にゃんこ徒然草

にゃんこ周りの出来事を綴ります
☆ねこ★交通事故体験☆ラプもの★など☆

露天風呂でまったり

2009年06月13日 | お出かけ
エグゼクティブ、この言葉の響きだけで、リッチな気分になれるにゃんこはなんて安上がりな女~wなのでしょう。

雄山荘は、随分昔からあるホテルだそうですが、今まで琵琶湖に殆ど興味を示さなかったにゃんこはまーーったく知りませんでした~。
湖畔の宿とは違い、少々高台に立っているので、景色が「絵」みたいです。
部屋も私と掘り炬燵と露天風呂、と3室構造になっていて、露天風呂の脱衣場とトイレの横に洗面台がついているという贅沢さ。ただ、トイレの側は殆ど使わなかったです。玄関近くで暗かったし、ドライヤーは露天風呂の側についていたからw
堀り炬燵の部屋は、大きな窓がついているので、景色もよく見えます。ミニバーも付いていて、ちょっとセレブリティ~(笑) 洋酒をあまり嗜まないにゃんこには無用の長物でしたが、雰囲気だけでもリッチリッチャーリッチェスト(自爆)
露天風呂は部屋についているものだし、多分、後付けしたと思われるので言わずもがな・・・・ちょっと小さめですが、大人ひとり入るには十分な広さだし、本当に露天なので広々した感じがします。ジャグジーもついています。こちらは21時~6時までは使えませんが。(動作音が半端なくするからでしょう)ノンビリボーッとしていると、虫にかまれるので注意が必要です。
にゃんこ達は大浴場を偵察がてら堪能してから部屋風呂を楽しみました。この間2時間半、身体がふやけますw

最近のホテルや旅館も効率化を図ってのことでしょうか、部屋食をするところが少なくってきました。ここもご他聞に洩れず、食事は専用の料亭でいただきます。
間仕切りで区切られた一角に入ると、また掘り炬燵形式になっていて、あんよのおぼつかないにゃんこには大変有難いところ。
料理は「京“風”会席」。琵琶湖のほとりで京風かぁ、と正直あまり期待はしていなかったのですが、滋賀の名物が結構出てきて、いい意味で裏切られました。だから、京会席でなく、京“風”だったんだなぁ、と。
次から次へと料理が運ばれてくるので、アッという間に食事も終了。
食事中に地酒もいただきました。これも大変美味でした。
パンパンになって次にすることはやっぱり大浴場です。
かなり早い食事を摂ったので、にゃんこたちが料亭をあとにする頃続々とこれから食事の人たちが料亭に向かっていたので、空いてるかなvと期待しつつ。
やっぱりゆったり入れました。
丁度陽が落ちてきた頃だったので、露天風呂(大浴場の)も涼風が吹いて超気持ちよかったです。
脱衣場の設備もよかったですよ~。ブラシや歯ブラシ、綿棒・カミソリ・シャワーキャップなんかは「ご自由に」だし、冷たい水のサービスもあるんです。スーパー銭湯みたいにバスタオルやタオルも積んであるし、化粧水だけでなく、(宣伝の意味もあるのでしょうが)保湿ジェルなんかも備えてあって、こんなことならポーチ一杯化粧品持ってこなくてよかったのにねぇ、なんて話してました。とにかく至れり尽くせり。
売店も遅くまで開いているので、ラムネを買って部屋に帰りました。
泊まっているのが本館なので、大浴場のある新館まで遠いのが難かな。

部屋に帰っても、風呂に入っては出、出ては入ってました。
なんという温泉三昧。幸せ♪



山の上からヤッホーイ♪

2009年06月13日 | お出かけ
比叡山から今度は琵琶湖側に向かってケーブルで降りました。
行きはぎゅうぎゅう詰で他の団体さんと一緒だったりで、景色を楽しむ余裕がなかったのですが、下りはとても空いていて、運転士さんがいろいろとお話をしてくださったので、アッという間に終点の「坂本駅」に到着しちゃいました。

いいお天気すぎて湖面に水蒸気が上がっていたので、琵琶湖が霞がかってるのが残念、とか、紅葉に来るなら11月第1週目にいらっしゃいとか、ケーブルの路線にある7つの橋の話とか、途中の駅で大量に見つかったお地蔵様の話とか、いろいろしていただきました。ほぼずーーっと会話をしていたので、とても楽しかったです。
にゃんこママは撃沈して半分寝てましたがw

ケーブル坂本駅から、JR比叡山坂本駅まではにゃんこたちの足で凡そ30分くらい。
高校野球にもよく来る比叡山高校の前を通り、ゆるやかな坂を下り続け、途中いくつかのお社やお寺の間をずんずん歩きます。
あ、ケーブルってね、坂本ケーブルって言うのですが、ここの駅舎はすごく古いんですよ。
日本一長いケーブルなんですって。でも10分くらいだけど・・・・。

  http://www.sakamoto-cable.jp/

途中、京阪の坂本駅などがあり、鶴喜そばっていう有名なおそば屋さんもあります。このおそば屋さんは延暦寺の敷地内にもあったので、にゃんこたちはそこでゴハンを食べました。なかなかの美味です。価格も良心的だし。お勧め~。
車が頻繁に通るようになったら、JR比叡山坂本駅は目の前です。

ここから本日の宿泊先の「里湯昔話 雄山荘」のあるおごと温泉駅はひとつ向こうです。
大阪の感覚でひと駅くらいなら歩こうか?とにゃんこママと話していたのですが、電車がすぐ来ることが判ったので、電車で移動したのですが、窓から外を眺めていて、電車に乗って正解!と痛感。すーーーっごく距離があるんです!
駅からはホテルから迎車がきたので、あっという間に到着でした。

  http://www.yuzanso.co.jp/pc/index.html#main

今回はエクゼクティブ山野草というランクのお部屋、なんと、客室に露天風呂がついています。わーい。
今から楽しみです。



はじめてのお山で厳かに

2009年06月13日 | お出かけ
にゃんこは敬虔な仏教徒ではありません。
だけど、今日はすごく感動してしまいました。
にゃんこ家は弘法さんの宗派なので、一生縁がないと思っていたのですが、ひょんなきっかけで、行ってきました、比叡山・延暦寺。

初めて京阪電車の中之島線に乗って、まずは山側から比叡山に向かいました。出町柳から叡山電鉄→ケーブルカー→ロープウェイ→バスと乗り継いでようやく山頂へ到着。
ローカル線は高いですね・・・・財布の小銭が大河の如く流れていきます。でも、なくなると困るので、高くてもいいのです。

本当にお遊び感覚で訪れたので、中にあるお土産屋さんでブラブラしたり、仏像の写真撮ったり、としていました。
最大の目的は、根本中堂(こんぽんちゅうどう、と読みます)の中で1000年絶えることなく燃え続けている、という「火」(不滅の法灯だったかな、名前忘れちゃった・・・・)を見ることでした。

さすが山の中だけあって、お堂とお堂の間の行き来も坂と階段だらけ。根本中堂も長~い階段を降りた先にあります。
外観はなんのことはない、普通のお寺。靴を脱いであがるのですが、本堂までの廊下の壁は丁度学生さんの書道発表会みたいで、びっしりといろいろな言葉が貼られていました。仏書の言葉から「たかいそら」なんてものまで、様々。
小学生でもすごい達筆な人がいたりして、目にするたび我が身を振り返りヘコむにゃんこ。
長い廊下の果てにお堂がありました。いざ入ってみると・・・。
畳のお堂の中で、座っている、いや、へたりこんで(るようににゃんこには見えました)る人の多いこと! 一見、一種の休憩所みたいな感じだけど、雰囲気というか空気が違うんです。すごく静か。和尚さんが観光客に説明する静かな声ですら大きく感じるくらい、静か。
にゃんこもおそるおそる中に入っていきました。
不思議なことに、背中というか、体がゾクゾクします。今までふざけあっていたにゃんこママとも言葉が交わせない、っていうか、言葉が思い浮かばない。

呆然と立ちすくむにゃんこ達に和尚さんが気づいて、「不滅の法灯」はここからご覧になれますよ、どうぞ」と声を掛けてくださいました。
あわてて指し示されたところから、堂内を覗き込むと、ありました。
これが1000年以上燃えている火、単純にそう感じるかと思っていたのですが、さにあらず。
心ならずも涙がポロポロ出てきちゃいました。
なんでこんなに涙が出るのか、にゃんこ自身理解不能、制御不能。
となりのにゃんこママも涙を浮かべていました。なんなんだー!!!
こういう場所に来ても、ありがたみのない罰あたりなもので、5分もたないのに、今回ばかりは随分長い間灯火を見つめ続けてしまいました。

いいものを見てしまいました。
どんな高価なものより、どんな感動的な映画やドラマより、すごい気持ちになりました。
今の何十分の一しかいろんなものがない、便利なものもない時代の、昔の人の心のよりどころだった仏教、その気持ちが少しだけ理解できたような気もします。

ってか、にゃんこって日本人なんだーって改めて痛感し、厳かな気持ちになれた有意義な旅の初日でした。

比叡山延暦寺、心が疲れている人にぜひともお勧めしたい場所です。