惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

白木蓮と月

2015-03-28 20:52:12 | 季節

 ポカポカ陽気。このあたりでも、桜は気によっては7~8部咲きとなりました。春は急速に進行しています。

 

 夕方、散歩の途中で見かけたハクモクレン。

 

 

 いつもは桜よりひと足先に満開になるのですが、今年はほぼ同時。冬が長引き、その後、春が一気にやって来たということでしょうか。

 ハクモクレンの枝の彼方に半月。昨日が上弦だったようなので、今日の月齢は8ぐらいか。どことなく春らしい光景に思えました。奇妙に絡み合った電線もよいアクセントになっているのでは。

 

 〈小説推理〉5月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――

  • ミハル・アイヴァス『黄金時代』(阿部賢一訳、河出書房新社)
  • ラヴィ・ティドハー『完璧な夏の日〈上・下〉』(茂木健訳、創元SF文庫)
  • マデリン・アシュビー『vN(ブイエヌ)』(大森望訳、新ハヤカワ・SF・シリーズ)

 『黄金時代』は、揺れ動く言葉と物語を扱った小説。表向きは、名前のよくわからない島への探訪記ですが、島の言語においては単語の語幹がやせ細り、やがては接頭語と接尾語だけからなる言葉に変化するだろう、などという記述があってワクワクします。いや、言語より島の「本」の形態と内容が凄い。


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