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三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

プリンセス・トヨトミ <万城目 学>

2011-05-23 11:09:34 | 

 映画公開直前で、今が一番アツいプリトヨです。

 流行りモノはイヤだとか言いつつ、ど真ん中ですなぁ。てへ

 

 その昔、自分では覚えてないんですが、ワタクシ 「大阪はそのうち独立する。その際の通貨は 『1ナンボ』 だ」 と、アホな事を言っていたらしいのですが。

 いやぁ~そのうちどころか、もうとっくに独立してたんだね。

 どうりで、ゴールデンタイムでさえ、やたらたかじんと上沼恵美子がよく登場し、価値判断の基準は安さとオモロさに重点が置かれるという、独自の文化圏を築いていると思っていたよ。

 完全なる余所者大阪人のワタシが、その存在を知らなかったのも無理はない。

 そーかそーか、大阪国は独立していたか。

 一国の長である総理大臣が持ち回りで順番だなんて、さすが大阪、懐が深い。

 

 誰が読んでももちろん楽しめるけど、やっぱり大阪近辺に住んでる人間の方が、より楽しめるんじゃないかと思います。

 なんか、大阪国民になった気分で。むふ

 

 大輔がいじらしくて、泣けました。

 すごく大変な生き方を選んだね。

 でもすごくオトコマエだと思う。

 特に府庁のシーンとか。

 

 以下、ネタばれあり!!

 

 

 

 映画の宣伝をバンバンやってるので、キャストのイメージがぬぐい切れず。

 ただメインのうち二人が、性別が違うんだね。

 ミラクル鳥居@綾瀬はるかちゃんというのは、あの天然キャラがハマってよさげですが、それだと旭が検査を仕組んだ(というと大げさだけど)理由そのものが成り立たなくなるのでは。

 大阪国民には男しかなれず。

 でもオンナは何となく、男が何してるか知ってる。

 けどまぁ、男はアホやから知らんふりしといたろ、っていう立ち位置を取ってる。

 でも若くて頭もよくて力もある旭は、どうしても自分の目で確かめたかったんだよね。

 今回の大騒ぎは、そこに端を発しているわけだからなぁ。

 まぁおそらくその辺の機微は、あっさりカットされるのかな。

 

 大輔を旭が引き取りに行ったトコも、オモロかったのになぁ~。

 あのシーンもないのかなぁ。残念。

 

 とは言え、映画は映画で楽しくできてそうなので、お祭り気分で観に行こうと思います。

 

 しかしまぁ、読み終わってみれば結局、大阪国は一体何を守っていたんだろうと思わんでもないのだが。

 プリンセス・トヨトミを守るっていうより、父と息子の在り方とか、放っておいたら消えてしまう昔からある大事なものとか、そういうのを守ってるのかな。

 

 

 

 

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

 


東京バンドワゴン <小路 幸也>

2011-05-19 18:45:57 | 

 前々から気になって、何度も手に取ってはいたものの、購入するに至らず放置していた本。

 したら友達が貸してくれた。

 おぉ、これぞまさに堀田家家訓 『本は収まるべき所に収まる』(だっけ?)ではないのか!

 ・・・ちょっと違うか。

 

 それはさて置き、やはり何度も手に取っていただけの事はある、とてもイイ本でしたよ。

 大家族のホームドラマって感じで、昔あったテレビドラマっぽいんだよね、多分。

 家族ものって、気をつけないと変に凹んだりする(それで購入をためらっていた)んだけど、コレは全然大丈夫!

 心が焼き芋みたいにホクホクする、優しい話でした。

 

 大体、設定がイイもんね。

 舞台は老舗の古書店。

 題材は人の優しさがもたらす、日常の小さなミステリ。

 誰も悪い人が出てこないし、誰も傷付けない。

 まぁキレイすぎるという人もいるんでしょうが。

 現実はそんなに甘くない、とね。

 でもだからこそ、イイのですよ。

 古き良きホームドラマですよ。

 思うにこういうホームドラマのイイトコって、世間体的にちゃんとしてる人もしてない人も、とてもイイヒトでちゃんと受け入れられる、居場所があるってトコなんじゃないかなぁ。

 人が人を否定したり、排除したり、考えたらそんなのオカシイよね。

 変わった人や変わった人生なりに、周りはちょっと困った人だなぁっていうのもありつつ、助けたり助けられたりしながら、そこに居たってイイじゃないか。

 

 個人的には研人と花陽のコンビが好きかな。

 小さいのに賢くて、イイ。

 

 シリーズがだいぶ出てるようなので、続きも読みますかな。。。

 

 

 

 

 

 

 

東京バンドワゴン (集英社文庫)
小路幸也
集英社

まほろ駅前多田便利軒 <三浦 しをん>

2011-05-11 10:02:51 | 

 なんだろう、そこはかとなく漂うBLの薫り。

 何もかもどうでもイイ感じの行天君が、唯一帰れる場所が多田であり。

 その多田の、振り回されたり迷惑だったりしつつもやっぱりお前が居ないとダメなんだ的な、行天君への執着っていう。

 そういう二人の関係性がBLぽいのかな。

 偏見ですかね。

 私が腐ですかね。

 そうですよね。

 

 表紙が思いっきり瑛太と松田龍平なんで、多田と行天はもうこの二人のイメージで。

 まぁ瑛太に関しては、ちょっと若いというか爽やかすぎるというか、もっとこうヨレッとした感じがしてほしいというか。

 まぁ、お人よしで押しに弱そうで周りに変な人が集まっちゃう感じなトコは、イメージ通りかもしれませんが。

 松田君はイメージ通りですな。

 行天のちょっとヤバそうな感じとか、冷たそうなくせにギラッと感があるとことか、何も持ってない感じとか人を惹きつける力とか。

 映画の中で彼は、頭のてっぺんでちょんまげにしてるんでしょうか。むふふ

 

 物語自体は、とても読みやすかった。

 しをんさん初読みでしたが、すいすい進みますな。

 軽快でも淡々でも重々しいでもポップでもライトでもない、なんだろうこの感じ。

 うーん上手く言えないけど、日常的?って感じ?

 起こる事は、非日常ばっかだけどね(笑)

 だって私の周りには、やくざも娼婦もヤク中もいないもの。

 

以下、ちょっぴりネタばれあり。

 

 

 

 

 チワワのハナちゃんは、ルルに貰われて良かったねぇ。

 現代の遊郭に勤める娼婦だって、ちゃんと愛情を持って犬を育てられるんだい、っていうね。

 

 星君未成年かよ。

 しかも元バスケ部キャプテンて、どんだけ爽やかだよ。

 それでそのイカれっぷりって、どんだけ黒いんだよ。

 彼の高校時代の話を読みたいものです。

 

 行天、ちゃっかり帰ってきたなー。ふふ

 でも数日とは言え、結局居られるトコあったわけだし、便利屋にだって転がり込んだだけなわけだし、奴は天性のジゴロ(古いか)なのか。

 いずれにせよもうこのコンビは、永遠に不滅ですな。

 

 

 

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
三浦 しをん
文藝春秋

 


悪童日記 <アゴタ・クリストフ>

2011-05-06 16:20:44 | 

 これは、学生時代に大学の図書館で出逢い、衝撃を受けた本でございます。

 文庫化(とっくに)してたので、再読。

 そしてやはり衝撃。

 

 以下、ネタばれありかも!!

 

 

 

 

 短いセンテンスで、淡々と進んでいきます。

 極力…というか全く?感情を排除した書き方で、短い章と短い言葉の集まりで、あそこまで物語が紡げるものなのか、と。

 そういう衝撃もあります。

 

 何をどう感じたとか書いてないのに、いつの間にか悪童の双子にちょっと思い入れができてしまうのです。

 もちろん読む人によっては、彼らに嫌悪感を覚えたり、不気味に感じる人もいるんでしょうな。

 

 感情を排して事実だけを淡々と描いてあるだけに、性的描写もかなり直線的(?上手い言葉が見つからん)です。

 ちょっとひくぐらいエグかったり(表現はエグくないんだよ)するんですが、彼女彼らの現実としてはそういう感じだったんだろうな、と思うとなんとも戦争ってやつぁ。。。

 

 最後の方でお母さんが迎えに来てくれたのにそれに応じなかったのも、あの時代のあの環境で、そう簡単にキレイには収まらないってトコなのかなぁ。

 母ちゃんが死んだのは、悲しかったのかな、多分。

 悲しみとか辛さ、痛みを忘れる練習をしすぎて、麻痺していたか、あるいはあの日記には感情を書く事を良しとしていなかったからなのか、それらしいことはやっぱり書かれてなかったけど。

 骸骨をつるしたあの下りが、そういう事なのかなぁ。

 

 そして突然現れた父ちゃんに関しては、文字通り屍を踏み越えて行くんだね。

 

 別れ別れになった二人がこれからどうなるのか、ぜひとも続き 『ふたりの証拠』 を読まねば。

 

 

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
アゴタ・クリストフ
早川書房

鴨川ホルモー <万城目 学>

2011-05-02 11:06:41 | 

 今更ですが、鴨川ホルモーです。

 いやー当初から気にはなってたんですが、人気がありすぎる本って、手に取るのを躊躇いませんか。

 私だけですか。

 そうですか。

 

 しかしまぁこれ、なんなんでしょうね。

 実にくだらない、アホらしい、なのに実にオモロイがな!!むはー

 そのくだらなさと舞台が京都ってのとオモロさ加減から、森見さんを連想しました。

 より文学よりなのが森見さん、よりエンタメ寄りなのが万城目さん、って印象です。

 どーでもエエですな。はい。

 

 もう中身については説明しても仕方ないって感じで。

 読んで楽しめとしか言えないっす。

 学校の読書感想文なら、怒られるね。てへ

 

 ところで表紙なんですが、人数が一人足りないよねぇ。

 高村とボンちゃんは分かるんだけど、あとの2人は誰?

 そして載ってないのは誰?

 誰かがどこかで 『載ってないのは安部で、安部は撮影者では』 って言ってたけど。

 どうなのかなぁ~。むふふ

 

 DVDも借りようかな。

 テンション高そうだけど・・・

 

 

 

鴨川ホルモー (角川文庫)
万城目 学
角川グループパブリッシング

新釈 走れメロス 他四篇 <森見 登美彦>

2011-05-02 10:42:04 | 

 相変わらずの森見節炸裂です。

 古典(?)名作を基に、やりたい放題。ぷ

 しかし恐らくそこには、森見氏の原典に対する愛があふれているのでせう。

 

 これ多分、原典を知らないより知ってる方が、100倍楽しめると思う。

 恥ずかしながら、私はメロスしか読んだ事ないのですが。

 なので、メロスが一番楽しめたのです。

 なるほど四畳半の妄想王がメロスを新釈すれば、こうなるか~、と。

 

 これを機に、原典も読んでみようかな…

 

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)
森見 登美彦
祥伝社

塩の街 <有川 浩>

2011-04-18 12:40:34 | 

 超売れっ子、有川浩さんのデビュー作でございます。

 が、このバージョンはハードカバーの文庫化版なので、デビュー作のラノベとは若干内容が異なるようですな。

 なんでもラノベ版とは年齢設定なんかも違うらしいし、大幅にカットされてるシーンもあるし。

 うーむ、そうだったのか。

 前にイラスト付のを買ってしまって、これじゃないと売ってしまったけど、そういう違いがあるなら手元に置いといても良かったなー。

 

 で、とにかく塩の街。

 さすがにラノベ色が濃いように感じました。

 どこが、と言われると困るけど…やっぱ文章なのかなぁ。

 どうも粗いというか…(偉そう)

 まぁもともとラノベだったわけだし。。。

 それでもやっぱりぐいぐい引っ張られるし、うるうるしてしまうし、うーーーん流石っす。

 文庫からハードカバーになるっていう、異色の経歴な作品だけあるんだよね、きっと。

 

 設定も起こる出来事も切なすぎるぐらい切ないし、恋も世界の命運も上手くいきすぎるぐらい上手くいきますが。

 そこはそれ、エンタメですからヨイのですよ。

 説得力さえあれば。

 

 個人的には、最後の作戦決行の部分の緊張感が物足りなかったな。

 あっけなさすぎるというか。

 ラノベ版ではその辺りも書かれてたらしいですが、ハードカバー版はバッサリだもんね。

 だからかなぁ。

 

 ところでこれ、自衛隊3部作の 『陸』 に当たるらしいけど。

 秋葉さんは空自の人だよねぇ。

 そのイメージが強かったので、これが陸だと思いませんでした。なは

 

 

 

 

 

 

塩の街 (角川文庫)
有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)

田村はまだか <朝倉かすみ>

2011-04-11 11:56:34 | 

 以前 『ほかに誰がいる』 があまりハマらなかった朝倉かすみさんなので、しばらく躊躇していたのですが。

 いやぁ~、読んで良かった。

 なんだかイイですよ、この本。

 

 クラス会の3次会で 『田村』 を待つ5人+マスター。

 これがねぇ、ホントに田村なかなか来ないんだよ。

 で、待ってる5人のちょっとしたエピソード(?)の連作、って形ですこの本は。

 このエピソードがねぇ~、何となくイイのです。

 多分10代の若者とかには分からんかもしれません。

 でもねぇ、歳が近いとしみじみくるんですな。

 でも不思議と、イテテって感じじゃないです。

 イタかったら読めないよ、こんな微妙なお年頃。

 

 読み終わった後、言いたくなる。

 「田村はまだか」 って。

 それはきっと 『田村』 は小学生の時に中村さんに発したあの言葉のまんまの田村で、そんな彼を待っていたい気持ちになるから、かな。

 

 特別な事がは何もないんだけど、なんかちょっとだけ元気もらえるような。

 イイ作品でした。

 

 それにつけても、田村はまだか。

 

 

田村はまだか (光文社文庫)
朝倉 かすみ
光文社

 


雨の塔 <宮木 あや子>

2011-04-05 09:27:33 | 

 出ました、少女小説!

 百合小説とも分類(そんな分類があったんだね)されているようですが、フツーの小説として楽しめましたよ。

 

 資産家の娘だけが入学できる、外の世界と隔絶された全寮制の女子大。

 電話での会話は傍受され、テレビもインターネットもなく、届く荷物はチェックされる。

 敷地内(めっちゃ広い)は快適に整えられていて、自由と外の情報以外は何でも手に入る。

 ここに居るのはそのほとんどが、家の駒として使われるのを待つばかりの女の子。

 彼女たちにとって、世界は閉じているし、どこにも出口はない。 

 そこで出会った、4人の少女の物語。

 

 舞台設定はなかなかムフフでしょう。

 キャラ設定もまぁ。 

 でも最初ねー、キャラの読み分けができなくて、誰が誰やらごちゃっとしちゃった。

 なんでだろなー、みんな似てる気がするんだよ。

 

 

 以下、ネタばれありかも!!

 

 

 

 

 みんな似てるだけあって、それぞれの関係は濃密です。

 表面上は割と淡々としてるんだけど、ホントは濃いぃって感じで。

 狭い世界で、愛と孤独と嫉妬に蝕まれて、みんな壊れて行くんだよ。

 完全に壊れる前に、希望を残してお話は終わりますがね。

 

 うーん、こう書いてみると、このテの話にしてはあっさりなのかなぁ。

 もっとドロドロして、もっと犯罪まがいの駆け引きがあって、もっと闇に沈みこんでいく感じになってもおかしくないのに。

 でも少女小説ですから。

 これくらいがイイんでないかなぁ。

 

 小津が一番可哀そうだったね。

 海に飛び込んだのは、お母さんの所へ帰ろうとしたのかな。

 三島があの時に声をかけられなかった事ではなくて、矢咲にあの手紙を送った事が、小津の自殺の引き金になってる気がする。

 そういう意味でやっぱり小津が死んだのは、三島のせいではないかい。

 三島は「わたしのせいじゃない」って言ったけど。

 矢咲のやつー、自分だけで向き合う覚悟決めやがって、結局なんにもなってないじゃないか。

 都岡は最後戻ってきた事で、三島の奴隷じゃなくなったんじゃないかな。

 でも三島翁の立場、大丈夫なんかいな。

 それによっちゃ、三島と都岡の今後もどうなることやら。

 

 書いてるうちに、色々腑に落ちなくなってきた。

 またいずれ、再読しましょう。そうしましょう。

 

 

 

雨の塔 (集英社文庫)
宮木 あや子
集英社

樹上のゆりかご <荻原 規子>

2011-04-01 10:18:17 | 

 またもジャケ買い。

 だって何度通り過ぎても、目に入るんだもん。

 

 良かったっす、これ。

 お気に入ったっす。

 思うに私ってば、自分の目で外の世界を見て考えて対峙しようとしている若者、っていう図が好きなのかなぁ。

 それは自分が10代の時は、そうできなかったから。

 自分の事しか見えてなかったって感じがする。

 自己中っていうか自分本位っていうか、違う価値観を受け入れないっていうか、知ろうともしないっていうか。。。

 そういう恥ずかしい奴だったと思うんだよなー。

 ま、若さゆえの特権ってやつなのかちらん。

 当時の私を知る友人は、そうでもないと言ってくれたりするけれど。

 

 で、このお話。

 やたらイベント事が多くて力入ってる、でも超偏差値のイイ高校。

 主人公のひーちゃんは、中学までは優等生だったけど、ココに来たら落ちこぼれ(本当はちあうと思うんだけど)になってしまって。

 でもそれはそれで、どんな新しい自分に出会えるんだろうってワクワクするような、すごく柔らかい女の子なのです。

 うーん、イイ。

 

 彼女を取り巻くキャラも魅力的。

 だって優秀校にあって、生徒会執行部をやっちゃうようなオトコノコ達ですよ。

 そりゃーもう、イカさないわけがない。

 んですが、その辺があざと過ぎず、さらっと清潔感ある感じのオトコノコなのがまたイイ。

 だって実際の男子の方が多い高校の男子高校生なんて、もっとムサいに決まってるじゃん。

 おや、という事はこの話、少女マンガ的なのかちらん。

 まぁそこは、オンナノコから見たオトコノコ達って事で。

 

 イベントがたくさんあって、そこで事件があったり、犯人がいたり、色々あるんですが。

 とにかく、瑞々しい高校生たちの日常を、どっぷり堪能できた1冊でした。

 ひーちゃんの中学時代の話も出てるそうなので、それも読んでみようかな。。。

 

 

 

 

樹上のゆりかご (中公文庫)
クリエーター情報なし
中央公論新社