豪州帰りの「えりー」日記

メルボルンでの学生ワーホリ経験をシニカルに慎ましくご紹介。その経験を映像業界で活かしたり殺したりな趣味ブログ。

お盆休みは手足口病と共に的な②

2019-08-26 00:00:00 | 日記
あるアプリを使っている時とある広告が目に入りました。

20XX年度就職率 97.7% 〇〇大学

就職率の高さを盛大に謳うことで入学希望者を募る目論見があるのでしょう。その広告を見て私は「就職するために大学に行くのか?」と疑問を抱きました。また「就職するならウチに来い」とアピールする大学側の態度にも疑問を抱きました。冗長になるのでこれ以上言及しませんが、そんな大学には行かないことをオススメします。

日本の教育事情にちょいと詳しい「えりー」です。今回は前回の続きになりますので、前回を見てから読んで頂けると幸いです。
(前回:お盆休みは手足口病と共に的な①

④ 4日目(木)

朝目が覚めて少しぼんやりしていると両手のひら、両足の裏が何だかムズ痒く、口腔内も舌の先がザラザラしていて、反対に舌の根元には違和感がありました。そうです、手足口病が本格的に猛威を振るってきたのです。赤い斑点たちは確かな痒みと、じんわりとした痛みを伴って私の体を苦しめます。「ツラい」どころではありません。これはもう「とてもツラい」でした(もしくは「ベリーツラい」)

明日は内定者懇親会があるので1日ベッドの上で臥せれば少しは快方に向かうはずだ、いや向かわないと困る、なんて考えながらとにかく寝てしまおうとしたのですが、

「「「「「 カ ユ イ 」」」」」

どうにもこうにも痒みが邪魔をします。ただただ安静にしているだけなのに「とてもツラい」状態です。おまけに喉の不快感もあります。そこで何をしても「カユイ」ので手をグーパ、足をグーパーして痒みを紛らわしてみたりするのですが、

「「「「「 イ タ イ 」」」」」

今度は赤い斑点たちが縮められたり伸ばされたりで痛むのです。これもこれで「とてもとてもツラい」のです。おまけに喉の不快感もあります。赤い斑点たちがモノに触れると「イタイ」。これぞ物理的生き地獄。

私は思いました。私が何をしたと言うのか、と。赤信号は95%守ります。タバコは吸いません。ギャンブルしません。電車は…割と座りたいかな。ビニール袋は極力貰いません。自炊を基本として、賞味期限切れても食べます。優先座席は…空いてたら座るかな。こんなにも清く正しく(自称)暮らしているのにこの仕打ちは何だ、と。

そうすると次第にイライラしてきました。そもそも私の唯一無二のお盆休みを手足口病とかいうくだらない名前の病気に潰されてたまるか。私は徹底抗戦の意思を固めます。そして予定通りサッカーのスパイクを買いに出かけます。道中はひたすらに「カユイ」と「イタイ」を我慢しました。こんなことで負けてたまるか、手足口病さんよお、人間なめんじゃねえぞお!確固たる意地で結果スパイク(アディダス)を買いました(オレの勝ち!)

夜は喉の違和感を考慮してうどんを食べましたが正直言って味が分かりませんでした。口内炎ってスゴイですね。人間の生きる楽しみの1つである食の楽しみを奪うのですから。ただお味噌汁はいつも通りの味で優しく私を包み込んでくれました。お味噌汁はオススメです。〇〇大学の何倍も何倍もオススメです。

そして明日はいよいよ待ちに待った内定者懇親会。私の第一志望の会社開催の内定者懇親会。私とよろしくやっていくことになる他の学生と顔合わせする初めての機会。寝ようとすればするほど明日のことで期待がいっぱいで興奮してきます。しかしその興奮と同じくらい「カユイ」が体を蝕みます。おまけに喉の不快感もあります。

余りにも眠れないので少しずつ「欠席」という2文字が頭の中で存在感を増してきました。その2文字は「何もしなくても痒いんだろう?」「歩いたら痛いんだろう?」「明日もゆっくり休めばいいだろう?」「どうせ内定式には会うんだから焦らなくてもいいじゃあないか」と私に語り掛けてきます。悪魔の言葉に耳を傾けながら私は眠れないという不快感とストレスでどんどん弱気になります。

休んだ方がいいのかもしれない。いや、無理をしてでも顔を出すべきだ。限界になって迷惑をかけたらどうするんだ。強い強い超強い意志があれば乗り越えられるはずだ。独り禅問答を繰り返しながら私は気絶するように眠りに就くのでした。

え、続くの?
それでは!

お盆休みは手足口病と共に的な①

2019-08-19 00:00:00 | 日記
皆さまお久しぶりです「えりー」です。最近は冷房の設定温度を26度にしないと部屋でまともに活動できない体になってしまいました。そのくせ炎天下の中で部活をしては成人男子が1日に摂取しなければならない水分量の2~3倍程度の汗を流しています。高野豆腐顔負けの放出量です。何でこんな極端な日々を送っているのか誰か私に教えてください。

今回は私の大学生活(おそらく)最後のお盆休みを手足口病と共に過ごした不運激痛無茶苦茶な1週間をお送りします。

① 1日目(月)

直前の土日を両日練習試合というこれまた大変な日程をこなして迎えたお盆休み1日目は昼前の気持ちの良い起床と共に始まります。この時の私は全快で、午前中は買い物に出かけて2~3日分の食糧やらを買いました(@業務スーパー&スーパー玉出)そして夕方からはアルバイトに出かけました。私のよくある月曜日で特筆すべきことはありません。激安スーパーが身近にあるのは本当に心強いです。

② 2日目(火)

何がいけなかったのかを考えるとやはりこの火曜日の過ごし方に問題がありました。お盆休みと言ってもそれが明ければ部活が始まるので、私は出来る限り暑さに慣れておくのと体力を維持しようと午前中にロードバイクで街中を90分程度走り、帰宅後自重の筋力トレーニングに行い、また2~3倍程度の汗をかきました。

そして人間湯たんぽ状態の私は温水シャワーを浴びる気にならず、何故か冷水を浴びに浴びます。そして頭と身体を冷やしに冷やしてしまいます。空腹だったこともあり体の免疫力は一気に低下して、浴びた後には風邪の前兆でもある軽度の寒気を感じていました。

そこで休めばいいものの無理をしてアルバイトに出かけ、2時間経たずに体調不良で帰宅(ご迷惑をおかけしました)ずっしりとした倦怠感に包まれながら完全栄養剤レッドブルを飲んでから眠りにつきます。私の経験上風邪はしっかりと寝て、たくさん汗をかけば治る。室温は外と同じくらいで出来る限り汗をかけるようにしたらいい。そうすれば風邪なんかすぐに治ってくれる。

と思っていた時期がありました。

眠ってから数時間後、ふと目が覚めます。そして全身が熱に包まれていること、鈍い頭痛がすること、そんなに汗をかいていないことに気付きます。これはいつもの風邪ではない。直感的にそう感じました(特に股間が燃えるように熱かった)(変な意味ではない)

とにかく冷房の温度を下げて、痛む頭を押さえながらアクエリアスを少しずつ沢山飲んで、安静にします。しかし鈍い頭痛は確かに目の奥の方をぐわんぐわんと揺らし、全身は壊れた機械のように熱を発し続け(股間は燃えて)、安静どころではなく、ひたすらに苦しみ続けていました。「何なんだこれは?」と脳内で疑問を繰り返しながら何とか2日目を終えます。

③ 3日目(水)

朝目覚めると昨晩から襲ってきた頭痛は消え去り、熱の方も収まって体調はすっかり良くなりました。久しぶりに風邪を引いたストレスで口内炎が出来たのを感じ、ものを食べるのに少し苦労した以外には元気で、やはり風邪は寝れば治ると確信しました。

昼過ぎ辺りに手足に赤い斑点が少しばかり出来て、それが少し痒みを伴ってることに気付きます。蕁麻疹は今までにあまり経験してこなかったので「これは何だろう」と思い、検索をかけるとどうやら手足口病の疑いが。高温の発熱、口内炎、痒みのある手足の赤い斑点。これはもう病院に行かずとも直感でわかります。私はお盆休み3日目にして手足口病に罹りました。何たる不運。それでも軽度だと勝手に判断したのでその日もアルバイトに出かけました。まさにアルバイターの鏡。まあ気にならない程度の痒みだったので業務には支障ありませんでした。

話は少し巻き戻り、自分が手足口病に罹ったとわかってから心配したのは今夏1大イベントである内々定者懇親会です。こんな状態で東京に行けるのか。そもそも行っていいのか。あれほど楽しみにしていたのに欠席するのか。私のかけがえのないお盆休みに暗雲が急に立ち込めました。でも症状は軽度、きっと大丈夫。何度も自分に言い聞かせた3日目でした。

果たして心待ちにしていた内々定者懇親会に行ったのか次回ご期待!
それでは!