梨栗の幸

　この週末はまた榛名に行ってきました。
　復活した残暑で暑かったし、夏の後半に伸びまくった雑草や芝でぼうぼう状態でしたが、がんばって刈って毟って掃除しまくってきましたよ！
　ちょっとお花が端境期で、マリーゴールドとサワギキョウくらいしかなかったのが残念。
　でも栗がたわわわ！に実りまくっていて、ちびちびが夢中になって採っていました。夜はせっせと皮むきして、栗ご飯用と渋皮煮用にわけたぞ。
　週明けご近所にも配るとしよう。
　
　そして榛名は果物の名産地なんで、やっぱりここは梨を買っていかんと。と地元の梨屋さんに寄ってきました。
　大変甘くて大きくていっぱい入っているけれど、足が速いからがんばって早く食べてね。と言われたので、さっそくしょりしょりと頂きました。

梨おいしいよ梨。

お茶の間でぼやく

NHKのCMの音が猛烈にでかくてとてもイヤだ。

　とこぼしたら、おやびんに「NHKにCMは無い」と言われた…
　いや、普通の商業CMじゃなくて、NHK自身のオレCMだよ。
　ニュースや天気予報を見ていたら、大体その後NHKやNHK・BSのCMが入るんだけど、この音量がぎょっとする程大きい。
　おかげで、ものすごく局に対する印象が悪い。
　それで思ったんだけど、民放のCMも作り自体はだいぶやかましげだと思っていたけど、とりあえず番組の音にあわせた音量で、視聴者が反射的に電源切りたくならないように気をつけていたんだな。
　私はNHKの今時おたく臭の強い番組がとても嫌いだけど、ドキュ番や視点論点系の教育ものは好きで、畑をよく知らないものも試しに見ています。

しかしCMを先に見てしまうと、この激しいナルシスっぷりにどん引きだ。

　NHKの人が、自分の局の事が大好きなのはものすごく伝わってくる。くるけど、そのまったく憚りの無い態度が実にうざい。

頼む大人になってくれ。

明日台風が来る

　このところさっぱり雨が降らなくて、灼熱週間が続いていますが、ついに！
天気予報に雨マークがついてくれました。いきなり上級者コースの台風というのがナニですが。

　雨が降らないというと、何年か前にイギリスの園芸家の女性の庭番組を思い出します。
　異常気象はかの国でももんのすごいらしく、暑い季節にひと月以上雨が降らないのもザラで、地域によっては「園芸のために水道水を使うことを禁ずる」お達しまで出る始末だとか。

　そんな気候の変化に対応しようと、85歳の園芸家、ベス・チャトーさんは
「たまに降る雨だけでしのげて、乾燥に強い植生の庭」
を作っているんだそうな。
　もともと乾燥に強い樹や花を集めてるんだけど、それでもいつまでも雨が降らないと、そんな草もいよいよ枯れてくる。
　チャトーさんと庭師助手のおっさんは右往左往しつつ、水をやるかやるまいか悩むんだけど、決心したのが刈り込みなんだそうな。
　葉っぱがあるとどうしても水分が蒸散しちゃうから、地上部分を短くして、冬みたいに休眠させようというんですな。
　ばっつり刈り込んでも雨が降ればちゃんと萌芽するので、やっぱり植物は強いなあ。と感心しちゃったよ！

　という訳で、実はうちの家の植木鉢もだいーぶ刈り込んでおります。
　果たして台風後に植物は復活してくれるでしょうか！

　

　

まめしば風

　あんまり暑いんで、買い物と早朝の自治会草むしり以外外に出なかった1日でした。
　暑い日のお約束で恐い本を読もう。と先月買ってきた「狗神」（坂東眞砂子著・角川文庫）。
　悲劇のヒロインちゃんが虐げられて虐げられて、最後に総合的に破滅してしまう恐ろしい話。
　なんだけど、話のキモにある、ヒロインちゃんの一族の女性に伝えられている狗神の描写が、どうしてもまめしばにしか見えなくてな…
　いや狗神も脊髄反射でそれっと呪いに走るより、憑いてる人に
「ねえ知ってる？エロい事考えるのがはばかられる時は、同人イベントに行くといいよ」
とか建設的なアドバイスをくれた方がいいと思うんだけどさ。

　しかし先の五條氏とは真逆で、坂東氏の折り目正しいホラーは、おたく臭などびたいちしなくて、どっちかというと昼メロ路線の王道を守っている感じでした。

ホメオパシー記事連想

　昨日の新聞で「ホメオパシーは効かないと決定」ニュースが出ていました。
　効くと思えば効きます！とプラセボ効果で踏ん張っていた感じの治療法だったけど、ほんとにダメ印を押されたんだねえ。

　ホメオパシーじゃないけれど、色々な不思議モノをアツく信じる人、というと昔の友人を思い出します。
　おしゃべりがすんごく楽しい人だったけど、この不思議トークばかりは耳に栓をしてしまっていたな。

　　昔々、まだ実家にいた頃の事。
　その友達がお泊りに来たとき、彼女は丁度「ルルドの泉」にハマっていたらしく、いかにルルドがすばらしいか、この泉の水を飲んだり患部にかけただけで完全治癒するかを3時間近く語り続けました。
　その間ハイハイホースゲーと生返事をしていた私に業を煮やしたのか、段々語り方が攻撃的になってきて、ついには世の病人怪我人攻撃まで始めてしまいました。
　当時私の身内で、もともと体の弱い、でも体調と折り合いつけてがんばって仕事をしている人もいたので、ついかちんときて
「ルルドにどんな効能があったって、そんな遠いところまで具合の悪い人みんなが行けるとは限らんでしょうに」
と言うと
「ルルドを信じないような人が病気や怪我で苦しんでいても、それはその人が好きでなっているだけなんだから私は同情しないね」
と言い出しました。

うわーだめだこの人。実はむっちゃ苦手なタイプだ。

　さらにトサカにきたのは、そのふた月後、イベントで会ったときには、掌を返したようにルルド攻撃をしていたことです。
　曰く、「あんなもの信じてただの水ありがたがってかけてるバカが沢山いるんだよ～これだからラテンな奴らは！」

　…多分、頑張って布教した割りにあんまりなびく人がいなかったから、本人もあやしくなってルルドの泉を調べなおしたんだろうな。
　そして、くだんの泉が別にスーパーナチュラルな神秘の場所なんかじゃなくて、ただのキリスト教の名所旧跡の一つだった事を知ったんだろうな。

　というか、最初の「奇跡の治療効果ルルド様」ってのこそ、どっから拾ってきた情報なんだよコラ。
　持ち上げるのもこき下ろすのも、好き好きだからいいよ！
　でも持ち上げたあげくに人を不愉快にして、こき下ろして笑いもののネタにするって、ちょっとサイテ～じゃないか！

　ああホメオパシー程度でこんなどうでもいい事をつらつら思い出してしまうとは。
　腹減っているのかな私。