釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

さよならモンスーン・カフェ

2012年10月26日 22時09分21秒 | 西麻布の話題
11月3日の西麻布・太陽祭が近づいてきた。
そんな折に耳に入ってきた寂しいニュースがある。

西麻布モンスーンカフェの閉店のニュースである。

西麻布二丁目の外苑西通り沿いにあるモンスーン・カフェは1993年の開店。
その年は、私が劇団を辞めて新宿で働き出した年だ。

当時の外苑西通り沿いには、老舗のスポーツトレインをはじめ、いくつかの小さな物販のお店が営業していた。そして、1985年ころにできたサーティーワンアイスクリームの跡地がアフリカンレストランになっていたころではないだろうか。でもそのころのモンスーン・カフェの印象が残っていない。

記憶に残るのは、1998年、GONTAが開店した日、手伝ってくれた友達とお疲れさんをしたのが、モンスーン・カフェだった。座った席も覚えている。
それから閉店後にお客さんと一緒に朝まで飲み食いしたことがよくあった。白々と明けていく青山墓地の空と朝日に輝く墓石の眩しかったこと。
「モンスーンで明け方のホワイト・ジンファンデル」が合言葉になった。
お店のスタッフとも仲良しになって、朝まで楽しい時間を過ごした。
そのころは朝までたくさんの人がいた。

それから、自分自身も朝まで飲む体力もなくなり、知り合いのスタッフさんも去り、いつしか足が遠のいていった。いつしか前を通っても以前の喧騒は見られなくなっていた。
「あそこは一号店だから閉店はないよ。」そんな言葉がまことしやかに囁かれていた。

そして、突然の閉店。
自分のここ十数年と照らし合わせたとき、少し思い出に浸った。
でも、閉店前にもう一度訪れる気分にはなぜかなれない。
過ぎ去った日々はもうそこにはないから。
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坂の下の権太の徒然

2012年10月20日 02時14分42秒 | 日々雑感
ブログでお付き合いくださっているみなさまはお久しぶりです。
その後の私の近況をお伝えいたします。

「坂の下の権太」なる妖しげな店は、ひっそりと九月五日に開店いたしました。
当日のお客様はお二人。

その後もぼちぼちと予約のお客様と、ワイン会などのイベントで営業しております。

只今は、予約のお食事のお客様のみの営業になっております。
以前お話ししたワインバーの営業ができていません。

それは、お食事の営業で精一杯であることと、ボトルワインをグラスでお出しすることができないからです。
週に二日のバー営業ではグラスワインの複数の提供は品質上も採算上も無理があります。

今後は、お食事を提供する店として精進して行く所存ですのでご理解ください。

なお、11月3日は恒例の西麻布「太陽祭」です。
午前11時からグラスワインを昔の形で提供させていただきます。
そのほかに、最近マイブームの自家製オイルフリーのパンの販売も計画しています。
今の権太をぜひ覗きにいらしてください。
お待ちしています。


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