惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

朝からゴキゲン

2016-01-31 20:26:12 | スポーツ

 起き抜けに、録画してあったサッカー五輪アジア予選決勝を観戦。夜中過ぎのゲームはリアルタイムで観るのはつらいのです。
 結果を知らずに観ていたので、韓国に「2-0」とリードされた時点では「やられるのかなぁ」と少し諦めムード。しかし、浅野、矢島両選手が続けざまにゴールを決めてくれ、俄然、応援に力が入ります(とっくに終了した試合なのですが)。そしてついに浅野選手の決勝ゴール! 枠をとらえるキックの技術が素晴らしいですね。

 ということで、「朝からゴキゲン」――といえば、ハーマンズハーミッツの大昔のヒット曲。わかる人は少なくなったんだろうなぁ。ビートルズと同時代にイギリスで活躍した、どちらかといえば女の子に支持される可愛い男の子たちのバンドでした。彼らが歌った「見つめ合う恋」は、後にカーペンターズがカバー。中学生の頃、口ずさんだものでした。

 午後は大阪国際女子マラソンを飛び飛びに観戦。レースなかばから独り旅となった福士加代子選手が、記録との孤独な戦いに挑んで見事な優勝。リオ五輪への切符をなかば手中にしました。
 彼女がマラソンデビューした頃から応援してきただけに、感無量。弾ける笑顔に「よかったね~!」と胸の中で語りかけました。

 あと、スキージャンプの高梨選手、競泳女子の池江選手など、祝福したいアスリートがいっぱい。にぎやかなスポーツサンデーでした。


椋鳥

2016-01-30 20:07:05 | 野鳥

 雨は午前中にやんだものの、お天気は思わしくなく、気温が上がりませんでした。最高気温 4.7℃(隣町アメダス)。

 夕方、ハケを上がって武蔵野台地の南端をぶらぶら。
 スーパートップ深大寺店へ行くと、新潟のお煎餅メーカー三幸製菓のマスコットキャラクター「ホワミル」くんがいました。工場直送販売だとかでしたが、ちょっと品数は少なめ。ここのお菓子は好きだけど、買うところまではゆかず、濡れ煎餅をひとかけら試食させてもらっただけで通り過ぎました。

 ぐるっとまわって晃華学園の西までくると、電線に数えきれないほどの小鳥がとまっています。



 椋鳥の群。冬場は大群をつくって過ごしているんですね。
 写真はごく一部しかとらえていません。おそらく全部で2000~3000羽はいたんじゃないでしょうか。通りすがりの小学生たちも「スゲェ! スゲェ!」と興奮気味でした。
 春になると、つがいを作って家族単位で暮らすようになります。もうそんなに先のことではないはず。


大ハズレ

2016-01-29 21:05:13 | 日記・エッセイ・コラム

 そういえばお年玉付き年賀はがきの当選番号がとっくに発表されているんだ、と思い出し、家人に年賀はがきをチェックしてもらいました。
 2人分合わせて約200枚。当たりはがき、ゼロ!

 3等だと下2ケタの当たりがふたつあるわけですから、100枚で2枚、200枚だと4枚当たるのが平均なのに、まったくなし。見事にハズレっぱなし。
 こうなると、いっそ縁起か良いような気がします。今年は平穏無事の良い年にちがいない。

 夕方、図書館で雑誌をめくっていたら、「スナップエンドウは乾燥に強く、水遣りは過多にならないように」と書かれているのが目に留まりました。
 知らなかった。今年は特に水を念入りに遣っているのだが、それは良くなかったのね。今後、気をつけよう。
 こうやって少しずつ家庭菜園づくりも上達してゆく――と信じたい。

 〈小説推理〉3月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の4作を取り上げています――

  • 神林長平 『絞首台の黙示録』 (早川書房)
  • 筒井康隆 『モナドの領域』 (新潮社)
  • つかいまこと 『世界の涯ての夏』 (ハヤカワ文庫JA)
  • 円城塔 『プロローグ』 (文藝春秋)

 締切の都合で、どれも昨年11~12月の作品。これで年間ベストがえらべるなぁ。
 「ベストSF2015」募集中です。こぞって投票してください。


かいぼり27

2016-01-28 21:04:36 | 自然

 予報通り日中は暖かくなりました。最高気温 13.4℃(隣町アメダス)。

 午後、所用のため自転車で吉祥寺へ。ダウンコートを着てペダルを漕いでいると汗ばんできます。到着後はコートを脱いで歩きまわりました。

 井の頭公園を通りかかると、池が干上がっています。

 「かいぼり27」実施中なのでした。
 25、27、29(年度)と3回行う予定の2回目。池の水を掻きだして、底まで清掃するんですね。

 ここ、お茶の水池ではこの前の週末に生き物を掬い、調査が行われたそうです。
 その結果を見てみると、在来種が44パーセント。これでも、前回より在来種は増えているのだそうです。
 モツゴが圧倒的に多く、ナマズ、ギンブナと続いています。
 外来種・改良種(つまり飼われていたのが放されたもの)では、ブルーギルが断トツ。以下、アメリカザリガニ、オオクチバス、シナヌマエビと続いています。ブルーギル、生命力旺盛です。
 ミシシッピーアカミミガメが意外と少なく感じました。前回、とりのぞいたせいでしょうか。野川なんかではほとんどの亀がこの種類のように見えます。


ミスター人工知能

2016-01-27 21:16:09 | ひと

 マーヴィン・ミンスキーさんが亡くなられたとか。享年88。
 1950年代から人工知能関係の研究に従事し、その基礎を築くとともに先端で引っ張ってこられた大科学者。

 心はひとつのまとまりではなく、いくつもの〈エージェント〉が協働することによって生まれるという「心の社会」理論で知られています。これは、彼が単に計算機科学だけでなく、生物学、神経学、数学など多くの分野に精通していたことから生まれたもので、現状ではもっとも妥当な理論だと思います。
 これ以外にも多くの功績がありますが、私自身にとっていちばん印象的なのは「フレーム理論」を提唱されたこと。
 ものごとを認知するには、それがどのような環境にあるかという枠組みを捉えなくては、正解にたどりつくことができないという、いわば「常識」の大切さを指摘した理論。フレームを把握できないロボットは、たとえば、熱湯で人の手を消毒してはいけないことが理解できなかったりして、大変なことになります。この理論は私がSF論(『思考する物語』)を書く時にも援用させてもらいました。
 ミンスキーさんは映画『2001年宇宙の旅』のアドバイザーをつとめたこともありました。
 多くの恩恵をいただました。ご冥福をお祈りします。

 夕方、散歩で中央自動車道をまたぐ池の谷橋へさしかかると、カメラを構えた人が2人ばかり。富士山に沈む夕陽を狙っています。

 たぶん、この地点では今日が「ダイヤモンド富士」の見える頃合。
 あいにく薄い雲が隠していて、太陽そのものが山頂に沈むところは見えませんでしたが、夕陽の輝きを背景にした富士山は見事。この後の夕映えの雲も大変きれいでした。