もうすぐ3月になりますね。私にとっては就職活動が本格化する季節であり、現在楽しみと憂いで半々といった様相です。早く社会で活躍したいと大学生らしからぬ思想を持つ私がどこまでやっていけるのか。どこかで海外逃亡するのではないか。その資金はどこから出てくるのか。妄想が止まりません、脱モラトリアムへ、「えりー」です。
今回は3日目4日目5日目(帰国)全てまとめてお送りしますので前回よりまた少し長めになります。ぜひ興味があれば以下も合わせてご覧ください。
初日 :「マニラ旅行を振り返る的な①」
2日目:「マニラ旅行を振り返る的な②」
⑦ マニラ動物園のようなもの
3日目は朝から「マニラ動物園」へと向かいました。強い陽が照り付ける亜熱帯特有の蒸し暑さの中、スクショした地図を頼りにとぼとぼ歩いていきます。道中から突然人だかりに遭遇します。何か路上の市場かと思いきや、スラムに近い環境がそこにはありました。2日目フィリピン、発展途上国のリアルを見せつけられた翌日にまたリアルを見せつけられていきます。全裸の子供が路上を駆け回る姿を生で見た衝撃はこれを書いている今でも覚えています。引き返そうかと悩みましたが、変に動いてしまうと道に迷い、繋がらないスマホ片手に途方に暮れるのは嫌だったので通り抜けることにしました。
体力と気力を使ってやっと到着しました「マニラ動物園」。驚いたことに運営されているのかどうか疑いたくなるほど閑散としており、あの商魂凄まじい水族館(2日目参照)と真逆のやる気のないテーマパークを見せつけてくれます。日本でも見たことありそうでなさそうな動物が沢山いました。何より1番よく分からなかったのが「Mr. & Ms. MANILA ZOO」という飼育員紹介?の掲示で日本でいうサルやペンギンの人気ランキングみたいなものがあったことですね。彼らが飼育されている檻があるんでしょうかね?(冗談です)
ほんとうにどうでもいい。
⑧ 暇つぶしの味方
午後は美術館へ行きました。訪れる場所に困った時の味方と言えば、やはり、美術館ですよね。常設展は程よい人の少なさ、丁度いい空調、落ち着いた雰囲気、何より無料なのがスバらしい。シドニーやブリスベンに訪れた際もお世話になりました。とにかく入り口の分かりにくい美術家に入り、気の向くままにぶらぶらしました。キリスト教国家ということもあり宗教画と戦争をテーマにした作品が多かったです。こういう絵画はその国の文化や歴史を見せてくれるので面白いですよね。
曇り模様のおかげで雰囲気が出ている(ただし入口がわかりにくい)
⑨ アジアモール
4日目の朝はトラブルから始まります。何とゲストハウスのWifiが繋がらなくなったのです。ルーターに何か異常があるのかと配線を触ろうとするとバカンス中の白人に「触るな!」と怒られました(怖かった)フリーWifiを探して市内に出てみるも見つからず、飛んでいてもパスワードが分からず。空港までUberを配車する気満々だった私のメンタルを見事に打ち砕いてくれました。なぜWifiをケチったのか…。しかしながらこの時何故か私はワクワクしていたそうです(日記参照)
どうせ帰国出来るという謎の自身に満ち溢れていたらしい私はゲストハウスを後にし、アジアモールへ向かいます。マニラ最大のショッピングセンター。ロビンソンモール前で見つけたGrabタクシーで適正料金で(重要)向かいます。アジアモールは本当に大きく、裏側にちょっとした遊園地があるほどです。最後の食事はフィリピン料理の「カレカレ」。ここにきてやっと観光客感を出していきます。ビーフシチューのようなものが運ばれ、その見た目からカレーのようなものを期待したのですが、口に運ぶとすぐに広がるコクのある旨味がピーナッツバターのまったりとした舌触りとマッチして全く新しいシチューを感じました。異国のこういう伝統料理は素晴らしいですよね。台湾も良かったです。ただしオーストラリア、テメーはダメだ。
これが「カレカレ」だっ!!
ゲロ甘いティーと共に頂いたぞ!!
⑩ そして日の昇る国へ
そして空港へ向かいます。空港行きのバスが何かと割高(300ペソ)だったので、タクシーを利用することにしました。荷物の保管所からバックパックを受け取るとすぐ野良タクシーが声をかけてきます。相場が200ペソ以下だと事前に調べて見つけたのでそれで乗せてもらえるか交渉します。
250ペソ要求してきました。
さすが野良タクシー。見事に吹っ掛けてきます。しかしこの3日間で社会を知り、交渉術を学んだ無敵の私は折れずに200ペソで交渉し続けます。その甲斐あって200ペソで乗せてもらえることが出来ました(だったら最初から200ペソで乗せろや)まあ彼らも生活が懸かっているので少しぐらい旅行客から多めに貰う権利があってもいいじゃないか。あれ、この景色行きと違うような…。もうすぐ帰国かあ、いろいろあったな。何か高速道路乗り出したぞこのタクシー。帰国したらすぐに温かいシャワーが浴びてえ。ん、あれは料金所?え、まさか?
まさかの高速道路代35ペソ要求されました。
乗客の了承も得ずに勝手に乗った高速道路の料金を乗客に要求するのがフィリピンの野良タクシーです。怒りを越えて呆れました。というよりたかが35ペソ(70円程度)で文句を言うのもバカバカしいので払いました。野良タクシーとチャリタクシーは2度と利用しません。タクシーから降りる時、人生で一番心のこもってない「Thank you」を言ったのは言うまでもありません。
空港は何もありませんでした。そもそも入国時に気付くべきでした。何か売店ぐらいあるのではと期待していたのですが、あるのはジョリビーだけです。離陸まで12時間ある私はここにきて最後の絶望です。何となく買っていた雑誌を読み、何となく買っていたグミをゆっくりと噛み、行きかう人々を観察しては時間を潰します。地獄の12時間を過ごした後に飲んだスタバのラテは極上の逸品でした。体に温かいものがじわりと染み渡り体が少しずつ覚醒していくのを感じます。
そして帰国。初めての東南アジア。初めての独り旅。大冒険だったのは言うまでもありません。この経験からオーストラリアでのワーキングホリデーの成功を確信しました。しかし、この経験のおかげでメルボルンに「着いてから」部屋や仕事を探すといった無茶をしてしまうことになりました。事前にある程度決めておくのが普通みたいです。しかし、英語で交渉する術を学べたことや貧困というリアルを知れたことは良かったと思います。青年よ、異国へ旅をせよ!学べるものは沢山あります。変な自信が付きます。少しだけ大らかになります。そして日本がもっともっと好きになります(最重要)
誰にも語ることの無かったこの「えりーの独りマニラ滞在記」、ひっそりとここに残しておきます。
それでは!
今回は3日目4日目5日目(帰国)全てまとめてお送りしますので前回よりまた少し長めになります。ぜひ興味があれば以下も合わせてご覧ください。
初日 :「マニラ旅行を振り返る的な①」
2日目:「マニラ旅行を振り返る的な②」
⑦ マニラ動物園のようなもの
3日目は朝から「マニラ動物園」へと向かいました。強い陽が照り付ける亜熱帯特有の蒸し暑さの中、スクショした地図を頼りにとぼとぼ歩いていきます。道中から突然人だかりに遭遇します。何か路上の市場かと思いきや、スラムに近い環境がそこにはありました。2日目フィリピン、発展途上国のリアルを見せつけられた翌日にまたリアルを見せつけられていきます。全裸の子供が路上を駆け回る姿を生で見た衝撃はこれを書いている今でも覚えています。引き返そうかと悩みましたが、変に動いてしまうと道に迷い、繋がらないスマホ片手に途方に暮れるのは嫌だったので通り抜けることにしました。
体力と気力を使ってやっと到着しました「マニラ動物園」。驚いたことに運営されているのかどうか疑いたくなるほど閑散としており、あの商魂凄まじい水族館(2日目参照)と真逆のやる気のないテーマパークを見せつけてくれます。日本でも見たことありそうでなさそうな動物が沢山いました。何より1番よく分からなかったのが「Mr. & Ms. MANILA ZOO」という飼育員紹介?の掲示で日本でいうサルやペンギンの人気ランキングみたいなものがあったことですね。彼らが飼育されている檻があるんでしょうかね?(冗談です)
ほんとうにどうでもいい。
⑧ 暇つぶしの味方
午後は美術館へ行きました。訪れる場所に困った時の味方と言えば、やはり、美術館ですよね。常設展は程よい人の少なさ、丁度いい空調、落ち着いた雰囲気、何より無料なのがスバらしい。シドニーやブリスベンに訪れた際もお世話になりました。とにかく入り口の分かりにくい美術家に入り、気の向くままにぶらぶらしました。キリスト教国家ということもあり宗教画と戦争をテーマにした作品が多かったです。こういう絵画はその国の文化や歴史を見せてくれるので面白いですよね。
曇り模様のおかげで雰囲気が出ている(ただし入口がわかりにくい)
⑨ アジアモール
4日目の朝はトラブルから始まります。何とゲストハウスのWifiが繋がらなくなったのです。ルーターに何か異常があるのかと配線を触ろうとするとバカンス中の白人に「触るな!」と怒られました(怖かった)フリーWifiを探して市内に出てみるも見つからず、飛んでいてもパスワードが分からず。空港までUberを配車する気満々だった私のメンタルを見事に打ち砕いてくれました。なぜWifiをケチったのか…。しかしながらこの時何故か私はワクワクしていたそうです(日記参照)
どうせ帰国出来るという謎の自身に満ち溢れていたらしい私はゲストハウスを後にし、アジアモールへ向かいます。マニラ最大のショッピングセンター。ロビンソンモール前で見つけたGrabタクシーで適正料金で(重要)向かいます。アジアモールは本当に大きく、裏側にちょっとした遊園地があるほどです。最後の食事はフィリピン料理の「カレカレ」。ここにきてやっと観光客感を出していきます。ビーフシチューのようなものが運ばれ、その見た目からカレーのようなものを期待したのですが、口に運ぶとすぐに広がるコクのある旨味がピーナッツバターのまったりとした舌触りとマッチして全く新しいシチューを感じました。異国のこういう伝統料理は素晴らしいですよね。台湾も良かったです。ただしオーストラリア、テメーはダメだ。
これが「カレカレ」だっ!!
ゲロ甘いティーと共に頂いたぞ!!
⑩ そして日の昇る国へ
そして空港へ向かいます。空港行きのバスが何かと割高(300ペソ)だったので、タクシーを利用することにしました。荷物の保管所からバックパックを受け取るとすぐ野良タクシーが声をかけてきます。相場が200ペソ以下だと事前に調べて見つけたのでそれで乗せてもらえるか交渉します。
250ペソ要求してきました。
さすが野良タクシー。見事に吹っ掛けてきます。しかしこの3日間で社会を知り、交渉術を学んだ無敵の私は折れずに200ペソで交渉し続けます。その甲斐あって200ペソで乗せてもらえることが出来ました(
まさかの高速道路代35ペソ要求されました。
乗客の了承も得ずに勝手に乗った高速道路の料金を乗客に要求するのがフィリピンの野良タクシーです。怒りを越えて呆れました。というよりたかが35ペソ(70円程度)で文句を言うのもバカバカしいので払いました。野良タクシーとチャリタクシーは2度と利用しません。タクシーから降りる時、人生で一番心のこもってない「Thank you」を言ったのは言うまでもありません。
空港は何もありませんでした。そもそも入国時に気付くべきでした。何か売店ぐらいあるのではと期待していたのですが、あるのはジョリビーだけです。離陸まで12時間ある私はここにきて最後の絶望です。何となく買っていた雑誌を読み、何となく買っていたグミをゆっくりと噛み、行きかう人々を観察しては時間を潰します。地獄の12時間を過ごした後に飲んだスタバのラテは極上の逸品でした。体に温かいものがじわりと染み渡り体が少しずつ覚醒していくのを感じます。
そして帰国。初めての東南アジア。初めての独り旅。大冒険だったのは言うまでもありません。この経験からオーストラリアでのワーキングホリデーの成功を確信しました。しかし、この経験のおかげでメルボルンに「着いてから」部屋や仕事を探すといった無茶をしてしまうことになりました。事前にある程度決めておくのが普通みたいです。しかし、英語で交渉する術を学べたことや貧困というリアルを知れたことは良かったと思います。青年よ、異国へ旅をせよ!学べるものは沢山あります。変な自信が付きます。少しだけ大らかになります。そして日本がもっともっと好きになります(最重要)
誰にも語ることの無かったこの「えりーの独りマニラ滞在記」、ひっそりとここに残しておきます。
それでは!