釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

リラの花咲く頃

2008年04月17日 13時34分31秒 | 四季の花
桜がほぼ終わって、次は藤やツツジ、牡丹の季節ですが、その前に東京ではあまり見かけない美しい花が咲きます。
その花はライラック、フランス語ではリラ。
北海道の花だと思っている方も多いと思いますが、東京でももちろん育ちます。


(数年前のこの時期に佃島で撮影)

本来は画像のように紫色をしていますので、日本名は「ムラサキハシドイ」。
日本にも「ハシドイ」という白い花がさく木があります。

ですので今回ご紹介するのも、一時は日本産の「ハシドイ」かと思ったのですが、どうも園芸品種の白い「シロライラック」のようです。
場所は江東区の木場公園
昔、木場の貯木場があった場所に昭和52年にできた公園です。

去年たまたま通りかかったときに発見したのですが、これだけ大量に東京でライラックがあるのを見たことがありませんでしたので、非常に驚きました。
それで今年はわざわざ訪ねました。
4月13日の夕刻、今にも降り出しそうな天気の中、ライラックの森に近づくとほのかな香りが漂っていました。
花の白と花の香り、癒される一時です。















札幌ではこの時期に冷え込むことをリラ冷えというそうです。
東京でもこの日は肌寒いを通り越して、手足が冷たくなるほど寒い日でした。
ちょっとの時間でしたが、気分は北海道。
みなさんのそんな気分を味わってみませんか。

追記:近所の仙台堀川公園には本来の紫のライラックがあるそうで。


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2008年桜情報 その5

2008年04月15日 04時06分20秒 | 四季の花
4月12日

コマツビル屋上庭園

溜池交差点にある小松製作所の小松ビルの屋上に屋上庭園があります。
通常は金曜日の午後に二時間だけ公開されますが、今回は特別二日間の公開に出かけました。




立派な枝垂桜が屋上にあります。少し盛りは過ぎていましたが充分楽しめました。


ほかにも屋上庭園にはたくさんの春の花が咲き乱れていました。
機会があったら訪れてみてください。

国会前庭

先日行った国会前庭にまた行くことにしました。
コマツビルから国会前庭に行く六本木通り沿いの首相官邸の壁際にも八重桜が咲いていました。



さて国会前庭です。
国会議事堂に向かって右側の西洋庭園には十数種類の里桜が満開でした。



いくつかの花をご覧ください。


思川(オモイガワ)
栃木県の小山市で採取された十月桜の実を育ててできた桜で、そばを流れる川の名前の思川と名づけられました。
その名の通りの美しい花です。


普賢象(フゲンゾウ)
花の中央から出ている二本の長い雌しべを普賢菩薩がお乗りになっている白象の牙にたとえて名づけられています。


天の川(アマノガワ)
箒型の樹形をした珍しい桜で花も上向きに咲きます。
まるで造花のように美しい花です。


福禄寿(フクロクジュ)
花が少し波打ってフリルのように美しい花です。
なぜ七福神の名前が付いたのでしょう。


市原虎の尾(イチハラトラノオ)
京都の市原にあった桜だそうです。花が咲くと枝が虎の尻尾のように見えたから虎の尾だそうです。


関山(カンザン・セキヤマ)
外国に多くもたらされた八重桜で、日本でもよく見かけます。
色もほかの花よりも赤みが強い花です。

まだまだありますが、この辺で国会前庭を後にします。

永田町・霞ヶ関付近にはまだたくさん桜が植えられています。
国会議事堂の敷地内や各省の敷地内にも多くの桜があります。

浜離宮

この日、おしまいに訪れたのは浜離宮です。
去年はソメイヨシノを見ましたが、今年は里桜の夜桜に挑戦です。
日が落ちる前に珍しい桜を見つけました。


仙台屋(センダイヤ)
高知の仙台屋という家に咲いていた桜だそうです。
なかなか桜は奥深いですね。


日が落ちて行灯に日が入り、桜がぼんやりと浮かびます。






近くから見てもきれいですが、遠くから見る夜桜も格別です。


背景のビル街も灯りが入って雰囲気満点。
ふと空を見上げるとたくさんの蝙蝠が飛んでいました。















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2008年桜情報 その4

2008年04月14日 00時54分03秒 | 四季の花
ソメイヨシノは盛りも過ぎましたが、桜の旅はまだまだ続きます。
東京には、遅咲きの里桜の名所もたくさんあります。

4月6日

国立博物館

桜といえば上野、上野といえば桜です。
上野公園内のソメイヨシノのほかにもたくさんの桜があります。
国立博物館の敷地内もその一つ、この時期にはいつもは公開されていない本館裏の日本庭園も公開されます。


正門を入ると目の前に立派なヨシノシダレ(吉野枝垂)があります。

日本庭園では数種類の里桜が見られます。


日本庭園の様子


ショウフクジザクラ(正福寺桜)


ギョイコウ(御衣黄)

平成館の前にはシダレと源平桃が並んで咲いていました。



谷中

谷中霊園のソメイヨシノはほとんど散っていましたが、周りのお寺は花盛り。
意外な花も咲いていました。


意外な花とはこのシャクナゲ・・・最近東京でも見かけます。


谷中の五重塔で有名な天王寺のシダレザクラ


谷中ダンダンの上にある経王寺のシダレザクラ

4月7日

上野寛永寺両大師

たまたま通りかかった国立博物館の東隣にある寛永寺の両大師は大きな二本の桜が咲き誇っていました。


両大師のミクルマガエシ(御車返)


ミクルマガエシは桜の花が一重と八重が同じ木に咲くということです。
桜の前を通りかかった牛車の乗った貴人たちが、今の桜は一重か八重か論争になり、車を引き返して確かめたという故事から名づけられたということです。


もう一本は大きなシダレザクラ
雨の中で美しく咲いていました。


里桜もなかなかなものです。

















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2008年桜情報 その3

2008年04月03日 19時36分05秒 | 四季の花
30日

大横川護岸

江東区清澄白河駅から東に10分ほど清澄通りを歩くと大横川があります。
そこの両岸はソメイヨシノの並木です。

大横川というのに、川は南北方向に流れています。今の地図の感覚でいうと大竪川という感じですが、江戸時代感覚では江戸城の方向を見て、そこから竪か横かということになります。深川地区では江戸城のある西を向くと南北は横になります。だから横川で、錦糸町そばの高速の下の川は東西に流れていますが、竪川となります。


清澄通りから南側を望む


両岸、桜また桜

30日は肌寒く、まだ五分から八分咲きという状態でした。
部分的には満開近いところもありました。


大横川福壽橋

仙台堀川公園

木場公園のそばで大横川は仙台堀川のあとにできた仙台堀川公園に突き当たります。
この公園は東に長く続いています。
さらに北上して小名木川まで続く、3.7kmもある長い公園です。


仙台堀川公園の桜


公園内は桜並木が続く場所やあちらこちらに咲いている場所やいろいろです。


水路に映る桜

公園が北上しだす辺りからの桜はまだ二・三分咲きで、さらに桜祭りですごい人だったので、住宅街を歩きました。
そこには城東区民公園のいう小さな公園があって、ここもたくさん桜が咲いていました。
城東というのは江東区の東半分の旧区名です。




城東区民公園

小松川千本桜

仙台堀川公園は北上すると、小名木川に行き当たります。
小名木川は隅田川の清洲橋上流から旧中川につながる江戸時代に作られた人口の水路です。
その東端が旧中川です。旧中川は荒川放水路(現・荒川)が開削されてから、一部分が荒川よりも西に分割されてしまいました。
それによって旧荒川を区界にしていた、江戸川区の一部分は荒川と旧中川にはさまれた中州のようになってしました。この中州にあるのが、小松川と平井の両地区です。
この中州の一番南は、都立大島小松川公園になっています。


大島小松川公園

この公園の中央部に都営新宿線が地上に出て走っています。そして旧中川の上に東大島駅があります。旧中川上にあるということは駅も区界にあり、江東区大島と江戸川区小松川にまたがっています。
公園も両区にまたがっているので、両地区の名前を冠しています。

その小松川側に小松川千本桜があります。その名前の通り約1000本の桜があって壮観です。









桜の花に囲まれて桜祭りのイベントをやっていましたが、公園の周りが新しい団地ということもあって、穏やかで和やかな花見風景でした。
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2008年桜情報 その2

2008年04月01日 17時17分07秒 | 四季の花
29日

愛宕山

土曜日は、まず神谷町駅近くの愛宕山に夕暮れ近くに行きました。


愛宕山の真ん中を通り抜けるトンネルの入り口の桜


山上にある愛宕神社の境内


山上のNHK放送博物館前から愛宕ヒルズを望む

愛宕山の山上は愛宕神社とNHK前の広場がありますが、天気の悪さと夕刻ということであまり花見の宴会をする人もいませんでした。
ビルの谷間の山上の桜もなかなか風情があります。

芝公園・増上寺

さらに足を進めて芝公園に向かいました。
折から曇り空の上に、だんだん薄暗くなっていきす。


途中、東京プリンスのシダレザクラ


増上寺の境内にこんなに桜があるとは知りませんでした。


増上寺や芝公園はもちろん東京タワーの真下
どこからもタワーが望めます。


境内には枝垂桜も


本堂裏の墓地にも桜がいっぱい


公園内にも桜がいっぱい


気がついたら日も落ちてタワーに灯りが・・・。

芝公園内ではたくさんの花見客が宴会をしていました。
薄暗くなりだす時間で、いまひとつ薄ぼんやりした中で宴会はどうかと思いますが、完全に日が落ちれば、提灯の灯りに映し出された桜も風情のあるものなのでしょうね。



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