惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

かいめぶん

2017-01-31 21:19:58 | ことば

 最近、知った日本語(?)に「改め文」があります。
 「かいめぶん」と読むそうです。
 おもに霞が関のお役人が法律の改正作業の際に使っています。数日前の朝日新聞のコラムで知りました。政治部の記者が書いたのかな。

 「改め文」とは、参議院法制局の説明によれば、「一部改正法令が、『第〇条中「△△△」を「×××」に改める。』というように規定されることから生まれた」そうで、そういえば法律を眺めているとよくありますね。

 しかし、「改め文」は元の法律と照らし合わせて読むことで初めて意味が明らかになるので面倒くさい。そのため「新旧対照表」を付けることになっているそうです。そこを見れば一目瞭然なので、いっそのこと対照表を法律そのものにしてしまえばいいのでは、という議論もあったそうです。
 しかし、素人にはよくわかりませんが、正確性や労力の問題から、この案は退けられました。その代わりに「法制執務業務⽀援システム(略称:e-LAWS)」なるものが開発され、昨秋から運用が開始されたとか。
 このシステムは、「各府省が作成した『新旧対照表』を……アップロードすると、自動的に『改め文』を作成、官報の電子入稿、改正後の法令の公表等」ができるというもの。コンピューターを使うことで、正確かつ楽に「改め文」が出来るようになったわけですね。うーむ。

 そのうち法律はAIが作るようになりそうな気がしてきました。


春近し?

2017-01-30 21:18:28 | 季節

 予報どおり、太平洋上の移動性高気圧の空気がやって来て、とても暖かくなりました。最高気温 17.4℃(隣町アメダス)。

 庭仕事をするには、都合の良いお天気。ずっと気になっていたサルスベリの剪定をし、寒肥も施しました。
 寒肥は道路沿いのカイヅカイブキの根元にも。これでしっかり枝葉が茂ってくれれば、夏の日差しが遮られます。準備完了。

 夕方、自転車でポタリングに出かけましたが、途中、白梅が咲いているところも。春近しを感じる一日でした。
 が、帰りには北風が強くなり、これからまた冷え込みそう。


薄い建物

2017-01-29 21:27:16 | まち歩き

 町を縦断するかっこうで、南へどんどん行き、国分寺崖線を下りた先で見かけました。



 薄い建物。手前の端は幅1.2~1.3メートルほどでしょうか。
 奥へゆくと、さすがに広くなっていて、反対端は4メートルぐらいありました。

 賃貸住宅のようです。いちばん狭いところは、クローゼットにでもなっているのでしょうか。中を覗いてみたいものです。

 〈小説推理〉3月号が発売になりました。担当しているSFレビューで次の4冊をとりあげています――

  • 飛浩隆 『自生の夢』 (河出書房新社)
  • 黒石迩守(にかみ) 『ヒュレーの海』 (ハヤカワ文庫JA)
  • 眉村卓 『終幕のゆくえ』 (双葉文庫)
  • バリントン・J・ベイリー 『ゴッド・ガン』 (大森望+中村融訳、ハヤカワ文庫SF)

眉村さんの本は書き下ろし短編集。老年幻想譚ともいうべき20編が収められています。書き続ける姿勢がすばらしい。


SFファン交流会

2017-01-28 21:47:20 | SF

 午後2時から、渋谷区氷川区民会館にて「SFファン交流会」。

 昨年の国内活字SFについて、日下三蔵さんと検討――の予定でありましたが、日下さんは事情があって到着が遅れるとのこと。急遽、会場にいらした高山羽根子さんが隣に座ってくださり、話を進めることに。助かりました。一人だったら、どうなったことやら。

 最初に、昨年、高山さんが大賞を受賞された「第2回林夫美子文学賞」について、ご本人からお話をうかがう。授賞式の模様や、応募の動機など。こちらで受賞作「太陽の側の島」を読むことができます。
 その後は、掛け合いの形で、昨年の国内SFのめぼしいものについて、あれこれ。
 いちばん目立ったところでいえば、昨年は宮内悠介さんの活躍が目覚ましかった(一昨年は円城塔さんでした)。あと、自分の年齢のこともあり、ベテラン勢の活躍を知ってほしいと思いました。眉村卓さん、梶尾真治さん、山田正紀さんなど。

 ファン交の第二部は、まず、到着した日下さんのお薦めの、ラノベ、SFミステリ、筒井康隆さん本などについて。その後、縣丈弘さん、林哲矢さんが加わってコミックのお話。色々、気になる作品が出てきました。


野川を下って

2017-01-27 21:16:37 | 日記

 今日は南風が吹いて、たいそう暖かったらしい。最高気温 17.2℃(隣町アメダス)だから、確かにそうなんですが、実感がない。
 というのも、我が家の2階南向きの部屋は、冬でも日当たりがよければ 20℃ぐらいになるんですよね。ところが、今日は陽射しがあまり強くなくて、室内は17~8℃どまりだったのです。
 だから、「ふだんの方が暖かいではないの?」ということになったのでした。

 それでも、外はやはり、この季節にしては暖かく、夕方、自転車で野川沿いをずっと下って行ったのですが、いつもより軽装だったにもかかわらず、ペダルを漕いでいると汗ばんでくるのでした。

 サイクリングは世田谷区大蔵5丁目あたりまで。
 野川の北岸に、外環道のトンネル工事の準備でしょうか、巨大な設備ができていて、地下への入り口らしきものが見えます。
 ここからシールドマシンを入れるのかな、国内最大のやつを使うんだよな……などと思って眺めてから、引き返しました。片道30分。