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三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

ブラザー・サン シスター・ムーン<恩田 陸>

2012-05-28 10:55:14 | 
ブラザー・サン シスター・ムーン (河出文庫)
恩田 陸
河出書房新社

 

 久々に新品の本を買おうと思ったら、そりゃ恩田さんしかないでしょってな具合で。

 ハードカバーを中古で持ってるんですがね。

 

 でもあんまり共感もどっぷりもなかった。。。

 私、疲れているのかしら。。。。。

 

 青春小説のスタンダードナンバーとかって帯に書いてあった気がするけど、そういうもんなの?

 なんかあれだね、日はまた昇るを思い出したよ。

 あんなにはっきりした話じゃないけど。

 

 何度も読むうちに、じわじわ沁みてくるのかしらん。

 そうだね、もしかしたらそういう話かもしれないな。

 

 

 


激流 <柴田 よしき>

2012-05-25 14:01:36 | 
激流〈上〉 (徳間文庫)
柴田 よしき
徳間書店
激流〈下〉 (徳間文庫)
柴田 よしき
徳間書店

 

 20年前に修学旅行先で失踪した友達から、突然 『私を覚えていますか』 のメールが届く。

 ってこえーーーー!!!

 引きは強いよね。

 でもって次々起こる、不思議な事件。

 全ては繋がっているのか。

 20年前失踪した彼女は、生きているのか。

 気になるぅ~。

 

 

 以下、ネタバレあり!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うーん、オチは弱かったよねぇ。

 美弥へのメールの差出人が佐原って分かった時、状況は二人っきりだったから、もっと恐ろしい展開になるかと思ったらそうでもないし。

 毛利先生が黒幕、ってのも何か私的には印象が弱かったなぁ。

 面白いしグイグイ読めたけど、イントロ的にもっとすんごいオチがほしかった。

 っていうのは勝手な言い分ですな。なはなは

 


オマワリの掟 <鳴海 章>

2012-05-21 10:46:31 | 
オマワリの掟 (実業之日本社文庫)
クリエーター情報なし
実業之日本社

 

 刑事モノですね~。

 自分では買わないジャンルです。

 

 

 面白かったですよ。

 2時間ドラマ的面白さというのでしょうか。

 軽いエンタメと言いましょうか。

 

 見るともなく見ちゃったら、結構オモロかったけど、じゃあまた見たいかっていうとそうではない、みたいな。

 でもまた見るともなく見ちゃってもイイかもなー、みたいな。

 

 坊条と平コンビも嫌いじゃないし。

 っていうかもっとあの二人、破天荒かと思ったよ。

 


歪笑小説 <東野 圭吾>

2012-05-08 14:45:17 | 
歪笑小説 (集英社文庫)
東野 圭吾
集英社

 

 友達のお父さんにもらった本達の1冊。

 自分では普段買わない本が読めて、これはこれで読書体験としてはアリかな。むふ

 

 

 さて、普段いくら自分では買わないとは言え、さすがに読んだ事ある東野圭吾氏。

 東野氏の本は暗いイメージがある(失礼)ので、普段はあまり手に取らないのですが、こういうタイプのはむしろ読みたい。

 まさに 『歪笑』 。

 読みながらニヤリと、こう片頬を歪めて笑ってしまうお話ばかりでした。

 普段は長編のシリアスものが多いのにこういうギャグ(?)も書くって、京極さんみたい。

 と思うのは安直でしょうか。

 

 

 ところでこれ、シリーズなんですね。

 『×笑』 シリーズ。

 他のも読みたいなー。

 

 巻末広告(?)がサイコーでした。

 よく本当に文庫にのってるやつですよ。

 新刊が紹介されてたり、『誰々既刊本』 って。

 『あ~、あのひと直本賞取れたんだ~』 とか 『お~、結局あの本出版されたんだ~』 とか、オモロイよ。

 

 


春を嫌いになった理由 <誉田 哲也>

2012-05-06 14:28:35 | 
春を嫌いになった理由(わけ) (光文社文庫)
誉田 哲也

光文社

 

 ストロベリーナイトの誉田氏です。

 友達のお父さんが読了したものの中から頂いてきました。

 アリガトゴザイマース。

 

 初期の作品のようですが、読みやすさはさすが。

 主に3つの視点が入れ替わりながら物語が進むんですが、時系列が同じでないのがミソなのかなぁ、と。

 密入国の青年(名前なんだっけ)のシーンは、結構えげつなくて。

 他の2つのシーン(結構軽いタッチ)との落差が激しいのが、なんか不気味でちょっと怖かったっす。

 密入国って大変・・・・

 

 別々に進んでた3つのシーンが、ラストで急速に繋がるんですが。

 もひとつ吸引力が弱いような…

 もっと 『おぉー!!!!』 ってなってもイイ仕掛けだと思うんだけどなぁ。

 なんでだろ。

 好みかちらん。

 

 

 

 

 

 


「忙しい」「時間がない」をやめる9つの習慣<和田 秀樹>

2012-05-02 18:54:39 | 
「忙しい」「時間がない」をやめる9つの習慣 (だいわ文庫)
和田秀樹
大和書房

 

 寄藤氏のイラストに呼ばれました。

 中のイラストも寄藤さんが良かったなー

 てな事はまぁどうでもイイですわな。

 

 ビジネス書、になるんでしょうかね。

 

 私にはここまでのガッツは持てなさそうです。

 が、忙しい忙しいとばかり言ってるこの頃の自分を顧みるのには、良かったですよ。

 結局、時間を見つける、作る方法ってのは、人それぞれあるんだと思う。

 目的も色々だろうし。

 ただ、『忙しい』 とマイナスな意味で感じる心があれば、それが一番イケナイ事なんじゃないかなぁと。

 だからまだハッキリ強い意志のある目的はないけど、時間の使い方とか、ひいては働き方とかを、もうちょっとちゃんと考えようかな。

 だって自分の時間だもんねぇ。

 

 という感じの事を思わせてくれる、ソフトな語り口が良かったです。

 あんまりイケイケだと、くたびれちゃうものね。

 やはり寄藤さんが表紙なだけあるわー。(結局そこに行きつくのか)


走らなあかん、夜明けまで <大沢在昌>

2012-05-02 10:12:36 | 
走らなあかん、夜明けまで (講談社文庫)
大沢 在昌

講談社

 

 

 新宿鮫シリーズが有名なのかな。

 大沢氏、初読です。

 

 大変読みやすく、ユーモラスで軽快。

 日本一不運なサラリーマン、坂田勇吉クンの大阪での一晩のお話です。

 

 いやぁ~、ヤクザって恐ろしいですな。

 ホンマに南港には死体が沈んでいるんでしょうか。

 

 サクッと読める娯楽小説って感じで、安心感ありました。

 暴力シーンとかあるのに、あんま不快感なかったし。

 

 それにしても、福島駅員の大阪弁、あんな喋りないんちゃうかなー。

 あ、でも一昔前の話(藤井寺球場がある)みたいだし、当時は福島でもあんなコテコテの関西弁だったんでしょうかね。

 

 勇吉クンの次の舞台は北海道のようですよ。

 


恋文の技術 <森見 登美彦>

2012-04-23 15:47:44 | 
恋文の技術 (ポプラ文庫)
森見 登美彦
ポプラ社

 

 いやはや、気持ち良いくらい森見ワールド炸裂でしたな。

 

 往復書簡ですらない、モリタイチロー氏の手紙のみで綴られているのですが。

 相変わらず妄想たっぷり。ぷぷ

 でもイチロー氏だけではなく、手紙をやりとりしてる相手のキャラクターも(イチロー氏視点とはいえ)しっかり浮かび上がってきて。

 非常に楽しかったっす。

 やっぱ森見さんにはこういう妄想ばっかであんまり役に立たない変な話を、いっぱい書いてほしいなぁ。ぷぷ

 


シンデレラ・ティース <坂木 司>

2012-04-18 15:30:28 | 
シンデレラ・ティース (光文社文庫)
坂木 司
光文社

 

 

 『ホテル・ジューシー』 の裏の話です。

 あの時ヒロとやりとりしてた、咲ちゃんのひと夏の話。

 こういう企画は好きだー。むふふ

 

 

 さて、さすが坂木さん。

 優しくかわいらしく温かく、軽やかで微笑ましい話でした。

 

 あんな歯医者あるなら、私も通いたい!

 そこまで徹底してサービス業って感じの歯医者には、まだ出会った事ないもんな。

 

 それにしても咲ちゃんや咲ちゃんママのように、負のエネルギーを掃除や勉強に向かわせたいものです。

 へばってるより、ずっとイイよね。

 でもなかなかそこまで行きつけずに、へばってばかりですよ。とほ(何の話だ)

 

 

 

 

 


ギフト <日明 恩>

2012-04-17 11:36:16 | 

 ワカマツカオリ氏のジャケは、目を引くのであります。むふふ

 

 

 えーーーーっと・・・・コレってアレだよね、シックスセンス。

 作品中にも登場するくらいだから、オマージュってやつなんでしょうかね。

 

 全体的に読みやすく、スイスイ進めました。

 ただ悪い話じゃないんだけど、何だか印象が薄いっつーか。。。 

 キャラも嫌いじゃないんだけど。。。何でだろ。。。疲れてるからか?

 

 

 

 

ギフト (双葉文庫)
日明 恩
双葉社