先日テレビを見ていたら、駐日ルース米大使が東日本大震災の被災者を何度も訪ね、孤児になってしまったある女子高生を親身に援助した逸話が紹介された。大使はこの日番組の取材に応じ、被災者に I love you. と語りかけた。これを女性通訳者は「皆さんのことを大事に思っています」と訳した。これを聞いて私は大変機転のきいたよい訳であると感心した。文化の違いを心得た、ベテランの訳で大変自然に聞こえた。(3月15日ABCテレビ11:30- スクランブル「ルース米大使生出演」)。
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以前、松江市近郊のペンションに宿泊したとき水道が故障していたことがあります。管理人に「いつ修理ができるのか?」と問うと「今修理しております。だんだん」と言われるので「段々じゃないよ、早くしてよ」と言ったことがあります。
いまでこそNHKドラマで、「だんだん」という出雲弁は「ありがとうございます」と同義語だと全国で知られるようになりましたが、以前は知られていなかったのです。
監督という言葉の中に受け取るイメージもある人によっては、好ましくなかったのでしょう。
「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」の著者の黒川伊保子さんは、言葉が脳に与える語感について分析しておられますが、モルモン書や聖書も黒川さん流の理論で翻訳し直したらもっと面白いのではと思っています
しかし、正しい認識を得て慣れていけばイメージも変わっていくのではないでしょうか。(「監督」)。特定の人(しかも日本語を母語としない人)の感じたイメージで変られたのでは、たまったものではないと思っています。
黒川伊藤保子さんの分析について調べてみます。だんだん。