まめしば風

　あんまり暑いんで、買い物と早朝の自治会草むしり以外外に出なかった1日でした。
　暑い日のお約束で恐い本を読もう。と先月買ってきた「狗神」（坂東眞砂子著・角川文庫）。
　悲劇のヒロインちゃんが虐げられて虐げられて、最後に総合的に破滅してしまう恐ろしい話。
　なんだけど、話のキモにある、ヒロインちゃんの一族の女性に伝えられている狗神の描写が、どうしてもまめしばにしか見えなくてな…
　いや狗神も脊髄反射でそれっと呪いに走るより、憑いてる人に
「ねえ知ってる？エロい事考えるのがはばかられる時は、同人イベントに行くといいよ」
とか建設的なアドバイスをくれた方がいいと思うんだけどさ。

　しかし先の五條氏とは真逆で、坂東氏の折り目正しいホラーは、おたく臭などびたいちしなくて、どっちかというと昼メロ路線の王道を守っている感じでした。