惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

蛙の歌

2024-02-20 20:52:11 | 動物
気温がどんどん上がりました。
知り合いの男性とすれちがった際、「暖かいですね」と挨拶したら、「暖かいなんてもんじゃねぇよ。暑くって脱いじゃったよ」と返されました。最高気温 24.2℃(隣町アメダス)。

午後、都内までバイクで出かけたのですが、とくに防寒対策の必要もなく、快適そのもの。

出先で時間があったので、国税庁が出しているPDFで消費税の申告について勉強しました。これで申告書に何を書くことになっているのか、理解できた(ような気がする)。

その後、あたりを散策していたら、「コッコッコッ」と可愛く弾むような動物の鳴き声が聞こえてきました。
その声をたよりに探してみると、銭湯のお風呂よりちょっと小さめの池に、たくさんのカエルが集まっています。


繁殖シーズンなんでしょうね。あちらでもこちらでも交尾しています。
このまま卵を産んだら、どれだけたくさんのカエルが孵ることやら。

帰宅して調べてみると、どうやらニホンヒキガエルのうち、東日本に生息するアズマヒキガエルらしい。
けっこう可愛い鳴き声なんだと、ちょっと感激しました。


菱田春草?

2023-12-08 20:45:31 | 動物
よく晴れて、昨日同様、気持ちの良いお日和。

夕方の散歩はいつものハケ上のコース。
中央自動車道の陸橋を渡り、北へ。
農業高校の実習園に沿った道を歩いていると、フェンスの内側に黒い猫が座っていました。


まるで紅葉を愛でているかのよう。
菱田春草の日本画「黒き猫」を思い出しました。

あの名作は柏の木にのっている猫を描いていますが、やはり季節は秋でしょうね。葉が褐色に枯れかけています。
こちらの猫もモデルをつとめているかのようで、その場にじっとしていてくれました。

私がデジカメを構えていると、下校中の就学生が隣に来て、学習用のタブレット端末で写真を撮りました。
なんだか愉快だったな。


伸び猫

2023-03-07 21:10:27 | 動物

 H3ロケット失敗。悲しみに襲われています。

 傷心を抱いて出かけた夕方の散歩。
 ハケの道を上り、中央自動車道を越えて北へ。
 都立農業高校沿いの小道を歩いていると、フェンスの内側、実習園の池に渡された丸太の上で猫が丸くなっているのに気づきました。特になにをするふうでもなく、じっとうずくまっています。

 ぼんやり眺めていると、やおら体を起こし、ぐぐっと背中を持ち上げて大きくストレッチ。

 猫はひと休みした後、必ずストレッチしますよねぇ。自然な感じで、気持ちよさそう。
 きっと体のために良い効果があるにちがいありません。

 「猫に習うストレッチ」などという本があっても不思議ではないと思うのですが、どうなんでしょう?
 といいつつ、検索してみたら『のび猫ストレッチ』とか『ねこに習うヨガストレッチ31』などという本がありました。誰でも考えることは同じなんだ。

 のんびりした猫を見ていたら、気分が少し楽になりました。よし、次を目指そう!

 〈小説推理〉4月号発売中。担当のSFレビューで次の3冊を取り上げています――

  • キム・チョヨプ『地球の果ての温室で』(カン・バンファ訳、早川書房)
  • 伊藤典夫編訳『吸血鬼は夜恋をする』(創元SF文庫)
  • 小川楽喜『標本作家』(早川書房)

 この号には北上次郎さんの追悼ページがあり、北上さんが担当されていた海外ミステリのレビューはお休み。次号からは酒井貞道さんが担当されるようです。
 この書評は双葉社のウェブサイト「CoLoRFuL」で読むことができます。


畑の猫

2022-09-09 21:11:50 | 動物

 エリザベス二世英国女王が亡くなられた。96歳。
 昨年春にはフィリップ殿下が99歳で亡くなられていますね。

 25歳の若き母であり、妻であった方が、王位を継承して70年。みずからの運命を引き受け、ひたすらに進んでこられた。
 その責任感と、責任をさらに超えられる態度で、人々をまとめ、励まし続けたことに敬服します。
 私も自分の人生をきちんと全うしなくては。

 いちにち曇っていましたが、夕方には晴れ間が広がりました。
 いつものようにハケの上下を散歩。

 途中、猫に出会うとなるべく挨拶するようにしています。
 駐車場で見かけた猫は、呼びかけると最初は逃げたものの、すぐに立ち止まってこちらを見つめてきました。ニャアニャアと親愛の情を示すと、不審そうな素振りではあるものの、興味はあるみたい。そのままじっと立ち止まっています。
 いつまでも見つめ合っているわけにはいかないので、「じゃあね」と言ってその場を立ち去りました。

 次に見かけた猫は、畑の枯草の上に座っていました。

 身動きひとつせず、悠然たるもの。
 距離が遠いのであまり多く語りかけるわけにもゆかず、ひとこと声をかけてバイバイ。

 猫にもいろいろ個性があって、観察していて飽きません。


2022-06-20 21:09:36 | 動物

 午後、ホームセンターへ出かけました。
 用を終え、そろそろ帰ろうかと店の出口まで来るとにわか雨。ポツポツと来て、すぐに雨粒は大きくなりました。

 ひさしの下で少し様子を見ることにし。

 そばにスイレンなどを売る特設の台があり、いくつものコンテナに水を張って水生植物を並べています。
 そこから時おり、「ケロケロケロ」という声が聞こえるのです。

 「えっ! こんなところにカエル?!」とびっくりしました。

 都会の、アスファルト舗装された店の路上。周囲から這って来たとは思えません。スイレンなどと一緒に運ばれてきたのでしょうか。

 10分ほど立っている間に、何度もカエルの声を聞きました。通りかかった店の人に、「ここにカエルがいるんですか?」と訊くと、「いるんですよぉ」とうれしそうに答えてくれました。
 楽しい雨宿りになりました。