モンタギュー家とキャピュレット家ならぬ、白金長者と黄金長者にもそれぞれ息子と娘がいたそうです。二人は舞踏会ならぬ目黒不動の参詣で見かけて一目惚れしちゃいます。ここで二人が逢瀬を重ねたのが、両屋敷の中間地点にある笄橋。息子が娘に贈った不動明王の模様の入った笄が二人の危機を救う話なんです。この話の原点がどこにあるかは不明ですが、なかなか面白い。
基本的には目黒不動の御利益話なんですが、
(1)男(白金長者の息子)が目黒不動で不動尊の模様の入った笄を拾う。
(2)男は女(黄金長者の娘)を見染める。
(3)お互いの屋敷の中間点にある笄橋でデート。
(4)女に恨みを持った亡霊が橋の下から出て、女を苦しめる。
唐突に橋の下から亡霊。橋の下というと人柱を思い出しちゃいますね。この亡霊はたぶん女が好きだったのにだまされて人柱にされたんだろうな、能の「綾鼓」のように亡霊になって、女を苦しませるわけだ。
(5)笄の不動尊が亡霊を鎮める。亡霊は橋の下に帰っていく。
本当に能のような話。
(6)男は黄金長者の婿になってめでたしめでたし。
それで笄橋になりました。という話なんですね。
これだとロミオとジュリエットにはならない。全然悲劇じゃないし。
ところがこんな話もある。
お互いの親は二人の恋を認めずに、二人を会わせない。
とうとう娘は狂ってしまい。夜な夜な青山から麻布のあたりをさまよい歩いたそうだ。
その娘が青山から降りてきたのが「姫下坂(ひめおりざか)」
さてその坂はどこにあるのだろうか?
基本的には目黒不動の御利益話なんですが、
(1)男(白金長者の息子)が目黒不動で不動尊の模様の入った笄を拾う。
(2)男は女(黄金長者の娘)を見染める。
(3)お互いの屋敷の中間点にある笄橋でデート。
(4)女に恨みを持った亡霊が橋の下から出て、女を苦しめる。
唐突に橋の下から亡霊。橋の下というと人柱を思い出しちゃいますね。この亡霊はたぶん女が好きだったのにだまされて人柱にされたんだろうな、能の「綾鼓」のように亡霊になって、女を苦しませるわけだ。
(5)笄の不動尊が亡霊を鎮める。亡霊は橋の下に帰っていく。
本当に能のような話。
(6)男は黄金長者の婿になってめでたしめでたし。
それで笄橋になりました。という話なんですね。
これだとロミオとジュリエットにはならない。全然悲劇じゃないし。
ところがこんな話もある。
お互いの親は二人の恋を認めずに、二人を会わせない。
とうとう娘は狂ってしまい。夜な夜な青山から麻布のあたりをさまよい歩いたそうだ。
その娘が青山から降りてきたのが「姫下坂(ひめおりざか)」
さてその坂はどこにあるのだろうか?