釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

紙門松

2013年01月08日 22時47分34秒 | 季節
紙門松と聞いてそれがなんだかわかる方はすごい!!
私もこの物体の名前を知らなかったのです。



上の写真がその実物です。
最近は、年賀ポスターという方が一般的なようです。

正月に商店や飲食店の入口やシャッターの上に貼られているのを見たことがあるのではないでしょうか。
よく「一月○日より営業いたします。」なんて書いてありますよね。

ところが下町に行くとこれは商店だけではなくて一般家庭の玄関や入口に貼られているのです。
中央区、台東区、墨田区、江東区あたりでは普通に貼ってあります。
港区辺りの住人にはピンと来ない話ですが、年末になると町内会から各戸に配られるのです。
だからマンションでも各家の入口ドアに貼っているのをよく見かけます。

調べていくこの紙門松、戦後の木材が不足した時に作り出されたようです。
木材資源の枯渇が生みの親とは元祖エコのような話ですね。
どうも高知県の共和印刷が昭和29年に始めたらしいのですが、この普及には自治体が大きく絡んでいるようです。

なんと岡山市では市のホームページで紙門松がダウンロードできるのです。


岡山市の紙門松

さらに京田辺市の広報誌には「今年から紙門松の全戸配布はいたしません。」なんて文章がありました。
ということは昨年までは全戸に配られていたわけです。

東京下町の風習だと思っていたものが全国にあるとはびっくりです。
もしかしたら、東京山の手だけないのかもと思ったりして…。

麻布でも、材木町に町内では年末にこれが配られると聞いたことがあります。
まだ実物は見ていませんが、調査の必要がありそうですね。

いろいろ情報がありましたらお知らせください。
私の郷里ではやっているとかいないとか…。


紙門松コレクション


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