7月3日の土石流で大きな被害を出した熱海市伊豆山地区。
私が住んでいる湯河原町吉浜(JR真鶴駅そば)から6キロほど南に位置しています。
ダイビングを盛んにしていた30数年前には何度も足を運びました。その頃は東京に一番近くでボートダイビングができるポイントだったのです。港からダイビングポイントまで5分ほど、船酔いする前に着きました。
そんな意味でも思い出深い場所です。
港のところに熱海ビーチライン(有料道路)が通り、その少し上を国道135号が通っています。その国道135号にニュースで中継される逢初橋(赤い欄干の橋)があります。
JR東海道線はその少し上で、さらにその上に並んで新幹線が走っています。
湯河原方面からやってきた列車はここの寸前でトンネルをでます。ということは今回災害が起きた逢初川の谷がいかに切り込んでるかわかります。
湯河原町と熱海市を結ぶのはこの二つの道路とJRだけです。いまJRは徐行ながらも運行していますので、往き来はできますが、車は全く行くことができません。
我が家でもネットスーパーは県境を越えて熱海からくるので、今はやってきません。
土石流より場所よりも神奈川県よりにまだ熱海市域はありますから、そこの方々は熱海市中心部に行くためには、小田原や箱根を経由して十国峠を越えなければならないのです。
土石流の映像の場所はさらに上になります。そこにもバス通りがあります。昨年、伊豆山神社に訪れたときは、そこのバス停で降りました。神社は逢初川より少し登ったところにあります。
今回、不思議だったのは、土石流が海まで流れ下ったのに、新幹線と東海道線の線路が無事だったことです。
今日、所用で東海道線に乗車した時にその理由がわかりました。最初の画像はJR車内から山側の新幹線の高架を写したものです。この高架の大きな穴を土石流はくぐり抜けていったようです。そして東海道線の線路下を国道に向かっていったようです。
ニュースで流される赤い欄干の橋を流れる泥流はJRの二つの線路をすり抜けていったものだつたのです。
列車の窓から沢山の人々が捜索する姿が見えました。蒸し暑い中、大変厳しい作業だと思われます。本当に頭が下がります。
一人でも多くの方の命が救われることを祈らずにはいられません。
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