God bless the USA!

沖縄での最高の5年間を終え、ニューヨークへ戻り、今度はシアトルへ。アメリカの良さをうんと語っていきたい。

it's a decision

2024-02-28 | Q and A
Q もう本当に 何十年と我慢してきました。けれども夫の 生活は 悪くなるばかりです。アルコールに 飲まれる人生、仕事でも失敗続き、周りの人には いいところばかりみせて 騙される、 借金を抱えている、 クレジットカードも期日まで払えてない状態。それでもなんとか 生活は最低限できています。 車もあります。3LDKのすてきなマンションにも住めています。彼は 自分のだらしない態度や 行動においては なんとかするとか 私にあやまったり そういうことを繰り返しています。 けれども 具体的に じゃ、その努力の結果は?となると 状況は ひどくなっているばかりで この先 彼はどんどん 年をとっていきますし、 いい方向へ 向かうようには 思えません。とにかくこの10年間 私は頑張ってきたんです。けれども もう いいかな?と思えるようになってきました。しかし、この10年で 私はなにをしてきたのでしょう? 専業主婦として 子ども3人を 育ててきただけです。 仕事をしてきたわけでもないし、学歴もありません。 こんな 私が 離婚したところで 食べていける自信がまったくありません。

A このような 訴えは よく 聞きます。自分は 専業主婦として 子育てだけに 専念してきて なにもない。 離婚してもどうやって 食べていけるのだろうか? 子どもがいたら 保育園に 預けなくてはならない。 自分には 夢があった、その夢も希望も 期待も 全部そっちのけで 貧乏生活に入ることができるだろうか? というようにです。

私は 皆さんに どうしろとか こうしろとは 言いません。それは 皆さん自身の 人生だからです。 みなさんが どうしたいのか それを 決めるのは 皆さん 自身です。 しかし、私が伝えられることは 離婚しても 今の 結婚をつづけても 苦労は 同じかもしれないということです。 離婚したらそれで 苦悩から開放されるという保証はありません。 離婚が答えとは 限りません。しかし、それでも 同じ苦労でも どちらの苦労を 取りたいか、どちらの苦労なら 耐えられるか、がんばれるか ということではないでしょうか?

同じ苦労とは 高級マンションの 優雅な暮らしとは うって変わっての 六畳 ひとまの 生活かもしれません。それでも 希望があり、自分の人生設計が立っているのなら どんなに 貧しい暮らしでも その希望を 胸に がんばりがきくでしょう。
もし 結婚を続けるとしたら 引き続き 表向きは すてきな リッチな 生活はつづけられるでしょう。しかし、結婚をつづけたがゆえについてくる苦労とは 日々の 彼からの 罵声や ののしり、見下される状況。 そこに我慢を 積み重ね、毎日 不満を持ち、精神的に不安定な状態が悪化し、 やがて からだも むしばまわれる。 その可能性は 考えられます。

つまり どちらを 選んでも 姿勢次第ではないでしょうか?

たとえば 結婚を続けるにしても 期間限定と考えるかもしれません。つまり 自分が 自立できるまでは なにがなんでも我慢すると 決めたら 罵声も 自分を 下に 見られていた 夫の 態度においても 周りのサポートを得ながら、耐えられるかもしれません。

大切なことは 自分の人生 どうしたいかです。 一度しかない その人生 どのように 生きたいかです。

たしかに 自分の生活水準を 落とすことは 決して楽ではありません。 屈辱とも考えるでしょう。パートでの仕事を始める、学校に戻る、資格を得るための勉強など、なんで 私だけが こんな苦労をしなくちゃいけないの? なんで 彼は また 再婚して 幸せを得て、私は 子ども3人かかえて こんな苦労の 連続を 経験しなくてはいけないの? ぜんぜん フェアじゃない。 というように 離婚したものの 生計を一人で 立てられるまでの道は 長く、とにかく つらいでしょう。

だから 多くの人が 我慢することを 選ぶのではないでしょうか? つまり いま いるその comfort zone を抜け出したくないのです。その comfort zone を抜けた 先に待ち受けているものが 怖くて たまらないのです。 つまり もし その貧困状態が続いたら? 私が病気になったら ホームレスになるかもしれない。 本当に what if... を考えたら こわくて 決心がつかないでしょう。それは よくわかります。 そして 結婚に とどまることを決めたら それも それもその人の決心です。 自分で決めたことです。自分には そこまで 貧困に立ち向かうだけの 勇気がなかったというように。 しかし、その結婚にとどまる決心をしたら、 その決心に対して 責任を取ることです。そして パートナーを 責めないことです。 自分の中で なぜ ここにとどまる決心をしたのか? そして とどまることを決めたときに この先 自分は どのような 姿勢で これからも 彼の 虐待に 耐えていくか、彼の度重なる失敗をカバーしていくか、その 決心があるのか 見つめ直してほしいと思います。しょせん 結婚とは パートナーシップです。彼が犯した 失敗を 妻が なんらかの形でバックアップする必要はあるかもしれません。

選択肢はあります。 選択肢がないと 思っていたら、それは 単に 自分が 自分の中で 決めた 「選択肢はない」という チョイスです。選択肢は いくらでもあると思います。

私は marriage counseling をもう 40年ほど つづけています。本当に たくさんの couples を見てきました。 そして そのほとんどの人が 未来のないと 自分ではそう見ている 結婚に とどまっています。それは その comfort zone から どうしても 抜け出せないからです。 自分がかわいいからです。 怖いことに 直面できないからです。 勇気がないからなのです。 それでも なんとか 日々 自分に 言い聞かせて その状況に耐えています。それも 一つの 選択であり、生き方です。

しかし、5% の人は 決心をしました。 彼女なりの 生き方を 探し、結婚を破棄し、 自立に向かいました。そう、たったの数%の人です。そのような 決心をした 人たちは自分の納得する 人生を 手にしています。すべてにおいて だから 人生バラ色とは限りません。失ったものもあります。 そしてそこに至るまでの過程は決して楽なものではなかったものの、なんとか 乗り越えています。そう、男の子5人もいてです。人生なんとでもなります。大切なことは やろうという決心があるかないかです。

ですから 私は 皆さんに どうしろとは 決して言いません。皆さん それぞれに 自分の納得する生き方を 選べばよいと思うのです。しかし、たとえ そのような toxic environment あるいは toxic relationship, unhealthy relationship に 自分を とどめることを決心したとしても なぜ そのような 状況に 自分の身を置くことを決めたのか そこに 納得してほしいということです。 自分が残ると決めたのだという その決心を自分でしたということに 責任をもってほしいのです。 そして 責任を持つということは 人のせいにしないということです。 パートナーのせいで とか 不平 不満を 言わないことです。 これは 私が選んだ 生き方、 人生なのだと 堂々と たいへんな 状況に 向き合って 強く生きてほしいのです。

結婚を続けるのも 離婚をするのも どちらも 苦労がつきまといます。 大切なことは どちらにしろ 自分で決めたことだということ。そして どちらにしても 自分が納得のいく 幸せを 求めていくということです。すべて 姿勢次第です it's your attitude that counts. Good luck.
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