「分断を乗り越えるためのイスラム入門」内藤正典著/幻冬舎新書 読了
コロナやロシアウクライナ戦争の時事込みで、イスラム教圏の人たちと主にキリスト教圏(欧米)との関係を説明した本。
前回読んだ岩波発行の「ヨーロッパとイスラーム」はイスラム教の長い歴史とキリスト教圏との関わり、特に第二次大戦後から半世紀強の流れの解説で、欧米の中に定着したムスリム(イスラム教者)移民と各国の対応の違いと関係性がわかりやすかったけれど、今回のは最近の「ー原理主義」「-過激派」で多用されやすい偏見の解説やムスリム内からの視点の説明などが多い、最近の話題に絞って語る感じでした。