釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

蚊取り線香・除虫菊

2013年07月08日 19時08分39秒 | 季節
土曜日に北千住で友達とお食事。

美味しくいただきました。

帰りに玄関を出たらほんのり蚊取り線香のかおり。

昔は家にも今戸焼の豚がいました。

今の豚はちょっとおしゃれ。

釉薬が掛かっていたりします。

蚊取り線香の原料は除虫菊(シロバナムシヨケギク)。

蚊取り線香は明治19年、「金鳥」の創始者、上山英一郎が発明しました。

だから「金鳥」の正式名称は「大日本除虫菊」。

セルビア原産の除虫菊の栽培が推奨されたのは瀬戸内、特に広島県の因島。

戦後、合成の殺虫成分が開発されるまで盛んに栽培されていました。

また、蚊取り線香は上山の出身地、和歌山県有田市が今でも主要な生産地になっています。

子供の頃、「除虫菊」を「女中菊」だと思っていました。

「女中さんの菊」って「皿屋敷のお菊さん」じゃないかとちょっと怖かった記憶があります。

あの香り、いまでも墓地の近い西麻布ではよく香っています。

家でも燻らせています。

そして子供ころの夏休み、母の田舎の風景も思い出させる香りです。



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