豪州帰りの「えりー」日記

メルボルンでの学生ワーホリ経験をシニカルに慎ましくご紹介。その経験を映像業界で活かしたり殺したりな趣味ブログ。

キャッシュレスショック的な

2019-01-21 00:00:00 | 日記
寒中お見舞い申し上げます、「えりー」です(使い方あってる?)
この土日はセンター試験でしたね、センター試験の思い出と言えば受験会場が芸大で、問題を解くテーブルが少し傾いていたことと、1日目文型科目の出来が良くて慢心し、2日目理系科目が爆死したことですね!あの独特の緊張感と高揚感、来年が最後となると少し寂しくなります。

そして私の通う大学はそのセンター試験の会場になるため、先週は木曜日から月曜日までの5連休でした。その内の2日間を使ってスノーボードをしに行きました。とても大学生らしいですね!(……?)

バスでぐいぐい進み、近畿内の某スキー場へ向かいます。徐々に白く変わりゆく景色を楽しみたかったのですが、早朝発のバスで前日スーペルコッパ(セリエAの年間王者VSカップ戦王者の1発勝負)を見たためオールな私は、目が覚めると雪景色というまるで狐につつまれたような瞬間を迎えてしまいました。しかしながら、2年?ぶりの雪!オーストラリアで雪を見ることが無かった私にとって久しぶりの雪山です!


本記事とは一切関係ない今1番食べたいものは「Laksa」です。様々なスパイスのよく効いた病みつきなる麺料理です。肌寒い今だからこそ食べたい逸品。

雪山にテンション高めの私は今回が初めてのスノーボードでした。現在このブログを書いている間、ずっと上腕二頭筋辺りが筋肉痛です。何度も何度もこけては立ち上がり、そしてまたこける。2日間滑りっぱなしなおかげで少し上達したような気がします。スノーボード楽しかった!

そして運動すればするほど減っていく体力、それを知らせるようにお腹が空きます。私たちはリフト付近のレストランへ。雪山なので割高なのは仕方ないことなのですが、何と現金しか使えない!クレカが使えない……!1万円も財布に忍ばせていなかったことを悔やみます。部活の活動の一環で行っているので支払いは上回生の私が。頼む、現金よ、もってくれよ!!

帰りのバスに乗り込むときには財布残高100円未満でした。私が悪いのか、クレカ対応していないレストランが悪いのかはさておき、ここが日本であることをすっかり忘れていました。現在私が住んでいるところは比較的都会で、クレカだけでなく交通系ICカードが利用できるところが多く、その点で現金を使う機会が余りありませんでした。その結果今回みたいな本来のキャッシュレスな状況になってしまいました。

帰り途中、またも疲れのせいで雪化粧が溶けていく様を見逃した私は道の駅でのバスが止まると同時に目を覚まします。トイレ休憩もかねて小腹が空いた私は売店で何か買おうと向かいます。少し大きめの売店、まさかクレジットカードが使えないなんてことは無いでしょう。まさかね……

「こちらのレジは現金のみの対応になっております」

ああああああああああああああああああああ!?なんて日だ!WHY JAPANESE PEOPLE!おかしいだろう!
久しぶりに強い憤りを感じました。なぜそこまで現金にこだわるのか、いや、キャッシュレス文化が浸透しつつあると思い込んでいた私が悪いのか。とにかく何も買えませんでした。
え、お金を借りればいい?つまり奢っといてお金を借りろと?そんなの情けなさ過ぎて無理でした

オーストラリアでは口座を作ると同時に通帳とキャッシュカードの代わりにVISAデビットカードが貰えます。それほどペーパーレスとキャッシュレスの進んだ国なのです。そんな国に約1年も住めば、キャッシュレス文化がどれほど楽なのかすぐわかります。ピッとタッチしてお会計は終了、煩わしい小銭とは無縁です。残高もアプリで簡単に確認できます。

PayPayなどのスマホ決済も日本で台頭し始めました。やっとキャッシュレス文化が本格的に浸透しつつあります。日本はまだ現金が使える国だと観光客に揶揄されることもありましたが、ついにそのステージに足を踏み入れようとしています。ヴィッセル神戸ではホームゲームでの決済関連を楽天Payに統一させる動きがあります。やや強引ではあるものの、その利便性を身を持って体験してもらういい機会だと思います。

そして時は20XX年、現金がほとんど姿を消したこの世界では手に平に埋め込まれた極小のチップを介して決済が行われるカードレスが基本となっていた。そんな中、特殊な電磁波を用いてチップ内の情報を奪い取る犯罪が横行し、その対応に追われる政府。そしてカードレスに不信感を抱きだした市民たちは現金を得るために銀行に殺到。なんとか現金を手に入れるも、現金を取り扱うほとんどの店が絶滅しており、市民たちは困り果てる。そう、これがのちに語られることになるキャッシュレスショックである、みたいなこと無いかな。まあ無いよね。
それでは!


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