惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

「日本扶桑国之図」

2018-06-17 21:14:07 | ニュース

 サッカーW杯。昨夜見た試合はアルゼンチン対アイスランド。
 メッシ選手の活躍を封じたアイスランドの守りが見事でした。とりわけゴールキーパー。PKのコースの読みがどんぴしゃりでしたね。

 広島県立歴史博物館が15日に公開した「日本扶桑国之図」
 現存する最古級の日本地図で、室町時代中期(14世紀中頃)のものだそうです。大雑把なようでいて、実際の日本の姿に近く、とても面白い。

 家の人が「なぜ西が上に?」と疑問を発したので、2人で、「なぜだろう?」と考えました。
 「西方浄土が天にあると考えたのかもしれない」などと口にしてみたりもしましたが、本当のところは?

 自分の出身地ということもあって、四国をじっくり眺めてみました。

 この図では讃岐と土佐が境界を接していて、伊豫と阿波が離れているように描かれていますが、実際は、昔から伊豫と阿波が接していて、讃岐と土佐はくっついていません。そこのところが間違っている。

 もうひとつ気になるのは、土佐の国内に何か文字が書きこまれていること。他の国でこのような例はほとんどないので、何だろうかと思ってしまいます。

 拡大して眺めても、読み取れません。
 もしかしたら、4文字のうち、上2文字は「足摺」なのかとも。そして、いちばん下の文字は「澤」か「津」? 3番目の文字は何なんでしょうねえ。「佛」?

 地図は大好きなので、できればもっと詳しく見たいものです。同館のデジタルミュージアムでは収蔵品が閲覧できますが、この地図はまだアップされてないようです。
 もう少し待てばいいのかな。