釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

太田道灌家供養塔

2013年04月30日 20時04分34秒 | お散歩日記/東京地名の話
東京には、江戸城を作った太田道灌に関する土地がいくつかあります。

落語「道灌」で知られる山吹の里の伝承の残る神田川面影橋や荒川区町屋、道灌山の名前が残る日暮里、赤羽駅の西側にある赤羽道灌山、皇居内にある道灌堀などですが、前にも書いた墨田区太平の法恩寺には太田道灌家供養塔があります。

現在の神奈川県伊勢原で殺害された道灌の墓は伊勢原にあります。

ここにあるのは、17世紀後半に子孫が建てた供養塔です。

2m以上もある大きなものです。

境内には山吹伝説に関する大きな石碑もあります。



光の加減で見えにくいですよね。

東京に多くの足跡を残している太田道灌なのです。

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ハッキヨイ!せきトリくん

2013年04月29日 23時07分02秒 | お散歩日記/東京地名の話
27日、両国にぎわい祭りで国技館。

そこで大相撲のキャラクター、ハッキヨイ!せきトリくんに遭遇。



左が「ひよの山」、右がそのライバル「赤鷲」。

赤鷲はちょっと邪悪。

今はどこでもキャラクターの時代ですね。

ちゃんとまわしをしています。

可愛いのかキモいのか微妙。


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シャクナゲ・テッセン・アヤメ

2013年04月28日 21時00分51秒 | 四季の花
墨田区の法恩寺。

四季折々の花が美しいお寺です。

開基は太田道灌、日蓮宗のお寺です。。

平河山法恩寺という名前でも示すように、最初は平川村(今の平河町や平河門に名前が残っています。)にあり、江戸城拡張で何度か移転し、今の場所に落ち着きました。

昨日行ったらシャクナゲが美しく咲いていました。





法恩寺には多くの塔頭があり、その境内も花盛り。



テッセンや



アヤメ。

アヤメは今の時期に乾いた土地に咲きます。

漢字では文目、菖蒲。

この菖蒲の文字が、「ショウブ」との混乱の原因です。

端午の節句にお風呂に入れたり、軒に差すのは、サトイモ科のショウブです。

間違えてもアヤメの葉を入れないようにお願いします。

そして、六月になって菖蒲田に咲くのはハナショウブ(花菖蒲)でこれもショウブとは違います。



画像でご覧のようにアヤメには網目模様があります。

今、同じような花が池の中で咲いていたらそれはカキツバタ(杜若・燕子花)です。

咲く時期咲く場所で区別できます。
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林家はな平独演会 アンクルサム落語会

2013年04月27日 23時45分40秒 | 演劇・演芸
昨日、林家はな平さんが上野毛のサンドイッチ屋さんで二ヶ月に一度やられている独演会に伺いました。

もう11回目だそうで、20人以上の方がお見えになって大盛況でした。

演目は、「紀州」「湯屋番」。

どちらも二度目の噺でしたが、観客が違うと雰囲気が変わりますね。

地域の落語会って思いもよらないところで笑が起こったり、独特の雰囲気があります。

観客の年齢層や地域差で噺家さんも苦労があるでしょうね。

終演後、美味しいサンドイッチをいただいて、帰路につきました。
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庚申塔

2013年04月26日 16時54分15秒 | お散歩日記/東京地名の話
庚申塔は、庚申塚ともいい、中国より伝来した道教の「庚申信仰」に由来します。

 干支の庚申(かのえさる・こうしん)の日は、干・支ともに金性であることから、庚申の年・日は金気が天地に充満して、人の心が冷酷になりやすいとされていたそうです。

この日には、人間の体内に棲む「三尸」(さんし)という虫が、その人間が寝ている間に天帝に悪事を報告に行くという言い伝えがありました。

それを防ぐために、庚申の日には「庚申講」という集まりをもって、天帝(仏教では毘沙門天・帝釈天)や猿田彦や青面金剛(しょうめんこんごう)を祀って宴会をし、夜通し眠らなかったそうです。

 画像は青山の庚申塔(所在地は西麻布)で、その庚申講を3年18回続けた記念に建立された庚申塔です。

庚申塔は街道沿いに置かれることが多く、道標が彫り付けられているのも多くあります。

 青山の庚申塔は、慶応元年(1865)5月建立。村はずれの分かれ道に立てられたものです。

「右 あをやま 内とうしん宿 ほりのうち 
 左 二十きおくみ 百人おくみ ぜんこうじ」

漢字に直すと

「右 青山 内藤新宿 堀ノ内
 左 二十騎御組 百人御組 善光寺」

 建立した黒沢、山田両家のうち、山田家は現在も当初にお住まいです。



つぎの庚申塔は、板橋区本蓮沼駅そばの南蔵院の境内にあったものです。

青山のもと形が非常に似ていますね。

江戸時代には雛形のようなもの(図面)があって大量生産されていたのかもしれません。



こちらは葛飾区の木下川(きねがわ)薬師浄光寺の境内にあった庚申塔です。

青面金剛像の下には三猿が彫られています。

庚申から猿が連想され三猿が彫られているのです。

こちらの庚申塔の方が正式なものではないでしょうか。

仏教では天帝は帝釈天なので庚申の日は帝釈天のお祭りです。

柴又の帝釈天題経寺でも盛大にお祭りが行われています。




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亀戸の藤

2013年04月25日 22時27分38秒 | 四季の花
亀戸天神社の藤はいつの頃からあるのでしょうか。

江戸時代の名所図会には登場していますから、江戸時代から名所だったようです。



これは『江戸名所花暦』の挿絵です。

解説には「表門より入りて正一面の反橋、此池に添いて藤棚あり。この下に各々茶店を構ふ。(中略) 真盛の頃は、池に移りて紫の水を流せるごとし。」

その頃は五尺といいますから、160センチも花房が垂れていたようです。

今はそこまで長くありませんが、見応え充分です。



太鼓橋も健在。



この時期の一番の楽しみですね。

(4月22日撮影)
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西新井大師と牡丹

2013年04月24日 17時05分17秒 | お散歩日記/東京地名の話
足立区西新井大師、正式名称は五智山遍照院總持寺といい、真言宗豊山派のお寺です。

大師さまなので、弘法大師空海がやってきたといわれ、井戸を掘ったそうで、その井戸が本堂の西にあるので、西新井の地名が起こったそうです。

この寺には五ヶ所の牡丹園があります。



豊山派の寺院といえば牡丹がつきものです。

それは豊山派の本山の奈良長谷寺が牡丹で有名だからです。

奈良長谷寺は、麻布の長谷寺が作られる時にモデルになったあの長谷寺です。

元禄年間(1700年頃)に植えられた記録があり、それから長谷寺というと牡丹を連想するまでになっています。

東京では落合の薬王院や練馬愛染院も牡丹で有名な豊山派のお寺です。

ほかにも京都の乙訓寺などいくつもあります。

でももうひとつの本山、東京の護国寺では牡丹の話を聞きません。

なぜなんでしょうね。

牡丹の間という部屋はあるらしいのですが。



さて、西新井大師に話を戻します。

牡丹園では大輪の見事な牡丹がたくさん咲いていて美しいのですが、今年は開花が早いようです。

連休まで持たなさそうですね。



少し遅く咲く芍薬が咲き始めています。

連休はこちらのほうが見ごろではないでしょうか。

境内には大きな藤棚もあります。



藤も今年は開花が早そうです。

連休のお出かけには、開花情報に気をつけてくださいね。
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清書無筆

2013年04月23日 14時17分17秒 | 演劇・演芸
昨日のブログで林家たけ平さんの演題がわからないという件で、コメントをいただきました。

らんこさん、ありがとうございます。

題は「清書無筆」というそうです。

上方の「親の無筆」(無筆の親とも)を江戸に導入したということです。

三代目の三遊亭金馬は「勉強」という題でやっていたそうです。

You Tube に三平師匠の「清書無筆」があったので聞きました。

林家の家の演目なんですね。

三平さんに比べると、たけ平さんのは、現代的でスピーディーで、子供もちょっと邪悪。

たけ平さんらしいのではないでしょう。


あー、すっきりした。

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お江戸なまらく両国亭 林家たけ平・林家はな平

2013年04月22日 19時13分38秒 | 演劇・演芸
昨日はお江戸両国亭で「お江戸なまらく両国亭」でした。

出演は、林家たけ平・林家はな平・林家まめ平。

開口一番・犬の目 まめ平

湯屋番 はな平

宿題 たけ平
(「宿題」六代文枝作 とは明らかに違うのですが、いろいろ調べてもよくわからない。たけ平の改作なのか?)

中入

明烏 たけ平

反対俥 はな平


「犬の目」江戸版は初めて聞きました。医者や患者がいる前で犬が目玉を食うのは、違和感ありますね。全部知っていて、犬の目を入れるかな? 甚だ疑問です。

「湯屋番」歌舞伎の弁天小僧のくだり、鳴神?のくだりがうまかったのでおどろきました。

「宿題?」親子のやり取りが大変面白かった。本当にいろいろ要素が入って飽きませんね。

「明烏」テンポがあって楽しく聞かせていただきました。

「反対俥」大爆笑でした。すべて計算だったら凄い。訳がわからないようでまとまっているようで、何が真実かハプニングか、なんか不思議な人ですね。はな平さん。
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シクラメンの花

2013年04月21日 14時39分34秒 | 四季の花
4月も下旬に入ってシクラメンの花とは季節はずれな話題とお思いの方も多いと思います。

数年前に寄せ植えにしたガーデンシクラメンの三株の一つが何年も夏越しして花を咲かせます。

その花の咲く時期が毎年連休前の今頃です。

調べるとシクラメンの花期は11月から5月というのであながち季節外れではないようです。

原種のシクラメンは春先に咲くという話を聞いたことがありますので、今頃の方が自然の形なのかもしれません。

ちなみの原産地は小アジアあたりだそうです。

今頃に花が咲くと休眠に入るのが真夏の頃になります。

休眠から葉がでるのが秋の終わり頃になります。

そうすると花が咲き出すのが桜の咲く頃になるという一年間のサイクルです。

花が咲いてもそのままにしているので、実を結んで種ができます。

そしていつの間にか発芽して子供ができます。



この画像は親に寄り添って今年咲いた子供のシクラメン。

和名「豚の饅頭」という球根もまだ小さくて可愛いです。

和名といえばもう一つの「篝火花」のほうがシクラメンの花の姿を表していていいですね。

私にとっては、ほったらかしにしていますが毎年咲いてくれる季節の花です。

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