惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

卵包

2015-03-29 21:19:28 | 動物

 ミミズを、これまでの筒型の小型飼育槽から、完成したミミズ御殿へ引っ越しさせました。

 

 ミミズがもぐる「ベッド」は、昨秋から庭の隅でつくっていた腐葉土。まだ完全に腐りきってはいませんが、ふかふかの柔らかい葉っぱになっているので、たぶん大丈夫でしょう。
 ただ、変な虫が隠れていたり、卵を産み付けていたりすると嫌なので、蒸気で消毒してから使用しました。

 

 消毒は、七厘に古い鍋をかけてお湯をわかし、鍋にちょうどはまる大きさの植木鉢(素焼き)を載せて、簡易「蒸し器」としました。植木鉢の底の穴から水蒸気が鉢内に入り、そこに入れた腐葉土を熱する仕組み。
 こうすれば何とかなるんじゃないかと思いついた時は、ちょっと興奮しました。実際には、蒸気の熱が全体に行き渡るのに時間がかかってちょっと苦労しましたが、まあ、なんとか虫退治はできたと思います。

 

 で、準備がととのってミミズを移動させたのですが、その際、卵包を見ることができました。

 

 ミミズは両性具有ですが、2匹が絡み合って交尾します。で、互いの受精嚢に精子を注ぎ、環帯(大人のミミズにできる鉢巻みたいなの)の中で卵子と精子がくっついて受精するのです。環帯は体の前部(頭の方)へ移動してすっぽりと抜け落ち、中に受精卵の入った「卵包」となります。
 1つの卵包から、シマミミズなら3~10匹の子ミミズが生まれるといいますから、それだけの受精卵が入っているわけですね。

 

 この下に卵包の写真を載せますが、美しくないので苦手な人は見ないでください。
 中央の黄色いとっくり型のものがそれ。大きさは4ミリぐらいでした。

 

 

 

 

 


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