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惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

小松左京を宇宙へ送り出す会

2011-11-29 21:31:41 | SF
 午後1時半よりホテルニューオータニ鳳凰の間にて、今年7月26日に80歳で亡くなられた小松さんを送る会。
 会は次のような次第で行われました。
  • 呼びかけ人よりの挨拶
    筒井康隆・松本零士・石毛直道・毛利衛・松岡功・瀬名秀明の6氏を代表して松本零士さん。
  • 小松左京の略歴
    ビデオ映像による小松さんの一代記。
  • 小松左京へのビデオメッセージ
    桂米朝・由美かおる・三浦友和の各氏。
  • 「小松左京を宇宙へ送り出す」ことの説明
    瀬名秀明さんが「小松ロケット」の意味について、科学的・SF的に。
  • 小松さんの最期と葬儀について
    立ち会われた石毛直道さんからのご報告。一緒に荼毘に付した煙草のせいで、小松さんは骨までヤニ臭くなったはず、と。
    Komatsu1111
  • 小松ロケット打ち上げ
    樋口真嗣さんらの映像・松尾貴史さんのナレーション・毛利衛さんのカウントダウンで小松号が飛び立ちました。
    燃料は小松さんを知る人たちの笑顔。宇宙空間にみんなの笑顔が噴出されました。
  • 献杯
    この後、歓談。
  • 「青い地球のうた」斉唱
    小松左京作詞・山本直純作曲の歌を皆で歌って終会。
 明るく、なごやかに小松さんを送り出しました。小松さんは、今頃、SF実存となって宇宙を旅していることでしょう。
 さよなら、小松左京さん。

紅葉富士

2011-11-28 21:12:48 | 旅行記
 クレジットカードのポイントが消滅するとかなんとかという事情がらみで、富士山までツーリングしました。何のことだかわからないと思いますが、説明するとややこしくなるので省略。

 気温は10度ちょっとぐらい。バイクで走るにはやや寒かったのですが、高速道路で富士吉田インターまで。
 富士裾野で日帰り温泉(富士眺望の湯ゆらり)に入り、温まってから河口湖~山中湖と走って、道志道を通って帰京しました。走行距離220キロ。1日で走るにはちょうど良いぐらい。

Mtfuji1111 河口湖周辺はちょうど紅葉の盛り。絵葉書的素材ですが、記念に1枚撮りました。

 道志道を走るのは、たぶん30年ぶりの2度目。
 気持ちよくワインディングしていて、信号がなくて、ツーリングには申し分ない道ですね。今度は暖かい時期に走りたいものです。


蜻蛉の影

2011-11-27 20:14:42 | 動物
Dragonfly1111 先日、田舎へ帰った時、実家の庭で撮りました。アキアカネでしょうか。

 ブロック塀にとまって暖をとっているのでしょうね。秋も終わり、かすかな温もりにしがみついている様子です。
 季節を感じます。

 〈小説推理〉新年号が発売になりました。担当しているSFレビュー欄で次の3冊+αを紹介しています。

  • 松崎有理『あがり』(東京創元社)
  • 円城塔『これはペンです』(新潮社)
  • ジャック・ヴァンス『奇跡なす者たち』(浅倉久志編、国書刊行会)
  • 小松左京追悼関連
    〈小松左京マガジン〉第44巻(角川春樹事務所)/『小松左京セレクション 1 日本』/『文藝別冊[追悼]小松左京』(KAWADE夢ムック)/『完全読本 さよなら小松左京』(徳間書店)/『虚無回廊』(〃)/〈月刊アレ!〉10月号
 小松さん関連では、徳間書店から『小松左京に捧ぐ トリビュート日本沈没 』(リュウ・コミックス)も出ています。他にもあるかな?

里の秋

2011-11-25 20:33:45 | 季節
 プランターで育てたサラダホウレン草を初収穫。家内が近所の農家の庭先販売で買ってきたクルミを炒ってのせ、オーロラソースでいただきました。美味しい。楽しい。
 こういう食生活はいいですねぇ。

Momiji1111 紅葉前線が山から下りてきて、我が家の近所でも紅葉・黄葉が始まりました。

 写真は、今日の夕方、多摩市の連光寺公園にて。
 隣接する都立桜ヶ丘公園、多摩市立大谷戸公園でもモミジがきれいです。銀杏の葉も黄色くなりました。山道を歩くと、落ち葉の香りがします。

 この季節の里山はいいんですよね。明るくて、なんだか良い匂いがして。
 歩きにゆかなくては。


地籍調査

2011-11-24 20:43:52 | 日記・エッセイ・コラム
 月・火・水と田舎(高知)に帰っていました。

 用向きはいくつかあったのですが、メインは山林の地籍調査の立会い。国土調査事業として行われている土地の境界確認作業です。境界と思われるところに強化プラスチック製の杭を打つので「杭打ち」とも。
 この調査は明治維新当時以来のものだそうで、100年以上前の「字切り図」にもとづいて定められている所有地を、実際に現地で確認しなければなりません。

Chiseki1111 今回の私のところの山林は、仁淀川の支流に向かって雪崩落ちるような急傾斜の場所。加えて、足もとはゴロゴロした石ばかりで覚束ないし、大変な思いをしました。
 天気には恵まれたから助かったものの、これが雨でも降っていたら、途中で逃げ出していたはず。

 写真は作業のために道なき道を登る作業員たち(私も遅れてついてゆきました)。浅い谷になっていて、巨石が転がっています。

 驚いたのは、現地での作業に協力する「推進員」の方々が80歳近いお年寄りだったこと。
 長年、山の仕事に携わってきたので、連日の作業も平気だとか。実際、鉈を手に雑木を切り払いながら、山の「表情」を見極め、私などには見当もつかない境界を見定めてゆきます。

 田舎の仕事は、こうした大ベテランに支えられているのですね。もし、この人たちがいなくなったらどうなるかと考えると、ゾッとしました。