惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

水木サン

2015-11-30 21:19:32 | ひと

 夕方の散歩は、今朝、亡くなられた水木しげる先生の仕事場がある駅前商店街へ。
 取材だか中継準備だかの人たちが2組ほどいましたが、他には特に変わった様子はなし。商店街入り口の街燈の上からは、いつものように鬼太郎と目玉の親父が見下ろしてくれていました。

 水木さんの作品と出会ったのは、小学生の頃。貸本屋で借りるマンガ本に載っている『墓場鬼太郎』や『河童の三平』を読みました。
 貸本マンガの絵柄は洗練されてるとはいいがたいものの、個性的なものが多かった。その中でも水木さんの画風は特に強烈でした。目玉の親父は可愛かったけれど、ネズミ男は風体といい、性格といい、とても子ども向けではなかった。それだけに妙に忘れがたいキャラクターでした。

 30数年前に今の街に越してきてからは、駅前周辺で時折り、水木先生をお見かけしました。書店で、天神さまのあたりで、駅前のデパートで、交差点で……。
 ここ数年はそういうこともなくなっていましたが、ツイッターでお元気な姿を拝見。この秋には、故郷・境港を訪れた番組(山陰放送制作)をBSで放送してましたっけ。この夏、SF大会のついでに、境港を訪れることができたのも何かのご縁だったのでしょう。

 子どもの頃、闇深い自然に対してはおのずから畏怖感を抱きましたが、それを水木さんは妖怪という形で、親しみやすいものにしてくれました。怖いんだけど、そんなに怖れなくてもいい。畏敬の念を抱きながら、仲良くすればいい。そんなふうに教えてくれたように思います。いや、これからも教えつづけてくれるはず。

 〈小説推理〉1月号が出ました。担当のSFレビューで次の3作をとりあげています――

  • ハオロ・バチガルピ 『神の水』 (中原尚哉訳、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
  • 田中啓文 『イルカは笑う』 (河出文庫)
  • 梶尾真治 『猫の惑星』 (PHP研究所)

 バチガルピの『神の水』は水飢饉を描く近未来SF。小説作りがぐんと巧くなっていて驚きました。


カレンダー付き地図

2015-11-29 21:13:34 | 暮らし

 うーむ、同じようにゆたぽんを入れて寝たのに、一度、夜中に起きてしまった。何がちがうのか?
 いちばんの理由としては、体内の水分量がちがってたのじゃないかと思います。一昨夜に比べて体重が600グラムほども多かった。このほとんどは水分のはず。それが色々と……。

 最近の体重計は細かく測れるので、あれこれ考えてしまいますね。

 夕方、隣町の市役所前のスーパーまでワインの買い出し。今日は1割引きなので。
 ついでに、そこの2階にある家電量販店に寄ったらカレンダーを無料配布していました。日本地図が印刷されていて、周囲に1月から12月までの暦が配置されています。

 暦よりもむしろ地図が目当てで、1枚、もらってきました。地図には目がないのです。以前にも書原(本屋さん)で、関東地方の地図を印刷したカレンダーをもらい、これはまだ仕事部屋に貼ってあります。
 さて、今回の日本地図――というかカレンダーは、どこへ貼るか。大きい(60センチ×103センチ)のでちょっと悩んでおります。


湯たんぽ

2015-11-28 20:36:00 | 季節

 冷え込んできました。最低気温 1.8℃ (隣町アメダス)。多摩は内陸部なので、夜、寒いのです。

 で、昨夜から湯たんぽ始めました。正確には「ゆたぽん」をチンして使うのですが。
 足が温かくて寝心地が良いのはいうまでもないのですが、うれしいことに、一度もトイレに起きませんでした。
 恥ずかしながら、就寝中、1~2度はおしっこを催す老人なのです。それが、朝まで起きなくてすんだ。これは嬉しいですよぉ。今夜もそうだといいな。

 午後は庭木の剪定。キンモクセイとネズミモチを刈り込みました。
 キンモクセイはこの建売住宅を買った時から植わっているもの。ネズミモチの方は、鳥が落とした種が芽生えて大きくなりました。
 我が家の庭には、この両方由来の木が混在しています。赤い実をつけている、ナンテン、センリョウ、ピラカンサなどは鳥の贈り物。

 そういえば、今朝はジョウビタキのメスが来ていました。昼間はキジバトも。
 鳥といい、草木といい、いろいろな仲間が一緒だと楽しいですね。


ミニ・ビニールハウス

2015-11-27 20:48:53 | 園芸

 昨夜は臨時「一の日会」。
 米国から一時帰国したN君を囲んで初老の男女がワイワイ。

 N君は大学の同級生でSF研仲間。でも、昨日、知ったのですが、彼は17歳の時すでに我が大学のSF研に入っていたとか。まだ高校生なのに、入会するなんてナマイキ。入れる方も、入れる方だ。資格審査とかなかったのか。

 その会に出かける前に、一昨日、木枠を作ったプランターにビニールシートを張りました。めでたくミニ・ビニールハウスの出来上がり!

 左手前の一辺は、洗濯バサミを外すと開くようになっています(でないと水遣りとかができない)。木と木をつなぐジョイント金具はアルミ板を加工した自家製。使い切ったスプレー缶を流用しました。
 中には懲りずにサラダホウレン草の種を蒔いてあります。今からでも生えてくれるかな。


雀?

2015-11-25 20:37:55 | 園芸

 ベランダのプランターで育てていたサラダホウレン草が全滅しました(>_<)

 私の推理では、やったのはスズメ。現場を見たわけではないので、断言はできませんが、ちょっと他に犯人(鳥?)は考えられません。
 およそ次のような経過だったと考えています。

 まず、スズメはプランターの土にもぐっているミミズを狙ってやって来た。
 以前、書いたかと思いますが、ホウレン草の種を蒔いたプランターには夏の間、緑のカーテンの枯葉などを投入し、ミミズを飼っていたのです。糞が肥料になるはずと思い、秋になってそこに種を蒔きました。
 芽が出て、育ち始めていたのですが、いつしか土が掘りかえされていました。

 この時点では、まだホウレン草は無事でした。ですから、掘りかえされたところに改めて種を蒔き、ようやくまた芽が出始めたかと思ったら、今度は葉っぱが齧られ、育ったホウレン草までもが被害に。
 最初、ミミズ目当てだったのが、ホウレン草も食べられると気づいて餌にしてしまったのではないかと思います。

 ガードを固めるために、今日は簡単な木の枠をつくり、プランターを覆うようにしました。これにビニールシートを被せれば、温室効果も期待でき、一石二鳥ではないでしょうか。明日、ビニールを用意してから写真を撮ろうと考えています。

 それにしても、ヒヨドリだけでなく、スズメまで用心しなくてはならないとは。ベランダ菜園も多難であります。