豪州帰りの「えりー」日記

メルボルンでの学生ワーホリ経験をシニカルに慎ましくご紹介。その経験を映像業界で活かしたり殺したりな趣味ブログ。

拝啓、〇〇的な

2019-07-15 00:00:00 | 日記
① 拝啓、近所の自動販売機。

繁華街への道中に居るあなたはいつも私たちに「つめた~い」や「あたたか~い」飲み物を提供してくれていますね。スッキリ爽快な炭酸飲料から、穏やかな安心感を与えてくれるコーヒー飲料まで様々なニーズに応えるべくあなたは私たちを24時間いつも待ち構えていますね。

でも私、あなたのいくつかの商品の前に貼ってあるシールがどうしても気になるんです。そうです、その「感謝」って書いてあるシールです。きっとあなたは利用している私たちに向けての「感謝」を示しているんでしょうけど、「感謝」ってシール、何だか不自然な感じがするんです。

だってまだ何も買っちゃいないのに、急に「感謝」されても困るんですよね。

そしてその右上の缶コーヒーに貼ってある「さらに感謝」って何ですか?
「感謝」に段階があるんですか?と言うより、そのシールを見て進んで購入する人はいるんですか?
てか、そのシールのお陰で売り上げは上がったのですか?
そもそも「感謝」「さらに感謝」シールの有無の基準は何なんですか?

「感謝」シールと「さらに感謝」シールの缶コーヒーはどちらも100円です。割と普通です。そんなシールが目に入るたびあれこれ考えてしまい夜も眠れません


② 拝啓、オフィスカジュアル。

先日届いた内々定者懇親会の案内に「服装:自由」とありました。もちろん記載されているこの「自由」とは黒のキャップを被り、蛍光色の派手なシャツを着て、短パンを履き、ナイキのサンダルで参加しても良いという訳ではなく、TPOをわきまえた上での「自由」な服装という事です。要するに場に相応しい落ち着いた服装で来なさいという事ですよね。

でも落ち着いた服装なんて人それぞれですよね。普段からジャージな人からすれば落ち着いた服装は半袖半パンかもしれませんよね。だから一般的な落ち着いた服装の例としてオフィスカジュアルなんてものがあるんですよね。そうだと思うんです。

私はそのオフィスカジュアルな服装を買いに行きました。そして街に出てすぐ気づきました。
少し考えてみてください、そもそもオフィスで働いた経験の無い学生がそのオフィスにふさわしい服装をカジュアルにしたオフィスカジュアルを着ることって中々無茶な要求ではありませんか?

元々無いセンスを総動員して、ネットの情報を頼りにしながら私の思うオフィスカジュアルな服装を買いました。

試着してなかなか似合っていたので安心して夜は眠れそうです


③ 拝啓、社会人になった同級生。

急に政治や経済関係のツイートするのはやめて下さい。

あなたはそういうキャラじゃないはず。

会っていない間に興味を持ったり、知る必要があったのかもしれませんがそれでも急に政治や経済関係のツイートをするのはやめて下さい。怖いです。

あなたのイメージはあの最後に会ったあの頃のままです。それをたった少しのツイートで壊さないで下さい。

どうしても政治や経済についてツイートしたくなったのならば、今すぐ新しいアカウントを作って、そういう関係のフォロワーたちと談義して下さい。どうかお願いします。

あなたが急に狂ったのではないか、何か辛いことがあったのではないか、どこか怪しい団体に騙されているのではないかと気になってあまり眠れません


④ 拝啓、クレーマー。

3連休最終日、世間は海の日という事でたくさんの家族連れや旅行客の方々が私のアルバイト先であるコンビニエンスストアに来店してくださいました。治安が怪しい上に、観光地かつ繁華街にある私のアルバイト先はいつも非常に変わったお客様が来店されるので私は飽きのこない勤務時間を過ごしています。

そんな祝日、祝日であるのにシフトにはいつもの3人態勢から「祝日」だからパートさん欠員の2人態勢でした(勘弁して)

大方の予想通り上手く回るはずもなく、私の隠された「スキル:レジ2台打ち」を発動しなければならないほどの混雑でした。レジ2台を駆使して一度にお客様2名を裁く荒業です(普段は絶対にやりません)こんなスキルを駆使しなければならないほど仕事が回らず、店外のゴミ箱は我慢の限界でゴミを吐き出していました

余談ですが、ゴミ箱が見るからにいっぱいなのにゴミを突っ込む人間って結構居るんですよ。また突っ込まないでゴミ箱の傍に置いていく人間も居られます。治安が怪しいところに生息していますので是非土日祝のゴミ箱に注目してみてください。なおトラブルに巻き込まれた場合の補償は一切致しませんので。

そんな愚痴に似た皮肉を言いながら私はすぐ列を形成するお客様を裁いていました。それはベルトコンベアから流れてくる荷物を選別するような機械的な動きで、しわしわのお財布から小銭をゆっくりと、それはそれは丁寧に選んでは置いていく年配の方が来る度に「スキル:レジ2台打ち」を無意識に披露するほどでした。

そんな気が狂いそうな午後を過ごした夕方、あなたは電話をくれましたね。

「はい、某コンビニエンスストア〇〇店です」
「あのね、私この辺の者なんですけどね。私の友達がそちらのコンビニ利用してね。それで伝言みたいなものを預かってまして。で、お電話させてもらったんですけどね。あの、店長さんか、それに近い方っていらっしゃる?」
「はい、ええと店長は不在でして。何かご連絡ございましたら、伝えておきますが」
「あらそう。あのね、店員さんの態度がね、あんまりよろしくなかったの」
「ああ、そうですか。すみません、それはどなたか覚えていらっしゃいますか?」

「えりーっていう店員ね」

「あ。それ私です。あの、申し訳ありませんでした」
「あ」
「あの、差し支えなければ何がよろしくなかったのか教えて頂けますか?」
「あ、あのね。全体的にね」
「全体的、ですか」

まあ確かに感情を殺して、とにかく目の前のお客を裁くことしか命令が与えられていないロボットのように接客していたので、その心のこもって無い接客(そもそもロボットなのだから心は無いぞ)に不快に思われたとしても当然です。が、その不快をわざわざ電話で連絡してくるとはこれは中々に暇なんだなと思いました。

不快だったので、私の名前を憶えて、そしてその不快を電話する。それはある意味では改善して欲しいという願いが込められているかもしれません。その点ではもう少し丁寧に接客してやろうとは思いました。

が、どう見てもキャパオーバーしている状況の店員に心のこもった接客なんて期待している方がおかしいと思うのです。そして私は祝日にも関わらず働いている身なのです(祝日手当なんてものは無いぞ)それだけでも褒められるべきなのです(偉いねぇ…)

というか、あなたの言う「全体的に良くなかった」って何ですか?
何1つ具体的な改善案が思い浮かばないんですが。しかしその日はあまりにも疲れていたのでよく眠れました


⑤ 拝啓、読者の皆様。

今回は趣向を凝らしてこういった流れにしてみました。最近の私はこんなくだらないことが不思議で、奇妙で、納得できないのです。

でもこんなくだらないことが私にとっては大切な問題なのです。そしてあなたの思う大切な問題も私のように他人からすれば些細なことであったりするのです。

誰しもが(おそらく)自分にとっての大切な問題に疑問を抱きながら日々過ごしているのです。

ところであなたにとっての大切な問題は何ですか?

あ、これは聞くだけですからね!
それでは!

さらに敬具

私的ブログの書き方!的な

2019-07-01 00:00:00 | 日記
先週東京オリンピック2020のチケット当落が発表されましたね。私は陸上競技と男子サッカーに応募しましたが、チケットは残念ながらご用意されませんでした(おのれイープラス)来年からは新社会人として東京で働くことになったので、こんなに都合のいいことなんて無いと思っていましたがダメでした。現実は非情でした。そもそも社会人1年目のペーペーが気軽に有休を取ってオリンピックを観に行くことなど出来るのでしょうかね?

チケットに当選する前に当選した後の悩みを妄想していました「えりー」です。結局落選したので悩む必要が無くなりました(わーい)

今回は趣向を変えて私がいつもどのようにしてブログを更新しているのかを語りたいと思います。語ると言っても、「これを読んで少しでもブログを始めてみようと思って頂ければ」なんて期待はあまりしていません。これは何となく私がどうやって記事を書いているのかを記録しておこうと思っただけの記事なのです。

① モチベーションを作ろう
 まずは何をし始めるにも、それをするためのモチベーションを作る必要があります。「よしやるぞ!」という気持ちが無ければ何かをし始めたとしても集中力は持ちませんし、すぐに他のことに気持ちが移ってしまいます。
 いくらモノが無いことが自慢の6畳半の私のワンルーム(日当たり良好)と言えども、情報の宝庫であるインターネットの誘惑が常に近くにある限り、並々ならぬ集中力が無ければ興味はすぐに情報の海という避暑地へバカンスに行ってしまいます。「今日は記事を書くんだ!」という強い強い強い超強い気持ちが記事を生み出す原動力になるのです

② ネタを決めよう
 「今日は記事を書くんだ!」と高いモチベーションを作り上げた次にすべきことは何か。そう、「何を記事にするのか」というネタの決定です。実はこの段階が非常に大変なのです。
 記事を書くというモチベーションだけでは記事は生まれません。「うおおお!」という勢いだけでは何も成功しません。「何を記事にするのか」という方向性がキチンと定まって無ければ、単なる文章の集まりになってしまいます。
 そのせいでここ2週間は何を書き始めても途中で頓挫しては全てをデリートすることが続きました。「うおおお!」と勢いよく書き進めたほとんどがお蔵入り。パンパンに膨らんだお蔵は今にもはちきれんばかりで、私はそれを目にするたびにモチベーションを失います。これがいわゆるスランプ状態であり、全ブロガーの天敵なのです(そうなの?)

③ とりあえず書き切ろう
 高いモチベーションを保ちつつ、何を書くのかの方向性を定めたら、今度はそれについてとりあえず最後まで書き切ります。結論に急ぎたい気持ちを抑えながらとにかく書き切ります。「続きは明日かな~」はご法度です。私の経験上、その「明日」は永遠に訪れませんでした(翌朝読み返しては何故か消してしまうのです。そしてお蔵入りに)
 こうした努力のおかげで記事の原文は出来上がります。内容や構成、誤字脱字は置いといて、一旦原文を書き切ったという満足感に包まれ、わずかな安心感と悦に入ることが出来ます。

④ 投稿しよう
 少し話が逸れますが、みなさんは学校の授業などで教科書やノートに落書きしたことはありませんか?私は恥ずかしながら今でもたまにしてしまいます。そんな適当に描いた落書きであっても、稀に自信作と言えるようなモノが生まれることがあります(よね?)
 やはり上手く描けた落書きは誰かに見せたいものです。しかしどうせ見せるならばよりより落書きを見せたいのが創作する側に立つ者の性なのです(なのです)
 それはブログとて同じことであり、この段階では原文をもう1度頭から読み直して推敲を加えます。言葉遣いや言い回しなどを変えたり、軽くしたりくどくしたりと直感に頼って手を加えていきます。この段階をこだわれるかどうかに各々の「文章力・構成力」が問われるような気がします。自分のイロを出しつつも読者が読みやすいように配慮する。この段階のこだわりが記事をより魅力的なものに仕上げるのです。
 そうして出来た記事は圧倒的な自信のもとで世の中へと送り出されます。投稿ボタンをクリックするその姿はサマーウォーズの「よろしくお願いしまぁぁぁぁすっ‼」のシーンに近い勢いがあります(しかし真顔)

⑤ 忘れた頃に読んでみよう
 ①~④の各段階を踏むことを意識して(1年前も同じ意識でやっていたかどうかは不明ですが)仕上げた記事を投稿後にある程度の時間を空けてから読み直してみましょう
 すると見えてくるのは誤字脱字、理解し難い表現、何故選ばれたのか分からない写真たち。思わず恥ずかしくなり、もう1度書き直したくなります。 しかしそれらがある意味ではそのブログの魅力であり、そのブログの個性でもあるのです。自信を持ちましょう。
 それらを愛し受け入れ、またそれらになりうるものを書き続けることが出来ればあなたも立派なブロガーです。と、まるで私が既に立派なブロガーであるかのように語ります

⑥ 最後に
 忘れてはいけないのがブログを書くことは単なる趣味の延長であって、やらなければならない仕事ではないし、他のやるべきことを差し置いてまですべきことではありません。しかし思うままに記事を書くことですっきりするだけでなく、それを読み返すことで当時の自分自身を振り返ることが出来るという不思議なブログ独特の魅力はぜひ感じて貰えたらと思います。
 「大学生ワーホリのリアルな情報を発信したい」、それが私にとってこのブログを始めて続けてきた原動力でした。今ではその原動力はどこかに雲隠れし、ただただ私が少し丁寧に描いた教科書の落書きを世の中に公表することが、現在私がブログを続けている原動力なのです。
 アイブロウを濃くして、赤ペンで口紅を演出、オレンジペンをチーク代わりにして、教科書の芥川龍之介をオネエにする。私はそんなものをこれからも生み出し続けていきます(芥川龍之介は尊敬しています)

それでは!