どうも「えりー」です!遂に究極的自己満足企画「小説れびゅー的な」を始めることにしちゃいました!在宅することが多いこの状況だからこそ、在宅で出来る娯楽の1つである読書の良さを届ければと思います!
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今回は東野圭吾の『パラレルワールド・ラブストーリー』についてのレビューになります。第1回に何故この作品を選んだのかと言いますとこの作品が積読本(読まないまま放置されていた本)だったからです。ネタバレや考察などは極力しないレビューになりますので気軽にご覧下さい!
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さて今回読んだ『パラレルワールド・ラブストリー』ですが、この小説は皆さんの思うラブストリーではありません(いきなり何と!)そもそも東野圭吾の小説ですから純粋なラブストリーになるはずがありませんよね(これは失礼)では内容について解説します!
・「あっちはこっちのパラレルワールドなのかもしれないなーー。(p.12)」
主人公の敦賀崇史は同方向に並列して進む2本の電車の片方からもう片方の車内を見つめてそう思います。その意味深な言葉通りにストーリーは2人の崇史を中心に進んでいきます。1人は親友とその親友の彼女と3人で過ごす崇史、もう1人はその親友の彼女が自分の彼女になっている崇史。その相反するような世界で崇史は矛盾点を見つけ、そこから自分の身に何が起きたのかを解明するというストーリーです。
・おススメポイント①
「どちらが現実なのか?」
崇史が混乱していたように、私も読んでいて混乱しました。果たしてどちらの世界が現実なのか…。その不気味で不安を掻き立てる展開がとても面白いです。
・おススメポイント②
「友情と恋に翻弄される」
皆さんの思うラブストーリーでありませんとややこしいことを言いましたが、恋愛が主題になっていることは確かです。しかし純愛と言うよりは友情が絡むドロっとしたものを想像しておいた方がいいかもしれません。人間の本質を鋭く描写する東野圭吾だからこそ書けるラブストーリーです。
以上がレビューになります。興味があればぜひ読んでみて下さい!次回からは好きな小説を読み直してレビューしようと思います!
それでは!
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