映画公開直前で、今が一番アツいプリトヨです。
流行りモノはイヤだとか言いつつ、ど真ん中ですなぁ。てへ
その昔、自分では覚えてないんですが、ワタクシ 「大阪はそのうち独立する。その際の通貨は 『1ナンボ』 だ」 と、アホな事を言っていたらしいのですが。
いやぁ~そのうちどころか、もうとっくに独立してたんだね。
どうりで、ゴールデンタイムでさえ、やたらたかじんと上沼恵美子がよく登場し、価値判断の基準は安さとオモロさに重点が置かれるという、独自の文化圏を築いていると思っていたよ。
完全なる余所者大阪人のワタシが、その存在を知らなかったのも無理はない。
そーかそーか、大阪国は独立していたか。
一国の長である総理大臣が持ち回りで順番だなんて、さすが大阪、懐が深い。
誰が読んでももちろん楽しめるけど、やっぱり大阪近辺に住んでる人間の方が、より楽しめるんじゃないかと思います。
なんか、大阪国民になった気分で。むふ
大輔がいじらしくて、泣けました。
すごく大変な生き方を選んだね。
でもすごくオトコマエだと思う。
特に府庁のシーンとか。
以下、ネタばれあり!!
映画の宣伝をバンバンやってるので、キャストのイメージがぬぐい切れず。
ただメインのうち二人が、性別が違うんだね。
ミラクル鳥居@綾瀬はるかちゃんというのは、あの天然キャラがハマってよさげですが、それだと旭が検査を仕組んだ(というと大げさだけど)理由そのものが成り立たなくなるのでは。
大阪国民には男しかなれず。
でもオンナは何となく、男が何してるか知ってる。
けどまぁ、男はアホやから知らんふりしといたろ、っていう立ち位置を取ってる。
でも若くて頭もよくて力もある旭は、どうしても自分の目で確かめたかったんだよね。
今回の大騒ぎは、そこに端を発しているわけだからなぁ。
まぁおそらくその辺の機微は、あっさりカットされるのかな。
大輔を旭が引き取りに行ったトコも、オモロかったのになぁ~。
あのシーンもないのかなぁ。残念。
とは言え、映画は映画で楽しくできてそうなので、お祭り気分で観に行こうと思います。
しかしまぁ、読み終わってみれば結局、大阪国は一体何を守っていたんだろうと思わんでもないのだが。
プリンセス・トヨトミを守るっていうより、父と息子の在り方とか、放っておいたら消えてしまう昔からある大事なものとか、そういうのを守ってるのかな。
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プリンセス・トヨトミ (文春文庫) |
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