっとくる物語なのかしら。
 
 春樹さんの本は、ワールドがすごくしっかり存在するので、どっぷりハマるんだけど暗くなりがちなので、<下>で何とか希望を拾い上げられるとイイなと思います。
 って、相当病んでる?アタイ……てへ