サックスと美味しいものとネコと

Saxophoniste 大川平のり子の日記。

1月20日 サロンコンサート

2007年01月21日 | 音楽
昨日、アド楽器でのサロンコンサートを終えました。

最終的なプログラムは

・組曲形式による性格的小品  デュボワ
・愛の挨拶          エルガー 
・サクソフォン ソナタ    デニゾフ
・カルメン ファンタジー   サラサーテ
・ヴァイオリン ソナタより1,4
                フォーレ

と言うものでした。


演奏後に頂いた、一番嬉しかったコメント。
留学中、日本人で唯一1年間同門だった友達(後輩)に、
「演奏が凄く自由になりましたね。」・・・。


去年11月にベルギーでのサックスの国際コンクールに参加し、
まぁ私はダメだったんですが、
世界中の国のプレイヤーの演奏を聴き比べできたんですね。

そこで、一番疑問に思った事。
日本人の演奏とヨーロッパ人の演奏って全然違うんです。

もちろん私個人の意見ですが、
例えば、日本人の演奏が、
水門を開けて水位をいちいち上げて船を進める運河だとしたら、
ヨーロッパ人の演奏は悠々と流れる河。
平面的であるのに対して立体的。
フレーズが小さいのに対して長くて大きい。
小奇麗で無味無臭なのに対して其々の民族色が濃い。

まぁ、小奇麗にまとまっていてそつないって事が
日本の民族色だと言えるとは思いますが・・・。

でもフランスに留学してすっかりカブレてしまった私としては、
もっと大きく、情熱的に、ダイナミックに・・・!
と求めてしまうんですね。

ある意味オリジナリティーが無いと感じる、
何でだろう・・・とずっと考えてました。
ある人は、
「日本人はどこまで行っても西洋音楽のイミテーションだからね」
とおっしゃっていました。

じゃあ日本人の作品をたくさんやって、
そこから日本人としてのオリジナリティーを作ればいいのか?
と思いましたが、
それも何か違う・・・。
自分がやりたい事じゃない。

また、
「ヨーロッパ人達は、彼らの存在理由のために楽器を吹いてるからだよ」
ともおっしゃってました。

じゃあ私は、日本人はそうじゃないのか?


めちゃめちゃ考えました。



・・・全然分かりません。



ただ、
もうぐちゃぐちゃ考えずに、
自分の好きな演奏スタイル、好きな音楽、
自分の信じるものを貫こうと。
そして日本人だからどうのとか、そんな事じゃなく、
「自分」と言うオリジナリティーを追求しようと、
そこに行き着きました。


そして昨日。

本番前日まで上手く精神的にも曲の仕上がりも
調整できずにいたのですが、
コメントで励まして頂いて、

そうだ、
まず私が楽しまないとお客さんに楽しんで貰える訳が無い、

と当たり前の事ですが、
気持ちを持ち直すことができました。


・・・本番、楽しかったです。笑


テクニック面では大反省ですが(汗)、
凄く気持ち良く吹けました。

MCでもいつもよりお客さんに馴れ馴れしく(?)、
曲目もリクエストして頂いたものや、
聞いて楽しんで頂けるものをと選んでみて、
まぁ、、楽しかったと言って頂けました(!!)。


そんな全部を見て、聞いて、
その友達から「自由になった」と言ってもらえた、
素直に嬉しかったです。



実際もの凄くきつかったですが・・・汗
とにかくソプラノのフラジオ(高音)がきつすぎて、
(口だけじゃなく喉のコントロールも必要なので)
今日は喉が腫れて、唾を飲むのも痛いです・・・涙。
こんな事初めてです・・・
明日も仕事なのに、今日練習にならなかったし。
ほんとにやばい・・・・・。
頑張ろー。