惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

脇黒薩摩の実騙

2008-10-06 21:13:58 | ポッカール
 今日も夕方1時間ほどポッカールの練習。野川公園の坂道。

 カーブの感覚に慣れてきたのか、ほぼ思いどおりのコーナリングが出来るようになってきました。体の傾け方、ブレーキによるスピード調整、足で地面を擦るタイミングなど様々な要素がようやく一体化してきたせいだと思います。

 そのせいで、とりあえずの目標だった橋の突破が出来た!
 どういうことかというと、クランク状に曲がった下り坂の先に、野川を渡る橋があるのです。その橋は水平。坂道からの勢いが十分にあれば橋を渡りきって、そのさらに先にあるもうひとつの小さな坂道を下ることができるのです。
 最初は橋の半分くらいまでゆくのがやっとでした。最近になって8割がたのところまで渡れるようになっていました。
 で、今日、やっとのことですが橋を渡りきり、小さな坂を下ったのです。嬉しかった。

 「やったな」と思って、ポッカールに座ったまま道端の草を眺めていると、葉の裏に緑色のきれいなクモがいるのに気づきました。普通なら、ぜったに気づかないところ。視線が低くなるボッカールならではの自然観察が出来たということでしょう。

Wakiguro0810  クモは、家に帰って調べてみるとワキグロサツマノミダマシのようでした。

 奇妙で面白い名前について調べてみると、「薩摩の実」はハゼの実の別名。その実によく似たクモがいて「サツマノミダマシ」と名づけられているようです。同じようなクモだけど、腹の脇に黒い筋があるので「ワキグロサツマノミダマシ」。

 で、もうひとつ知ったのは、アーシュラ・K・ル=グウィンに『いちばん美しいクモの巣』(長田弘訳、みすず書房)という絵本があり、その「いちばん美しいクモの巣」を張るのがサツマノミダマシなんだそうです。
 本もクモの巣も、一度、見てみなくては。