佐賀県民の声 ~言わんと、なんも変わらんばい!~

実は日本には大昔から「村の寄り合い」や「民をいつくしむ皇室」などりっぱな日本的民主主義があった。ここは民の声の広場です。

【中学歴史教科書8社を比べる】509 29 日米関係 -74- ⅸ 大東亜(太平洋)戦争直前の状況 -14- <まとめと考察 3/nの2:日本の状況⑵>

2018年05月24日 | 社会・文化・文明

29 日米関係 -74- 

ⅸ 大東亜(太平洋)戦争直前の状況 1930~1941  -14-

※この10年ほどのできごとはすべて関連しているので、かなり長くなるがまとめて調べる。なお、その間の「日中・日朝関係」については調査・報告済なのでここでは省く。
 → <23 日中関係Ⅱ(WWⅠ~1945)313~> <17 日朝関係(戦前) 152181

■まとめと考察 3/nの2  日本の状況 ⑵ ~まとめ表再掲~



 

1 「リットン調査団の報告」の描き方

●報告にあった《満州における日本(人)の状況に対する理解》について、書いていない。 → △ 6社:東京書籍、帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院、学び舎。

※《自国に”有利な”事実について、意図的に書かない》という編集方針は、国際的には、異常ではないだろうか? 育鵬社と自由社は、常識にそって書いている。(私的には、6社は×、としたいが…)

 

2 「二・二六事件」の描き方

●《陸軍が対処できないでいるので、”憲政の常道”をこえて、昭和天皇が、鎮圧を指示・命令されたこと》を描いていない。 → × 6社:同上

※この事件は、日本の近代で唯一の「軍事的クーデター」だ。昭和天皇の「ご聖断」は、これと、終戦(※ポツダム宣言受諾)のご決断の、ただ2回のみ。

 そのような、重大な史実を無視(=意図的に書かない)という編集方針は、よほどの確信に基づくものにちがいない。

※私には、「GHQの日本占領・改造方針」を、いまだに遂行しているとしか思えません。

 

~次回、4/nの1

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《著者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》

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