God bless the USA!

沖縄での最高の5年間を終え、ニューヨークへ戻り、今度はシアトルへ。アメリカの良さをうんと語っていきたい。

ARCH という低所得者層への配慮

2024-04-11 | 驚いた
アメリカという国は land of opportunities といわれるが
ああ、こういうところでも それが 実行されているのかというところを
今日は 発見した

ここ Redmond では どんどんと 軒並み連ねて 新しい賃貸マンションが 立っている
その勢いたるもの ものすごい
というのも 2025 年より ここに light rail という 電車が開通するからだ
この 電車が開通すると シアトルの down town は もちろんのこと 
飛行場まで 一直線で行けるようになる

そして Redmond という town は 新興住宅地でもあり
とにかく なんでも 新しいのだ

そのようなところに 誰も ホームレスの人や マナーを わきまえない 低所得者層や
drugs などに おかされた 人々を 住ませたくはないというのが 町人の願いである

けれども 人々は どこへ 住もうと 自由である
公の 土地に この線から 先は 立ち入り禁止というわけにはいかない
もし ホームレスの人が Redmond に 来たいというのであれば彼らは来るであろう
そして 町としては そのような ホームレスの人を rehabilitate する 役割があると いう意見もあるわけだ

ということで 生まれたのが この ARCH プログラムである

これは developer が 新しく 賃貸マンションを 建てる際に
government から いくらかの 補助を 受けられる 制度であるのだが
その 条件として 賃貸マンションの 10% は
低所得者層に 割り当てるという 条件がついているのだ
もちろん そのような プログラムに 参加しない developer もあるのだが
その incentive を利用する マンションもある

そして どのように そのような 対象者を 選びぬくのかというと
ある リミット以上の 収入がないこと という 条件があり
その リミットは 毎年変わる

そして 賃貸料は 家賃、光熱費、駐車場代が 全部 含まれた 金額とされ
キャップという 上のリミットがある
そのため、たとえば 2400ドルのところを だいたい 1800ドルくらいで 借りられるわけだ
そうなると 家賃それ自体は もっと 低いはずだ

しかし、やはり ただ ほど 高いものはないというが
まあ、決して ただではないのだが
それなりの デメリットも あるわけだ

その一つに ARCH に 当てられた ユニットは 決して 条件がよくない
たとえば 窓の向きも 目の前は 建物 であったりする
日当たりが悪いこともある
普通の 1ベッドルームの 部屋よりも 多少 小さいということもある
つまり you pay what you pay for である

そこには チョイスはない
そう、ということは チョイスがあるということは
それだけ 裕福であるという 証拠だ

この国に来て 感じることのひとつに やはり そのような opportunity があることはいいと
つくづく 思うのだが
その反面 それを 上手に利用する人もいれば その条件に 甘える人もいる
そして 甘える人は やはり そこから 抜け出すことができず
不満ばかりを 文句ばかりを 持ち上げるであろう

私が 一番感じるのは アメリカの 所得層の差別において
やはり その差別がある 意味がよくわかる
つまり 裕福な人達は それなりの ものを 求めている
だからこそ 高級住宅を選ぶのであり そこに 低所得者層の人といっしょに暮らしたくないというわけだ
治安にしても 敷地のメンテナンスにおいてもだ

このような 低所得者層と 共存する マンションで よく問題になることが
連れて来る友達や 本人が ものを 盗んだり 車上荒らしをしたり
共有敷地を 汚したり
それに対して それなりの 教育を受けてきて 高所得を得た人たちは
それなりの 公共マナーを 心得ている

共存することは 大切である
しかし、10%に 抑えているのも それなりの 理由があるわけだ

マナーといえば 廊下に つばを 吐く人がいる
そして これは 文化なのかもしれない
おそらく 彼の国ではそのような 習慣があるのだろう
しかし、ここでは やってはいけないことである
廊下は 建物内である
しかも、そのつばは 乾いて 雑菌が 空中を舞うということがある
そこまでは 考えられないのだろう
誰かが 足を踏みつければ それが家の中まで入ってくる
このようなことも 考えられないのだろう
やはり 教育なのだ

diversity は 大切である
けれども きれいごとばかりではないということだ
Asian Hate Crime がいい例である
いったいどうしたら 問題の解決は生まれるのであろうか?
共存することによって お互いが理解できるようになれば それは 理想かもしれない
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